映画「After Love」の公開に関連し、パク・シフとユン・ウネを叱咤する内容の記事があった。
記者は、特にパク・シフに対し、イ・ビョンホンのように謝罪を繰り返し、演技で解決しろ、とアドバイスしているのだが・・・。
●Newsen 2015-11-27 12:50:26
パク・シフ&ユン・ウネの「After Love」とイ・ビョンホンの「内部者たち」
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201511251436260210
ーー引用始まり
パク・シフとユン・ウネを主人公にした韓中合弁メロ映画「After Love」が、当初の目標だった今年下半期の国内での公開を来年2月に延期した。正統メロというジャンル的特性を生かし、バレンタインデーを狙うというのだ。映画は、男女の愛と別れを描いた正統メロドラマでパク・シフは、航空会社に勤務する元パイロット、キム・ソンジュンを、ユン・ウネは一途に一人の男性だけ思い続ける良妻賢母のウンホンを演じる。
しばらく活動を中断していたパク・シフは「After Love」の公開延期により、来年1月放送予定のOCNのドラマ「町の英雄」(仮題)で先に大衆と再開することになった。
そんな中、まだ内容も知られていないこの映画への大衆の反応が冷たい。「内部者たち」も公開される前まではそうだった。しかし、やはり「内部者たち」の時とも雰囲気はまったく違う。
過ちや誤解があったにせよ、パク・シフとユン・ウネは騒動の中心にいた人物だった。「内部者たち」では(騒動を起こしたイ・ビョンホンは)複数の主人公の1人だったが、「After Love」はメロドラマの特性上、男女の主人公がすべてだと言っても過言ではなく、その2人がいずれも騒動の主役だったのだ。
パク・シフは2年前、芸能人志望生に性的暴行を加えた疑いで物議をかもした。もちろん、この事件では不審な点が1つや2つではなかった。内容が明らかになるにしたがって、パク・シフが有名人ということで、ひっかけられたような、本人が無念を訴えるだけの経緯がありそうな状況が見えてきた。そしてパク・シフは結局、容疑無しということで終わった。
それにもかかわらず、パク・シフはすべての騒動の責任をかぶって活動を中断した。中断期間は2年を超えた。
しかし、だからといってパク・シフが完全には許されたと見るのは難しい。真実がどうであっても、彼がプライバシーをきちんと管理できていなかったことだけは明らかだったためだ。有名なスターとして多くの大衆から愛され、特に青少年層のファンがかなり多かった彼には、そういう存在にふさわしい、本能を自制できる力があって当然と見なされたのだった。大衆が彼に富と人気を与えたのは、それを自由に利用して楽しむためではなく、いっそう努力し、大衆からさらに愛され、それに報いるという期待からだった。
ユン・ウネはパク・シフとは次元が異なるほど、不通のアイコン(通じない、つまりコニュニケーションのできないスター)と見られることになた。パク・シフはそれでもマスコミを通じて大衆に頭を下げることを知っていた。
しかしユン・ウネは、最近、中国のバラエティ番組に出した衣装をめぐり、ある国内のデザイナーから盗作疑惑を提示され、騒動となった。所属事務所を通じて「釈明」したが、その内容はむしろ彼女のイメージをさらに悪くした。盗作ではないということを合理的かつ客観的な論理で明らかにしたとしても誤解を解くことができるかどうか分からないような状況だったにもかかわらず、頑として受けつけず、逆に相手のデザイナーに対し、「ユン・ウネというスターの名前を利用してノイズマーケティングをするなら、法的対応も辞さない」と脅しをかけたのだった。
さらに大衆を驚愕させたのは、そうしたことによって騒動が「大型火災」のように広がったにもかかわらず、まったく鎮火しようとせず、SNSに自分は何も気にしていないというようなニュアンスの書き込みと写真を掲載したことだった。そればかりか、釜山国際映画祭で、ユン・ウネが演出した短編映画「レッドアイ」の公式行事が予定されており、その機会に、公式の釈明や謝罪をすることができたにもかかわらず、突然、不参加を宣言して、大衆との疎通(コミュニケーション)を自ら遮断した。この大変な自信はどこから来るのか。
一方、イ・ビョンホンは映画の広報とは何の関係もなかった時期、空港の入国ゲートで、取材陣が詰めかけると、妻のイ・ミンジョンを他の場所に移動させてから、90度、腰を曲げて謝罪し、その後もカメラの前で頭を下げ続けた。それが表面的なものか心からのものかということは重要ではない。大衆は読心術者でないので本心は知ることができず、また知ろうともしない。ただ彼が大衆にどれだけ気を使い、どれだけ謙虚な姿勢で公式の席に立ち、大衆に対する畏敬心を表現するかが重要だったのだ。
「内部者たち」は作品の完成度が高いとされ、特に俳優の演技力が優れていると高く評価されている。しかし、ユン・ウネは演技派俳優として絶賛されたことはない。
つまり、「After Love」では、メロドラマのすべてと言っても過言ではない男女の主演2人が、2人とも良くない話題の主人公でもあるのだ。
イ・ビョンホンは「内部者たち」で卑劣な政治ゴロ、つまり悪役を演じた。これが、もしチョ・スンウの演じた検事の役だったなら、観客は没入するのが難しかったことだろう。それは自明のことだ。
「After Love」の2人の主人公は、純粋な愛で大衆に感動を与えるコンセプトだ。いくらパク・シフの演技力がある程度認められており、彼を最後まで信じて愛するファンの数が多いとしても、2年前の事件が完全に忘れ去られたのではない以上、熱烈なファン以外の多数の観客が、悲しい恋をするソンジュンと彼を演じるパク・シフを同一視できるかどうかは未知数だ。
ましてや、もう何をしても大衆から憎まれるようになってしまったユン・ウネが演じるウンホンの良妻賢母の姿に感動してハンカチを取り出す観客が何人いることか。そして重要なのは、「After Love」を見に映画館に足を運んでくれるよう、事前にパク・シフとユン・ウネは、大衆の誤解を解くことができるか、でないなら、そういうことをしなくてもいいほど、作品のクオリティと2人の演技力がすばらしいか、ということ。この部分が(興行の)鍵になる。
中国の韓流雑誌の表紙を飾ったパク・シフと中国版ヴォーグのグラビアに登場したユン・ウネは現在、中華圏で爆発的な人気を博している。「After Love」の制作費の一部は、中国が投資した。もし2人が、あるいは2人のうちの1人が、この映画への反応や興行の成功の面で、韓国には関心がなく、中国をターゲットにしているのなら分からないが、そうでないなら、解決しなければならない宿題は確かに存在する。
イ・ビョンホンのケースに見られるように、パク・シフは演技で解決しなければならない。もちろん、謝罪を繰り返すのは基本だ。イ・ビョンホンはパク・シフとは比べ物にならないほど多くの非難と悪口を梅雨時の雨のように浴びた。「侠女」は惨敗し、「内部者たち」の公開前は、多くの人の「映画は見たいけど、イ・ビョンホンが出ているから見ない」という声が野火のように広がっていた。しかし、公開後は、見た人たちから「イ・ビョンホンの演技だけはすばらしかった」という声が出てきて、それが他の人たちの目でも確認され、興行に成功することができた。 もちろん、他の俳優たちの爆発的な演技力と映画そのものの完成度と面白さ、そしてメッセージもすばらしかった。
ユン・ウネが盗作をしたかどうかはもう大衆の関心外だ。大衆は盗作か否かの是非を問うのではなく、ユン・ウネの成熟した魅力、芸能スターとして大衆に対する真摯な姿勢があるか、少なくともそう見えるだけの礼儀を望んでいるだけだ。大衆の力を知って目を覚ますことは、道徳性の動脈硬化を防ぐ予防薬なのだ。
ーー引用終わり
この記者の見方では、パク・シフもあれだが、ユン・ウネのほうが輪をかけて問題だ、ということのようだ。
パク・シフはそれでも大衆に頭を下げることを知っていたが、ユン・ウネは大衆をなめくさっていて、たちが悪い、せめて形だけでも大衆を尊重する姿を見せろ、という。
「大衆の力を知って目を覚ますことは、道徳性の動脈硬化を防ぐ予防薬」
まぁ、ビョンホンさんのケースを見てきたぼくたちとしても、韓国の「大衆の力」というものには驚かされもしたのだが、はたして記者のこの声が豪胆な性格のユン・ウネに通じるかどうか…。
とにかく、公開までの今後の展開が大いに気になるところである。
それから、この記事でよくわかったことは中国市場の大きさ。もしかしたら、この映画は韓国では興行に失敗したとしても、中国で十分、元が取れるという見通しがあるのかもしれない。
パク・シフもユン・ウネも「中華圏で爆発的な人気を博している」とのことだから。
タイトルも、日本では「After Love」とされているが、原題は「サラン後、愛」(「サラン」は韓国語で「愛」)と、韓国語と中国語で「愛」を重ねている。
はっきりと中国市場を意識しているのだ。
もしかしたら、少なくともユン・ウネは、「な~に、半島(韓国)がダメでも大陸(中国)があるわい」くらいに軽く見ていて、特に不安を感じることもなく、デンと構えているのかもしれない。
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