ネチズンに何と言われようが、今回は、広報にも全力を尽くす!
「内部者たち」の広報を目的としたイ・ビョンホンのインタビューが続く中、そういう主演俳優としての強烈な意志と責任感、執念のようなものを感じさせる記事も出てきている。この記事などは、特に読み応えがあり、ぼくなども、やはり、一流の俳優はすごいなあ、と、思わず、うなってしまった。
●朝鮮日報 2015.11.05 午前 8:40
イ・ビョンホン「俳優? 力が尽きるまでやります」
http://entertain.naver.com/read?oid=023&aid=0003079530
ーー引用始まり
「社会性の強い映画を初めてやってみました。それに方言まで…。新しいことに挑戦するなどという大それた欲からではなく、私がシナリオを選択する基準は、面白いということです。この作品もそうでした」
4日、秋の午後、ソウル昭格洞のあるカフェーで会ったイ・ビョンホン。彼は、韓国の男性たちが慕い続ける対象であり、この時代の最高の俳優だ。そんな彼が、ウェブトゥーン「内部者たち」で下半期のスクリーンに登場する。それも徹底的に壊れた、復讐心の塊となった政治ゴロ、アン・サングとして。
「初めて監督のシナリオを見た時は、アン・サングという役に魅力を感じませんでした。イ・ガンヒ(祖国日報論説主幹)の役が最もやりたかったです。(笑) しかし、その役はベク・ユンシク先輩が立派にこなしてくださいました。また、もうひとりのキャラクター、ウ・ジャンフン検事(チョ・スンウ)は私のものではないと思いました」
イ・ビョンホンにとっては、この3人のキャラクターたちが調和を成す、この作品自体が「やってみたい作品」だったようだ。
男を象徴する姿、バリッと着こなしたスーツがよく似合う、カリスマ性のある姿が映画の冒頭から観客を圧倒する。そんな彼の口から、田舎くさい全羅道訛りが出てくるのは衝撃だった。方言演技ができていないからではなく、これまで見てきた俳優、イ・ビョンホンへの先入観が一瞬に崩れた感じで、とにかく新鮮だった。
この点についてイ・ビョンホンは「(全羅道方言は)韓国の言葉だから、ハリウッドで英語で台詞を言うよりは簡単でした。全羅道光州出身のチンピラが、ソウルに出てきた長くなった、という人物設定だったので、ある程度、標準語化されてもいるやぼったい(?)方言を使いました。地方出身のスタッフの助言もこの演技に大きく役立ちました」と説明した。
イ・ビョンホンは、アジアの韓流スターとして、最近、ハリウッドのトップ俳優、エダン・ホークと共演した「荒野の七人」の撮影を無事に終え、ワールドスターへと歩み続けている。
「私もエダン・ホークと同い年です。(笑) 撮影現場ではお互いにモニタリングをしたり、リハーサルを通じて演技についての研究もたくさんしました。彼はほんとうにすばらしい魅力の持ち主です。本物の俳優です」と言ってエダン・ホークとの共演を振り返った。
イ・ビョンホンは、自分が演じたアン・サングへの愛着が強かったという。政治ゴロであり、芸能事務所の代表でもあるアン・サングは「映画マニアで、ファッションにもすごく気を使うキャラクターでした。この映画の最終完成本、つまりディレクターズ・カット版は約3時間40分でした。映画会社の関係者たちと配給会社でずいぶん悩みました。2本に分けてもいいほど、充実した作品でした。私のキャラクターにおいて監督も欲張りすぎたようです。(笑) 劇中のアン・サングは長髪を「ケープフィアー」のロバート・デ・ニーロみたいに、とても強い雰囲気を漂わせて、なびかせてくれると良いと言っていました。ハハ!」
それだけではない。復讐心が燃え上がることになる、アン・サングの右手が切られるシーンの撮影時を思い起こしたイ・ビョンホンは、「切られた手首を自分で持って行くシーンも描いてみたかったという監督の発想に、本当に鳥肌が立つほどでした。監督は『アン・サングが、なぜ最後まで復讐しようとするのか、説得力が必要だったから』と言っていたけど、結局、観客の想像力に任せることにして、そのシーンはカットされました」
この作品は、男どうしで醸し出す雰囲気が特に輝いている。イ・ビョンホンの相手は、ソウル地検の特捜部検事に扮したチョ・スンウだった。「抜群のコンビだったのかな?(笑) そういう反応に、驚きました。スンウとは、この作品で初めて出会ったのですが、私のアドリブにすべて応えてくれ、リアクションがとても優れていました。突然、「おい、ゴロツキ!」と呼ばれると、私は本当のゴロツキではないかと錯覚しました。ハハ!」
この2人の俳優のかけあいは、劇の中盤に進むと、ブラックコメディのようになって、時々、観客を笑わせる。これは、1200万以上の観客を動員した映画「光海」の愉快で溌剌としたピエロ「ハソン」(王に対する賎民の役)を想起させる、面白さと笑いを与えてくれる。
「私はこの映画の原作を読みませんでした。先入観を持つのが怖かったのです。監督も(原作を読むのを)止めました。予備知識なしに、猪突猛進する姿を大衆に見せようと…、そうして、自分でキャラクターを作りました。完全に新しいキャラクターです」
本来、俳優になるのは夢ではなかったというイ・ビョンホン。子供の頃、おじさんに連れられて映画館で初めて見た映画が「パピヨン」だった。「主人公が崖から落ちるシーンだけを何度もやってみました。あまりにもインパクトがあるシーンでした。あの当時、私は映画が好きだったのか、映画館が好きだったのか、よく分かりません。どこからか立ち上るれるスルメやピーナッツの匂い、立ち込めるタバコの煙、コンクリートの壁に付いたカビの臭いなど…。あの空間は、すばらしい遊び場だったと覚えています」
今も彼の気持ちが最も自由になるのは、家で冷たいビールを飲みながら映画を見ている時だという。
母親の友達に勧められ、入隊を前にした大学時代、タレント試験(KBS公開採用14期)を受けて合格した時も、「私の夢は俳優ではない」と繰り返し言っていたという彼は、俳優イ・ビョンホンとなり、過去24年間一緒に歩んできた、たくさんの作品群が、ただ不思議この上なく、ぎっしり並んでいると感じられる(いつしか、ベテラン俳優といえるほどの豊富な実績を積み上げたことに気づいた)と回想した。
今回の映画がヒットしたら、続編に出演する意思があるかと尋ねた。彼は「続編に出演したことはありません。何より面白くなければ私の心は動きません」と答えた。
また、最近まで騒動となっていた私生活上の問題について、「『侠女』と『ターミネーター・ジェニシス』の公開当時は、スケジュール上、とても大変な時期でした。つらいからと逃げたのではありません。イ・ビョンホンという人間も、俳優イ・ビョンホンも、責任感を持って一生懸命、生きなければならないと誓っています。今、この場でも、そう自覚しています」と、これまでの複雑な心境を打ち明けた。
最後に、「俳優は力が尽きるまでやります」と、きっぱりとした意思を示し、イ・ビョンホンは「内部者たち」に関し、「多様で優れた演技が、この1本の映画にすべて入っています。自信を持ってお勧めします(この文、直訳すると『自慢したいです』)」と言って、力を込めて広報した。
ーー引用終わり
う~む、訴えてくるよ、特に最後の2つの段落。
ビョンホンはああ見えて、言う時は言うんだな。
イ・ビョンホンのキャリアは、やっぱ、だてじゃないよね。
こういう俳優業への強い情熱と、プロとして成果を出すことや関係者との義理を守ることへの自覚と責任感、これらの要素を相当に高いレベルで備えているからこそ、国内はもとよりハリウッドでも成功することができた、そういうことがよく分かる発言内容だ。
「俳優は力が尽きるまでやります」
いいじゃないか。
ぜひ、やってほしい。力尽きるまで…。
男が生きていく、プロとして仕事をしていく、それはどういうことか、ってことを、よく分からせてくれる、し、ビョンホンはよく分かっている。
イ・ビョンテ(変態)とか、イ・サンタとか、これからも言われ続けるだろうし、パニック障害の恐怖もあるだろうけど、とにかく、楽なほうに流れず、意地でも困難に立ち向かう。
ぼくは、そんな君が好きだよ。
ぼくも人の批判ばっかしてちゃダメだよな。
ビョンホンさんを見習って、韓国語の勉強も怠らず、「ソウル人生劇場」の記事を、1本1本、しっかり書いていこう!と、あらためて誓ったところです。
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光一さま、ありがとうございます。
なんか、感動しちゃいました☆
本当に心から彼の俳優人生をずっと見ていたいと思わせてくれる唯一の俳優です。アンチの人って本当にアンチなのでしょうか?Kouichiさんがおっしゃるように生贄になっている状態のような気がする。でも逃げないなんて本当に気骨のある俳優です。何があっても応援したい。日本のファンは何があってもいつでも彼を応援してますよ。
やっぱり ビョンホンファンである事を誇れると思わせてくれる人です(^◇^)
韓国の一部の人が 意地悪なだけで 韓国にもビョンホンさんを応援してくれる人もいるし 日本にだって
その他の各国にも ファンはいるわけだから アンチなんかに 負けてたまるか~です(^^)/
何より ビョンホンさんの演技が好きだし ほんとに命つきるまで見ていたい(*^。^*)
私の方が早く つきるでしょうが…(;^ω^)
昨日は 涙が出そうでしたが こんな力強い言葉を聞いたら 俄然 力が湧いてきました。。。単純^_^;
これからも 一生懸命応援していきます(^^)/
※いつも ビョンホンさんの記事を分かりやすく翻訳して頂いて ありがとうございます