ドラマというのは、よく時代を反映している。
最近のものから一例を挙げると、直接対決となったMBC「キルミー、ヒールミー」とSBS「ハイド・ジキル、私」はともに多重人格という病理をモチーフとしていた。
これはおそらく、ひとつの自我を安定的に保持することが難しくなりつつある状況とか、なんらかの韓国の大衆心理に関連しているのだと思う。
今夜からスタートするMBCの水木ドラマ「アングリー・ママ」(キム・ヒソン主演)も、時代をよく表したものだ。
●マイデイリー 2015.03.17午後2:44
アングリー・ママ、7歳の娘を持つキム・ヒソン「幼稚園でも『いじめ』みたいなものがある」
http://entertain.naver.com/ranking/read?oid=117&aid=0002581287
ーー引用始まり
女優キム・ヒソン(金喜善 1977年6月11日生まれ、37歳 168cm45kg ソウル市出身)が学校暴力に苦しむ娘を持つ母親を演じることになり、「他人事ではない」と話した。
17日午後、ソウル麻浦区上岩洞MBC新社屋でMBCの新しい水木ドラマ「アングリー・ママ」製作発表会が行われた。 チェ・ビョンギルPDと、女優のキム・ヒソン、チ・ヒョンウ、キム・ユジョン(名前一部略)らの出演者が出席した。
「アングリー・ママ」は学校暴力を扱ったドラマ。
キム・ヒソンは「娘は7歳(数え年 満年齢だと5~6歳)です。幼稚園にもこのようなことがある。 暴力はないけど、知らず知らず、いじめというより、仲間を作って仲間だけで遊ぶ傾向があった。他人事ではない」と告白した。
「私の心も主人公のチョ・カンジャと同じ、(同じ事態に直面したら)カンジャのように行動すると思う。今の世の母親はみんなチョ・カンジャのような気持ちではないか」とし、「実際にカンジャのようなふるまいはできないし、非現実的な部分もあるけど、気持ちはきっとチョ・カンジャと同じだと思っている。私の娘があんなことをされれば、カンジャよりもっと強く対応するかもしれない。何年か後、私自身にも起こり得ることで、他人事ではなく、苦々しい思いがする」と続けた。
そして「チョ・カンジャが娘を救うため、再び制服を着て行動する姿に、視聴者は痛快でスカッとした気分になるだろう」とも話した。
「アングリー・ママ」は学校暴力に苦しむ女子高生の娘を守るため、再び高校に入学する30代の若い母、チョ・カンジャの話。キム・ヒソンがチョ・カンジャ、キム・ユジョンが娘を演じる。
チ・ヒョンウが純粋な国語教師、パク・ノア、キム・テフンが教育監(自治体の教育長)の隠された息子、オ・ユンアはカンジャの女子高時代の同窓生、コ・スヒがカンジャの女子高時代親友、キム・ヒウォンが組織暴力団出身者、バロが模範生のふりをする教室の権力者を演じる。
演出は2014 MBC脚本公募ミニシリーズ部門優秀賞作品、MBCドラマ「男が愛するとき」のチェビョンギルPD。18日夜10時に第1話が放送される。
ーー引用終わり
なんというか、このぉ、娘がいじめられているからと、母親が高校に入り直して、娘を救うために戦う、という設定そのものが、ぶっ飛んでいるし、きわめて韓国的な発想ではないかと思う。
配役を見ると、少し想像できるが、どういうふうに話が展開されていくのか、すごい楽しみだよね。
どのくらいの数字を出すか、にも興味津津。
ところで、この記事は、けっこう大きな反響を呼んでいて、主に女性たちからいろいろな声が寄せられている。
これが、また、なかなか興味深いコメントがそろっている。
ちょっと昼メシとか用事を片づけて、後でずらっと紹介しましょう。
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