史上初、師団長がセクハラで逮捕され、今、韓国では、女軍、すなわち女性軍人への性犯罪に、あらためて国民の関心が向かっている。
しかし、なにしろ、これは被害女性軍人本人が隠したがるという面があるため、実態の把握が難しい。
が、加害者への処分が軽い、または軽すぎる、ということは言えるのだろう。
●ファイナンシャルニュース 2014-10-10 14:04
[2014の国政監査] 女性軍人対象の性犯罪83件、実刑はたった3件
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=014&aid=0003263761
2010年から今年(2014年)6月までに発生した女性軍人対象の性犯罪83件のうち、実刑はたった3件に過ぎなかったことが分かった。「国防省の軍人・軍属懲戒業務処理の訓令」では「女性軍人・女性軍務員(軍属)など婦女への性軍紀違反事件に対しては加重処罰とする」と明示しているが、現実には、まともに行われていないと指摘されている。
10日、国会法制司法委員会所属のソ・ヨンギョ新政治民主連合議員が軍事裁判所から受けた「軍内の女性軍人が被害にあった犯罪事件および処罰の現状」という資料によると、最近5年間(2010年から2014年6月)に発生した女性軍人被害犯罪は132件で、このうち83件は強姦、セクハラ、姦淫(不倫)などの性犯罪だ。
しかし、このうち、今年8月までに裁判が終わった60件の犯罪事件のうち、実刑はたった3件(5%)に過ぎず、処罰が軽すぎるというのが、ソ議員の指摘だ。
また、女性軍人対象の(つまり、女性軍人が被害者の)性軍紀違反は2010年13件、2011年29件、2012年48件、2013年59件と急増している。加害者は、中隊長(大尉)以上の幹部が59人、上司以下の初級幹部が66人で、被害女性軍人は、下士が109件、少尉が7件、中尉12件、大尉20件などだった。
しかし、加害者への懲戒処分は減俸52人、けん責35人、謹慎24人、猶予12人などの軽い処罰が、全体160人のうち123人(76.8%)に達する。
ソ議員は「女性軍人対象の性犯罪はますます増加しているのに処罰が軽すぎる。華川女軍(女性軍人)中尉の自殺事件など、軍の非常識的な捜査と懲戒行為をみるに、懲戒委員会に民間から専門家を一定数以上必ず参加させ、性軍紀加害者に対する懲戒基準を強化しなければならない」と強調した。
ーー引用終わり
韓国軍内部は暴力の「無法地帯」だ。
これは男性だけではなく、女性にも…、いや、もしかしたら、男性以上に女性の場合のほうが深刻なのかもしれない。
男性が被害者の場合は、加害者も(99%以上)同性であるが、女性が被害者の場合は同じくらいの割合で加害者は異性になる。
となると、どうしても「暴行」といっても、男性が被害者の場合とは違って、性的な要素が入ってくる。女性に対しても男性と同様に、単純な暴力を振るうというケースは、少しはあるのかもしれないが、韓国の風土を考えるに、ごく少数と推定される。
また、韓国の風土からすると、被害女性軍人が堂々と被害事実を主張するのも、そうたやすいことではない。
そういう韓国の風土で、軍内での女性への暴力に対する処罰がこれだけ軽いとなると、やはり怖ろしいことになるのでは、いや、なっているのではないかと思われる。
実際、最近も、自殺者が出たというではないか!
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