11月第3日曜日、きのうの韓国でのロードショー公開映画の興行成績ベスト10。
▼韓国2015/1115(日)の映画興行成績ベスト10
※(公開日)、当日売上シェア(%)、累計観客数(人)
1位 黒い司祭たち(1105) 48.8% 350万1058人
2位 007スペクター(1111) 35.9% 118万5178人
3位 ザ・マーシャン(1008) 2.6% 484万1695人
4位 エターナル・サンシャイン(1110) 2.3% 31万2309人
5位 ブリッジ・オブ・スパイ(1105) 1.6% 24万3163人
6位 あいつだ(1028) 1.5% 103万1500人
7位 カエルの王国(1112) 1.2% 2万4821人
8位 モンスター・ハント(1112) 0.8% 2万0413人
9位 インターン(0924) 0.9% 358万5980人
10位 内部者たち(1119) 1.1% 1万8060人
今週も「黒い司祭たち」がトップ。
ハリウッドの大作「007スペクター」は、修学能力試験(大学入試全国統一テスト 今年は11月12日)直後、解放感から街に出て、痛快な娯楽を楽しみたいという受験生たちをターゲットに、試験の前日に公開された。
「黒い司祭たち」も今週公開される「内部者たち」も、これとバッティングするのを避け、前者は1週間前に、後者は1週間後に公開されることになったのだが、どうして、どうして、「黒い司祭たち」は「007スペクター」の最初の週末にもトップの座を譲ることはなった。
そればかりか、修学能力試験の日には1日で22万8633人と、16万8205人だった公開直後の「007スペクター」を、約6万も上回り、公開から10日で300万を突破したのだった。
この勢いはどこまで続くのだろう…、今、なぜ、韓国でエクソシスト(悪魔払い)なのかという疑問とともに、非常に気になる点だ。
それから、いつも思うのだが、ベスト10とは言っても、観客のほとんどは1位と2位、あるいは3位くらいまでの作品に独占されてしまう。
今週もそうで、1位と2位だけで売上シェア全体の84.7%を占めている。
3位以下はもう微々たるもの、2%台から1%以下である。
そんな中、あさって、つまり今週水曜日、18日夕方から公開される「内部者たち」がなんとベスト10入りしている。
これは、いったい、どういうことか?
じつは、韓国では正式公開の1週間前くらいから、ごく小規模での先行公開というか、有料試写会のような形で公開が始まる。
口コミによる広報効果を狙ったものだ。
「内部者たち」の場合は、11月9日(月)から始まっている。この日は15スクリーンで15回だけ上映、それからほぼ毎日、細々と上映を続け、きのう11月15日(日)は37スクリーンで37回上映した。これまでの累積観客数は1万8060人。
1回の上映当たり200人ほど入っている。
きのう「黒い司祭たち」は1090スクリーンで6163回上映された。
だから37スクリーンで37回上映などというのは、本当にささやかなものだ。
それで当日売上シェア1.1%ながら、ベスト10入りするのだから、ベスト10の上位と下位の差がいかに大きいことか…、本当に興行の厳しさ、難しさを感じさせる。
さて、「内部者たち」はどうなるか?
とにかく最初の週末が大事。来週のこのレポートでは結果を語ることになるだろう。
「黒い司祭たち」のように10日で300万突破、くらいの結果が出せれば、イ・ビョンホンさんも、これまでのモヤモヤをスカッと解消できると思うのだが…。
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