「キョロンドル(結婚ドル)」第2号の誕生に、今、韓国ではちょっとした騒ぎになっているのだが、私は、スーパージュニアのソンミンの場合、事実上、第1号とみるべきだと思う。というのは第1号とされるワンダーガールズのソンイェは女性じゃないですか。同じくアイドルの結婚といっても男女では事情がだいぶ違うし、世間やファンの受け止め方も違ってくると思うんですよ。とりわけ韓国の風土を念頭において考えてみるとね。
それで、今、この結婚に対し、韓国の国民の関心は高く、特に、お相手のミュージカル女優キム・サウンさんに視線が集中している。
いったい、どんな人なのか?
私が調べたところ、キム・サウンさんは1985年 4月 8日生まれなので、今、29歳ですね。ソンミンは1986年 1月 1日生まれなので、28歳。1つ年上となる。あ、いや、ソンミンは早生まれなので学年は同じ。だから同い年か。
同徳女子大学声楽科を卒業して、2008年にバナナガール(4代目)でデビュー。女優やタレントしても活躍してきたのだが、私が「おっ」と思ったのは、2013年5月にあのいわくつきの番組、SBSの「チャク」(パートナーという意味。韓国版テラスハウス)に出演していたこと。
ご存じの方も多いかと思うけど、この番組は、一般の成人男女が5、6人ほど出演し、約1週間一緒に過ごしながらカップルを目指す恋愛バラエティだったんだけど、スタッフが面白くするためにかなり出演者を追いこんでいたみたいで、今年3月にある女性の出演者が番組収録期間の終わりのほうで自殺するというショッキングなことがあって、突然、打ち切りになったのです。
で、この番組でサウンさんは、自分のことを「私の門限は10時半。だから、外泊なんてしたことない。そういうことは、この番組が初めて」というふうに自己紹介。そしてその清楚な感じ、生き生きとした美しさと声楽科出身らしい抜群の歌唱力であっというまに男性陣の心をとりこにしてしまった。
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が、やがて視聴者から、この人はバナナガールで歌謡界にデビューして「狂って狂って狂って」とか「キスしてよ」を歌っていたキム・サンミ(本名)じゃないか、一般人が出演しているはずの番組に、こういうプロがPRのために出てはダメじゃないか、と番組に非難の声が殺到するようになった。彼女は、ミュージカルに出演していることやCFモデルのことは話したものの、バナナガールのことは黙っていたのだった。
では、ここでまず、バナナガール時代の彼女を知るために、これを見てみてほしい。
歌のタイトルは日本語では「狂って狂って狂って」または「狂う狂う狂う」となるのであるが、韓国語の原題は「미쳐미쳐미쳐」、音をカタカナで書くと「ミチョミチョミチョ」となる。このユーチューブの動画でも、このフレーズが何回も出てくる。では、どうぞ。