さて、好調なスタートを切ったとされるSBS「美女の誕生」。
太った女性(ハ・ジェスク)が夫の裏切りにより全てを失い、生きるか死ぬかの思いで受けた全身整形手術によってスレンダーな美女(ハン・イェスル)に生まれ変わり、愛と成功を手にする、という話。
こういう設定というのは、整形手術を煽るおそれがあるので、ぼくはあまり好きではないのだが、ドラマチックな展開に持って行きやすいとは思う。
このハイライト映像を見ると、だいたい内容が分かります。
非常に上手に編集されていて、韓国語がまったくできない人でも、映像だけで、ほとんど分かってしまいます。
「美女の誕生」ハイライト映像
ところで、この作品の初回放送直前、10月30日にSBS本社で行われたドラマ「美女の誕生」の制作発表会のもようも、ここで見ることができます。
10月30日にSBS本社で行われたドラマ「美女の誕生」の制作発表会
記者の質問に出演俳優らが答える形式で進められるが、やはり主演女優のハン・イェスルの明るさ、奔放さが際立っている。
主演男優のチュ・サンオクが、「今年春に放送されたMBC「ずる賢いバツイチ女」(原題「앙큼한 돌싱녀」)で共演したイ・ミンジョンと、ハン・イェスルでは、どちらが優れていると思うか?」という、じつに答えにくい質問を受けた。
記者としては、今何かと話題で、国民の注目を一身に浴びていると言っていいイ・ミンジョンさんを出して、視聴者の気を引こうと思ったのだろう。
チュ・サンオクは、しばし答えに窮する。すると、ハン・イェスルが「私でしょ? 私だって言って(原文を直訳すると「言って」ではなく「言え」)とハン・イェスル本人が横からちゃちゃを入れる。
このあたりが、やはり韓国人離れ(こういう言い方があるのか知らんが)している部分なんだろうなあ。
チュ・サンオクは、居住まいを正して、こう答える。
「今、いっしょに仕事をしているので、当然、ハン・イェスルかな。実際、ハン・イェスルは3年のブランクのあと、今、命懸けで頑張っている。真剣さでは他のどの女優にも負けないと思う」
まっ、そつのない、上手な受け答えだ。
ハン・イェスルは、「3年ぶりの復帰作として、この作品を選んだ理由は?」との質問に「台本を1回読んだだけで出演を決めた。女優なら誰でもサラ役に魅力を感じると思う」と、大きな声で明るく答える。
ま、しかし、このぉ、「女優なら誰でも」と言っても、サラの全身整形前のサ・グムランを演じるのも女優なわけで、当たり前ですが…。
(名前も「サラ」はしゃれているのに対して「サ・グムラン」はどんくさい響きだ)
その役を演じるハ・ジェスク。彼女にも記者から質問があったのだが、じつに、何というか、ややショッキングなほど、単刀直入なものであった。
Q ハン・イェスルとの容姿の比較は避けられない。その点をどう思うか?
ハ・ジェスクは、こう答えた。
「私は自分なりにプライドと自信を持って演技をしている。太っているとか美しくないということだけで評価されたくない。その点は、事前に監督と十分に話し合った。監督は(きみを)笑い物にしたり、滑稽に描いたりはしないとおっしゃってくれた。そういう監督を信じて一生懸命演技に取り組んでいる」
う~む。人柄をしのばせる深い味わいのある言葉です。
ハ・ジェスクさんは、これだけをしゃべっているので、ぜひ彼女の話すシーンをご覧ください。1:12からです。
(それにしても、ハン・イェスルさんの話をしてきて、ハ・ジェスクさんで終わるとは…)
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