DP爆弾が暴いたイ・ビョンホン脅迫事件の「知られざる5日」

では、まず、韓国芸能メディアDP、ディスパッチの爆弾スクープの内容を見てみよう。
かなり長い文章なので、私のほうで要約して紹介する。

●ディスパッチ 2015-01-05 10:24
[単独](スクープ)「なぜロマンチックを求めたのか?」イ・ビョンホン事件、知られざる5日
http://www.dispatch.co.kr/r.dp?idx=116546&category=5&subcategory=14

イ・ビョンホンとイ・ジヨンは計5回会った。1日ずつ、整理するとこうなる。

 

 

▼2014年7月1日(第1日)
この日の夕方、2人は初めて会った。イ・ビョンホンは知人の飲食店従事者ソクさんからイ・ジヨンとダヒを紹介された。 イ・ビョンホン、イ・ジヨン、ダヒ、ソクさんら6人で、ノンヒョン洞のGレストランの個室で飲食を楽しんだ。

この席で、イ・ビョンホンはイ・ジヨンが気に入り、イ・ジヨンとダヒの座っていた席を入れ換えて、イ・ジヨンに接近した。そして「携帯の電話番号を教えてほしい」とイ・ジヨンに頼んだ。イ・ジヨンは番号を教えたくなかったので「料金をしばらく払っていないので電話ができない状態です」と言って拒否。(実際、イ・ジヨンの携帯電話の料金は彼女の親が払っており、未納ではなかった)すると、イ・ビョンホンは「携帯電話の未納分(1年分)は、ぼくが払ってあげるよ」と言いながら、番号を教えるように頼み続けた。イ・ジヨンは結局、SNSメッセンジャーのIDを教えた。こうして、イ・ビョンホンはイ・ジヨンの携帯にメッセージを送れるようになった。

なお、この席で、イ・ビョンホンはイ・ジヨンに性的な冗談を何度も言ったと、イ・ジヨンは主張しているが、イ・ビョンホンはそれを否定している。

▼7月3日(第2日)
この日の夜(9時以降)、イ・ビョンホンは初めてイ・ジヨンの家(ノンヒョン洞の小さなマンション)を訪れた。ダヒによって問題の「わい談」動画が撮影された日でもある。

イ・ビョンホンは、プレゼントとしてワインと自分がCMに出演したベガの携帯電話を持ってやって来た。1年分の通信費150万ウォン(約15万円)も提供しようとしたが、イ・ジヨンは受け取りを拒否した。イ・ビョンホンが到着してから30分後にダヒも来た。

イ・ビョンホン、イ・ジヨン、ダヒの3人は、ワインを飲みながらカードゲームをした。ここで軽いスキンシップもあった。イ・ジヨンがゲームに負けると、イ・ビョンホンにキスをする。これを3~4回繰り返した。

酒が切れて、イ・ジヨンがコンビニに買い物に行った際、イ・ビョンホンがダヒに「わい談」をした。この時、ダヒはメールを送信するふりをして、こっそり向かいに座っていたイ・ビョンホンを撮影した。動画の内容は、スターと会った「記念ショット」程度のもの。ふつうの会話だったなら、まったく怖れる必要のないものだが、性的な質問ばかりだったために脅しのネタにされた。

◎イ・ビョンホンとイ・ジヨンのSNS再構成
イ・ビョンホンは初めてイ・ジヨンに会った1日、イ・ジヨンに趣味をたずねた。イ・ジヨンが「料理」と答えると「ぼくを招待してほしい」と頼んだ。そして、イ・ジヨンの家に行く前、こういうメッセージを交わした。

1>会う前
イ・ビョンホン: 夕食のメニューは何?
イ・ジヨン: 何が好きですか?
イ・ビョンホン: 君。

2>会う前
イ・ビョンホン: ぼくたち明日、ロマンチックなムードになるかな?
イ・ジヨン: どうでしょう。まだ撮影中ですか?
イ・ビョンホン: なぜダメなの? 君に決める権利があっていいよね。

▼7月31日(第3日)
夕方、イ・ジヨンの家で、イ・ジヨンの誕生日を祝う。イ・ビョンホンは、イ・ジヨンにブランド化粧品(ボディーシャンプーセット)とアルゼンチン産ワインを贈る。

この日、イ・ビョンホンは、少し遅れてダヒが来る前に、イ・ジヨンを抱擁し、性的な接触を試みる。が、イ・ジヨンがイ・ビョンホンの体を押しながら拒絶。やがて、ダヒが来て、3人で飲食を楽しんだが、その後、ダヒの友達がやってきたため、イ・ビョンホンは慌てて姿を消した。

◎イ・ビョンホンとイ・ジヨンのSNS再構成
イ・ビョンホンは、この日、会う前に「ロマンチック」という言葉を連発して、「期待」を表明していた。

1>会う前
イ・ビョンホン: ぼくたち明日会うよね? ロマンチックになるかな?
イ・ジヨン: オッパの様子を見て。(※あなた次第よ、くらいの意味)
イ・ビョンホン: うまくやるよ

2>会う前
イ・ジヨン: これってオッパの脳の構造なの(※あなたって、そういうことばかり考えてるの? くらいの意味)
イ・ビョンホン: ぼくの頭の中には「明日」「君」「ロマンチック」「成功」、こんな単語だけ。
イ・ジヨン: 「成功」って何のこと?
イ・ビョンホン: ロマンチックに成功するかなってこと。
イ・ジヨン: 今週、私の誕生日なの知ってますか。
イ・ビョンホン: それじゃ明日一緒に祝おう。

3>会った後
イ・ビョンホン: 秘密は守ってほしい。
イ・ジヨン: 心配しないでください。
イ・ビョンホン: どんなに期待して待っていたことか。
イ・ビョンホン: 明日、いつごろ会える?
イ・ジヨン: (明日は)母が来るんです。

▼8月14日(第4日)
この日の夕方、イ・ビョンホンとイ・ジヨンは2人きりで会った。2人きりで会ったのは、この日だけ。

イ・ビョンホンがイ・ジヨンの家に入ると、イ・ジヨンは「もうすぐ料理の配達が来る」と言って居間に留まる。そしてイ・ビョンホンの注意を逸らすため、住宅の話を切り出した。

2人は、この日、対立し、気まずくなった。が、なぜ対立したのか、という点では、意見がまったく分かれている。イ・ジヨンは、イ・ビョンホンからの性的要求が原因とし、自分が要求に応じなかったので、イ・ビョンホンが怒ったと主張。一方、イ・ビョンホンは、経済的問題で衝突したとしている。

イ・ビョンホンはイ・ジヨンの家を出てから、「今日、ぼくは軽率だった。ぼくたちは会ってはならないようだ。君を傷つけてしまうかもしれない」と、別れのメッセージを送った。

イ・ビョンホンは、イ・ジヨンが経済的な困難を訴え続けるのに疑いを持ち、「会うの止めよう」と言ったと何度も主張している。

しかし、イ・ジヨンは、住宅の件は話題の転換の手段に過ぎなかったとする。対立の原因は、性的要求を断ったため、そうでなければ「軽率だった」などというメッセージを送る理由がないではないか、と反論している。

◎イ・ビョンホンとイ・ジヨンのSNS再構成
イ・ビョンホンとイ・ジヨンは8月14日に激しく争った。そのきっかけについての主張は対立している。イ・ビョンホンは金の問題、イ・ジヨンは性の問題とみている。

1>会う前
イ・ビョンホン: 今日、友達いる?
イ・ジヨン: はい、います。
イ・ビョンホン: 今日か明日で都合のいい日は?
イ・ジヨン: 今日は学校があります。
イ・ビョンホン: 友達がいない時はいつ?

2>会った後
イ・ビョンホン: 今日、ぼくの行動は軽率だった。ごめんよ。
イ・ビョンホン: ぼくたちは会ってはならないようだ。君を傷つけてしまうかもしれない。
イ・ジヨン: 人との関係をこんなふうに終わりにするの?

▼8月29日(第5日)
別れを告げたイ・ビョンホンだったが、またイ・ジヨンの家を訪ねてきた。午後、映画「内部者たち」の撮影を終えて訪問。イ・ビョンホンは、イ・ジヨンの部屋に入り、「横になろう」と言った。イ・ジヨンは「なぜ別れようと言ったの?」と問いただした。そのことについて2人で話していたら、やがてダヒがやってきた。

ダヒは、イ・ビョンホンに動画の存在を明らかにし、それを見せて、50億ウォンを要求。
驚いたイ・ビョンホンは、すぐに彼女たちを紹介してくれたソクさんに連絡。
ソクさんもやってきて4人で話し合う。

イ・ビョンホンは「君たちはとんでもないことをしている。これからは、こんなことをしてはいけない」と訓戒して、イ・ジヨンの家を出た。

イ・ジヨンは裁判で、犯行の動機について「侮蔑されたと感じたから」と話した。
この日、イ・ビョンホンは家に来るなり、「横になろう」と言った。イ・ジヨンは「自分は性的に利用されている」だけだと感じた。イ・ジヨンは2人の関係の本質を見抜いていたのである。
(しょせん、自分は、イ・ビョンホンにとってごく短い一時の慰み者、1、2回、関係を持ったら、はい、さようなら、と捨て去られる道具にすぎない、と)

そしてダヒの計画(?)に従った。(原文に?マークが付いているので、ここでも付ける。ちなみに原文では「計画」ではなく「設計」)

この後、イ・ビョンホンは事務所のスタッフと会って相談し、警察に通報した。

イ・ジヨンとダヒは、この後、シンサ洞付近のホテルに身を隠した。「こんなことをしてはいけない」というイ・ビョンホンの訓戒に逆に恐怖を感じ、計画は断念したと伝えられている。(これはおそらくイ・ジヨンとダヒの側からの主張だろう)

そんな2人に、イ・ビョンホンの事務所のスタッフからメッセージが来た。
「正直、金額がとても大きいです。交渉の余地はありませんか?」
「今すぐそんな大金をどうやって調達するんです?」
「(お金を渡す)方法を聞いていません。口座に振り込みますか?」

このメッセージは、事務所の人間が警察と相談した末に送ったものだった。
脅迫の証拠を残すためだった。

イ・ジヨンとダヒはこのメッセージに対して、「もしや」と惑わされ、つまり、もしかしたらお金をもらえるのではと思って、「はい」と答えた。つまり、「金を準備してこちらの指定する口座に振り込め」と。

これで、動かぬ証拠をつかまれ、イ・ジヨンとダヒは逮捕されたのだった。

というのが、DP(ディスパッチ)爆弾の内容です。

これは、読む人によって、いろいろな感想があるのではないかと思うけど、やっぱり、実際のところ、どっちが被害者なのか、かなり微妙な事件ではあると思うねえ。

あ。あと、メッセージのやりとりとか見ていると、ふつうの若い男女の関係みたいだけど、イ・ビョンホンは1970年生まれ、イ・ジヨンは1990年生まれ、ダヒは1994年生まれ。イ・ビョンホンはイ・ジヨンの母親(68年生)の2歳年下、ダヒの母親(70年生)とは同い年。相手は、イ・ビョンホンより20歳年下の女性だ、ってことも、「爆弾」で指摘されているよ。

このへんの事情も、年齢による秩序を日本以上に重んじる韓国では、イ・ビョンホンのイメージ失墜に向けて、大きな一撃となるのではないかと思う。

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