大韓航空「ナッツ・リターン」事件 事務長(乗務員責任者)「暴言・暴行を受けた」

SBSが、チョ・ヒョンア大韓航空副社長(当時)によって飛行機を降ろされたパク・チャンジン事務長(乗務員責任者)のインタビューを放送した。パク事務長は副社長に罵倒され、と暴行まで受けたと話した。

●SBS 2014-12-13 16:00
「ナッツ・リターン」事務長インタビュー「チョ・ヒョンアの暴言・暴行があった」
http://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1002733896&plink=ORI&cooper=NAVER
 ↑ ここを開いて映像を再生すると、パク・チャンジン事務長の話している映像が見られます。言葉は分からなくとも、どんな人か、わりとよく伝わってくると思いますよ。

 

 

インタビュー内容は、以下の通り。

――引用始まり

Q:発端となったトラブルの状況を説明してください。
航空機のドアを閉めるプロセスが終わるころに、乗務員が私を訪ねてきて「チョ・ヒョンア副社長(当時)が不満を訴え、マニュアルを持ってこいとおっしゃった」と言いました。しかし、マニュアルが保存されたタブレットPCには、最近、修正された内容が一部反映されていなかったため、そのことをチョ・ヒョンア副社長に説明いたしました。私は「マニュアルには変更がございましたが、乗務員はよく熟知しており、マニュアル通りに実行いたしました」と申し上げました。そうしたら「なぜいつも正しいマニュアルをも持っていないのだ」とお怒りになりました。

Q:チョ・ヒョンア前副社長の当時の行動は、どんなものでしたか?
私にはぞんざいな口調でお話になり、指を立てていました。(Q:大声も出しましたか?) ふつうの声ではなく、いわゆる互いに言い争う時に発するくらいの大きさの声、そしてそういう時の口調でした。

Q:当時、暴力的な行動はありましたか?
A4用紙を入れる硬いプラスチックファイル(の角)で私の手の甲などを打ちました。そして、それを投げましたが、直接、私に向かって投げたのはありません。

Q:それからどうなりましたか。
自分の言い分が正しく、女性乗務員のサービスも正しかったとしても、いったん謝るのが東洋的なサービス精神ですので、まずお詫びいたしました。しかし、副社長の怒りは収まらず、マニュアルを探し出すようにおっしゃいました。それで、私は再度、謝罪いたしました。

Q.当時、チョ・ヒョンア前副社長は、何と言いましたか?
あの方は私にこう言いました。「あの女性乗務員は正しいサービスをしたが、おまえがきちんと私に説明しなかったので、私がこんなに怒ることになった。だから、おまえのミスだ。あんたの過ちだ。おまえが飛行機から降りろ」と言いました。

Q.ひざまずいたのは事実ですか。
最初に叱責された女性乗務員がひざまずきました。しかし、私は女性にこのような恥辱を受けさせることはできないと思い、責任者である私が代わりにひざまずいて「私がすべて間違っておりました。私を罰してください。私が責任を負います」と言ってひざまずきました。

Q.最後におっしゃりたいことをどうぞ?
最後には、私が十字架を背負うことになるでしょう。航空乗務員たちは、他のどの感情労働者(自分の感情を抑えて顧客に尽くす労働者)よりも厳しい感情労働をしているといえます。狭い空間で仕事をしております。その仲間たちが私の行動によって被害を受けることがないように、そして、今、直面している不合理な部分が大きく改善されるきっかけになることを望んで、私を応援してくれている方々に感謝していると伝えたいです。

――引用終わり

どうですか?
きれいな顔立ち、ソフトな物腰、品の良さ…。いかにも航空会社の乗務員のチーフといった感じの人じゃないでしょうか。

きっと乗務員たちに慕われていることでしょう。
年齢は41歳。だからチョ・ヒョンアさんとは同い年か、いっこ上くらい。

「自分の言い分が正しく、女性乗務員のサービスも正しかったとしても、いったん謝るのが東洋的なサービス精神です」というあたりは、やはり日本と考え方が似ていますね。

「最後には、私が十字架を背負うことになるでしょう」ということは、大韓航空にいられなくなると覚悟しているのだろうね。

今、大きな重圧の中にあるこの人が、悲しい思いをせずに済むような結果になってほしいものです。

※それにしても、この事務長を降ろして、飛行機は飛び立ったわけだよね。もし事故でも起きていたら、と考えると、ぞっとする。乗務員にはそれぞれ、担当する役割があるわけだから。かつ、事務長は乗務員たちのリーダーなわけだし。突然、この事務長が抜けて、女性の客室乗務員だけでは対応できない事態が起きていたとしたら…。そう考えると、チョ副社長のしたことはとんでもないことで、厳しく処罰されて当然だと思うのだが。

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