人気俳優の出演料が高額になりすぎたことの反作用なのか、冷厳な事実によって実証されただけか…、ドラマ制作は、人気俳優に頼るのではなく、筆力のある作家を「信じて使った」ほうが成功する、という分析記事が出てきた。
やっぱりドラマは作家の力量次第
●OSEN 2015.02.15午前8:53
http://entertain.naver.com/read?oid=109&aid=0002997956
ーー引用始まり
ドラマは作家、映画は監督の力量次第と言われている。1つの作品が作家や監督の力量によって完成度や作品性が左右されるということが少し強く表現されたもの。 最近のお茶の間劇場は、いわゆる「信じて使う」作家たちの力量がひしひしと感じられる。
作品性に対する評価は分かれるが、MBC連続ドラマ「鴨鴎亭白夜」は脚本家イム・ソンハンの名前を改めて知らしめた。大きな訴求力を持つ俳優がいないにもかかわらず、このドラマは作家の思いきりのいい筆力で同時間帯1位を走っている。
(略)
毎回、予想外の反転を繰り返すSBS月火ドラマ「パンチ」は、「追跡者」「黄金の帝国」を執筆した作家のパク・ギョンスが筆をとった。
(略)
後半に入って台本が遅れるのは、多くのドラマが直面する問題だが、パク・ギョンスは、いわゆる「ページ台本」(紙一枚の断片的な台本)でも高い完成度を誇り、俳優と制作陣を驚かせているという。
「兄嫁は19歳」「京城スキャンダル」「太陽を抱く月」の成功は決して偶然ではなかった。 MBC水木ドラマ「キルミー、ヒールミー」を執筆中のチン・スワンは、当初、多くの人にささやかれていた失敗するだろうという懸念を完全に覆した。
同時間帯の競合ドラマ(「ハイド・ジキル、私」)と似たようなモチーフであるうえ、キャスティングが難航し、撮影に余裕がなかったため、このドラマが「シンドローム」的な人気を獲得するとは誰も予想できなかった。
視聴率が40%を超えた「太陽を抱く月」を書いた作家の力量は、同じモチーフでも競合ドラマよりおもしろく表現し、チソンという既婚の男性俳優を、未婚の俳優(「ハイド・ジキル、私」のヒョンビンへの当てこすりか?)よりも魅力的に描く神業を発揮している。(7つのまったく異なる人格を演じ分けるチソンの演技力も、「神業的」という評価を受けているが…)
味のある台詞と奇抜な笑いの仕掛けがこのドラマの魅力だが、チン・スワンのドラマを若い感覚で作るというアプローチが、今回も成功している。
事実、最近数年間、韓国のドラマは見えない危機にあった。一部の俳優の出演料が1回当たり1億ウォン(約1000万円)を超えて久しい。ドラマ制作費は天井知らずに高くなったが、20年前より完成度は上がっていないようだという自嘲的な声も強い。
さらに、放送チャンネルが多くなり、視聴方法が多様になり、視聴率は以前ほど高い数値には届かない。お金はたくさん使うのに、予想通りの結果にはなかなかつながらない。
それでも、一度、ドラマを成功させ、筆力が認められた作家は、ちょっとやそっとのことでは崩れないという放送界不変の成功法則は続いている。
ーー引用終わり
とにかく「ハイド・ジキル、私」の場合、ヒョンビンひとりのギャラが、総制作費の3分の1ですから…。
■ヒョンビン 「ハイド・ジキル、私」の出演料、総制作費の3分の1
http://seouljinseigekijo.com/?p=915
それで、視聴率は競合ドラマの「キルミー、ヒールミー」に大差をつけられている状態。
最新視聴率(2月12日放送分)
「ハイド・ジキル、私」 6.2%
「キルミー、ヒールミー」 11.4%
この前のクールで、ハン・イェスルの3年ぶりの復帰作ということで、大いに期待されていた「美女の誕生」も、やはり「伝説の魔女」に完敗した。
視聴者をぐいぐいひっぱっていく力を、そのドラマが持てるかどうかは、やはり作品の設計図をどれだけうまく描けるか、という点に、作家の才能、その孤独な作業にかかっている、ということが再認識されつつあるようだ。
ネチズンの意見も聞いてみよう。
この頃は、「キルミー、ヒールミー」が一番おもしろい。
2015.02.15 午前 9:09 共感 919 非共感 61
次回が楽しみな「パンチ」「キルミー、ヒールミー」「鴨鴎亭白夜」、納得。
2015.02.15 午前 9:07 共感 642 非共感 34
「鴨鴎亭白夜」を見ると、ドラマは作家の力量次第ということが痛切に感じられる。
2015.02.15 午前 9:00 共感 571 非共感 15
ドラマは作家、芸能(バラエティ)はPD(プロデューサー)の力量次第でしょう。ドラマは台本がよく書ければ、50%は成功。芸能は編集を上手にこなして、字幕を効果的に入れれば、50%は成功でしょう。
2015.02.15 午前 9:11 共感 526 非共感 7
「鴨鴎亭白夜」は、ほんと、まさに作家の力量で持っている。
2015.02.15 午前 9:08 共感 369 非共感 12
なるほど…。
これだけみんながおもしろいと言っているということは、実際に、すごくおもしろいんだろう。
特に「鴨鴎亭白夜」と「キルミー、ヒールミー」は必見みたいだね。
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