ジェシカ、少女時代から脱退

(1)ジェシカ、少女時代から脱退。なぜ…
2014.09.30
ジェシカさんが少女時代から抜けることになったようです。

●OSEN  2014-09-30 14:45
ジェシカは、なぜ立場を変えたのか? いくつかの疑問
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=106&oid=109&aid=0002891720

 

ーー引用始まり

ジェシカは9月30日午前、「事務所と8人のメンバーから、本日付で、私はもう少女時代のメンバーではないという通報を受けた」とし、一方的な「退場」だ(訳者注:一方的に脱退させられた、という意味)と批判した。所属事務所のSMエンターテインメントも続いて「8人体制の少女時代の活動を当初より前倒しすることにするしかなかった」と明らかにし、事実上、ジェシカの脱退は確定した。

SMエンターテインメントは比較的詳細に説明したが、いくつかの疑問点が残っている。ジェシカはどうしてグループからの脱退という事態に至ってしまったのか。

SMによると、ジェシカは今年の春、あと1枚のアルバムを最後に、グループでの活動を中断するとSMに告げた。その理由は、個人的な事情。SMは「ジェシカの突然の話にも、当事務所と少女時代のメンバーらは、少女時代が良い方向に進むように、悩みながらも努力を続けてきた」と明らかにした。

ジェシカが理由とした「個人事情」とは何か、まだはっきりしていない。ただ、今年、ジェシカの熱愛説、結婚説が相次いで報道されるなど、男友達との関係が公式、非公式的に広く伝えられ、彼との関係がグループでの活動に影響を及ぼしたのではないか、という推測も出ている。

しかし、ジェシカは同日未明にアップしたコメントで、「少女時代の活動を優先し、積極的に取り組んでいるのだが、正当ではない理由によりこのような通報を受け、とても当惑している」と、個人的な問題で少女時代の活動を疎かにしてはいなかったと強調した。今年の春、グループでの活動の中断を申し出ていたとするなら、立場が変わったことになる。その背景にも関心が向けられている。

SMは、ジェシカの中での優先順位が事務所の意向と「衝突」したと示唆している。SMは「最近、少女時代の活動に対する優先順位及び利害関係が衝突している部分において、きちんと調整できていない状況で、ジェシカがファッション関連事業を始めた。話し合いは続けたが、到底、グループを維持できない状況に至ってしまった」と説明した。

歌手が個人事業を開始し、他のメンバー及び所属事務所と意見が衝突することは、以前にもあり、珍しくはないことだ。以前の事例を調べてみると、グループのイメージがその個人事業にもつながっており、それを個人がどのように活用すべきかという点をめぐって、歌手個人と所属事務所が、意見を一致させるのは難しかった。

SMは、今後、少女時代を8人体制で運営するとし、ジェシカのソロにも言及した。「今後、当事務所は8人体制の少女時代とジェシカの個人活動に、これまでと変わらぬ支援とマネジメントをしていく」と明らかにした。

残りの(契約)期間、ジェシカは何の問題もなく、SMと仕事をしていくことができるのか、どのような行動を見せるのか、未知数だ。ジェシカはSMの発表よりも先に自分の立場を表明して悔しさを訴えるなど、SMと対立する姿勢をすでに示した状態、今後、さらにコメントを表明するか、関心を集めている。

ーー引用終わり

要するに、勝手なことは許さない、という事務所の強い態度に、ジェシカさんが反発とか、未練とか、いろいろあって動揺している、ということかな。

たしかにジェシカさんが始めたファッション関連事業には、少女時代のイメージとか魅力もメリットとして作用するはずだから、事前に、いろいろよく話し合って、きちっと合意しておく必要はあったろうね。

事務所は「ジェシカの個人活動に、これまでと変わらぬ支援とマネジメントをしていく」と言ってくれてるんだから、よく相談して、慎重に進めたほうがいいよね。

ケンカは損ですよ。


(2)ジェシカ、揺れる心

2014.10.01
ジェシカさんの脱退は、既定路線だったようですね。

Dispatchの取材の結果、「きのう(9月30日)でなくとも11月30日、12月30日、でなければ2015年1月30日に起こり得ることだった」という。

●Dispatch  2014-10-01 10:51
「誰が被害者か?…ジェシカ、脱退の顛末 Q18
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=106&oid=433&aid=0000006112

Dispatch はきのう9月30日、少女時代を一番近くで見てきた3人に会った。この中にはジェシカの関係者もいて、8人のメンバーの知人もいた。
ジェシカの事態の顛末、問答形式で説明しよう。

Q1.一番知りたいのは「出ていく」だったのか「出ていけ」だったのかだ。
「出ていく」も「出ていけ」も正しい。ジェシカは「出ていく」と言った。ジェシカは今年1月と7月に「出たい」という言葉を数回繰り返した。それでは「出ていけ」が、それに対するメンバーの答えだろうか。正確に言うと、そのニュアンスは「出ていけ」に近い程度のものだった。(他のメンバーはジェシカに)「2つに1つを選んでほしい」と求めた、というのが正しいと思う。

Q2.時系列的にみてみよう。1月と7月、ジェシカはどんな話をしたのか?
今年1月、「結婚をしたい」という話をした。メンバーに個別に会って「結婚したい。事務所とは協議中だ」というようなことを口にした。そして7月、日本でのコンサートを終えて、再び活動停止についての考えをほのめかした。当時、ジェシカは「私はこれ以上できないみたい。残念だけど、自分の人生を探すつもり」と話した。

Q3.自分の人生を探すとは、タイラー・クォンとの結婚か?
当時、ジェシカは少女時代に活動にやる気がなさそうに見えた。すでに結婚のことはメンバー全員が知っていた。ジェシカはこの日、結婚よりは未来についてより多くの話をした。例えば「来年、留学するつもり。学校を調べている。ファッション事業をしたい。少女時代をやめたらデザイナーになる」など。

Q4.他のメンバーはジェシカの話をどう受け止めたのか?
今年初め、事務所と一度、脱退騒動を起こした後だった。当時、ジェシカと所属事務所のSMは来年初めに予定されている最後のアルバムまでは最善を尽くすということで合意した。メンバーたちは戸惑いはしたものの、やむを得ないと考えた。そして、来年に結婚して、また、事業も始めるのなら、最後のアルバムまでは活動に集中することを願っていると伝えた。

Q5.それで、ジェシカは少女時代の活動に最善を尽くしたのか?
実際は、完全には集中できない状況だった。ジェシカはとても忙しかった。特にタイラーとの仕事で奔走していた。それもそのはず、8月に「ブラン」というファッションブランドを立ち上げたのだった。

中国、香港、ニューヨークを行き来し、個人的なスケジュールをこなした。実際、ジェシカは、今回の中国ファンミーティングの直前までタイラーとニューヨークにいて、1日前に帰国した。

Q6.今回の事態では、タイラー・クォンの存在があった。
ジェシカの指に見える「ティファニー&コー」のエンゲージリングは婚約指輪だ。ジェシカは、メンバーたちに来年10月、香港で結婚式を上げる予定と言っていた。タイラー・クォンはジェシカのほとんどすべてのスケジュールに同行していた。中国と香港の行事はもちろん、オンスタイルの「ジェシカ&クリスタル」のニューヨーク撮影現場にも彼はいた。

Q7.そのような中で、ファッションブランド「ブラン」を立ち上げた。
他のメンバーは、誰もジェシカの事業に反対していなかった。しかし、こんなに早く始めるとは思っていなかった。結婚した後にファッション事業を始めると思っていた。だが、ジェシカは8月にサプライズ・ランチングをした(突然、事業を始めた)。メンバーたちは一つだけはっきりさせてほしいと頼んだ。

「事業」が主となってはならないということ。「少女時代」を疎かにしないでほしいということだった。

Q8.SMはジェシカの事業を許可したのか?
懸念していた。このファッション事業は、オフライン・ショップで販売する「グッズ」に当たる。「少女時代」の人気を利用して、ファンを相手に商売する形と見ることができる。しかし、事務所に反対する名分はなかった。契約書に「個人事業をしてはならない」という条項はなかった。ジェシカが個人としての夢をかなえたいと訴えたため、事務所は許可した。

Q9.しかし、「ブラン」を立ち上げてから、葛藤が大きくなったと聞いているが。
ジェシカは脱退後の生活をあらかじめ準備していた。留学、事業、結婚。ニューヨークに行って勉強もして、結婚もして、事業も拡大するつもりだった。そのためにはポートフォリオ作りが急がれた。ブランドの立ち上げを急いだ理由だ。「ブラン」はタイラー・クォンと進めている事業だ。いつも彼とともに行動するしかなかった。

Q10.それで、ジェシカは最初に脱退の話をした。
おそらく、脱退意思を明らかにしたのは…、このような計画があったからではないだろうか。しかし、最後の1枚のアルバムまではやり遂げることにしたので、このような夢は、しばし延期したと思われていた。

だが、ジェシカは個人的なことに重きを置いた。当然、少女時代の活動を疎かにするしかなかった。これに対し、他のメンバーたちがはっきりしろと迫った。最後まで、集中してほしいと。

Q11.ところで、ジェシカの態度が急変したと聞いたが。
先月15日、Dispatchに情報提供があった。ジェシカとタイラーがS法律事務所に来ていると。そして、実際、そこで2人を確認した。どんな相談をしたのかは分からない。しかしS法律事務所への訪問後、立場が変わったことは明らかだ。メンバーたちに「あなたたちさえよければ、結婚後も少女時代を続けたい」と…。

Q12. 2匹のウサギを取りたいということか?
ジェシカは、どちらも逃したくなかった。特に事業は先送りできない状況だった。すでに相当に進んでいて、ジェシカはかなりたくさんのお金を投資していた。残りの8人のメンバーは最初から「結婚OK」「事業OK」だった。ジェシカの夢を尊重してあげたのだった。ただ、活動終了後に、個人的なことをすることを願っていた。それがメンバーとファンに対する礼儀だと思っていた。

Q13. 9月に、急きょ、メンバー会議をしたらしい。
今の状態では長期ツアーも、最後のアルバムも、きちんとやり遂げるのは難しいと判断した。それで、ジェシカと他のメンバーたちは、先月(9月)に会議を行った。そしてジェシカにはっきりするようを求めた。
ジェシカは弁護士との相談後、立場を変えた。そして、少女時代を続ける意思を伝えた。「もし不満があるなら、書面で通知してほしい」と言った。

Q14.会議の結果はどうだったか?
2、3回会議を開いた。その後、ジェシカは突然、ニューヨークに発った。これ以上、話し合いを続けることができなかった。結局、みんな(原文。おそらく「他のメンバーは全員」ということ)これでは活動を続けるのは無意味(原文。「無理」とほぼ同じ)だと判断した。ジェシカとしては、なんとかファンミーティングの前日に帰ってきたので、自分のすべきことは果たしたと思っていた。しかし他のメンバーは、ジェシカにとって「少女時代」はずいぶん前から副業になっていると感じていた。

Q15.「ブラン」でのタイラーの役割は?
ジェシカは8月6日に「ブラン」を立ち上げた。最初の商品としてサングラスを出した。現在、香水、アクセサリー、衣類なども準備中だ。2015 F/Wコレクションも計画している。
タイラーも「ブラン」に投資している。ジェシカよりは投資額が少ないという。彼の主な役割は中国進出だ。中国と香港のデパートへの入店を試みている。

Q16.現在、中国への「ブラン」の進出状況は?
「少女時代のジェシカ」というタイトルだけで中国で大人気を得ている。最近は香港のレーン・クロフォードという大型ショップでの出店に成功した。入居待機中のところもいろいろある。主に香港店だ。ほかにも、シンガポール、タイ、上海などへの進出も控えている。「ホット」な新規ブランドとして浮上している。(人気上昇中だ)

Q17.そうだとすると、他のメンバーと金銭的な葛藤もありそうだけど。
ジェシカが「ブラン」で金を稼ぐことについては気にしていない。彼女の能力だからだ。ただ、ジェシカの結婚説が及ぼすリスクは十分に予想される。ジェシカの結婚は、業界の公然の秘密だった。契約期間1年以上の団体広告は全面ストップされた。オファーを受けても進めることができなかった。

Q18.ジェシカはメンバーに戻ることができるだろうか?
結論から言えば、10%前後だ。復帰の前提条件は、ジェシカが優先順位を変えること。しかし、もう、あまりにも遠くまで来てしまっている。すでにタイラーとすべての面であまりにも結びつきが強くなっている。もちろん、ジェシカがブランド・セールスのために、ソロや延期を要請することもできる(訳者注:チームとしてではなくソロ活動をすることにしたり、チームとしての活動は事業などが一段落するまで延期することを事務所や他のメンバーに相談することもできる、ということ)。しかし、通常それに要する準備期間を考えると、今すぐは難しくのではないだろうか。

ーー引用終わり

いや~、危ないなあ…、と感じます。
昔から「二兎を追う者は一兎をも得ず」というじゃありませんか。

もう、ここまで来たら、法律事務所で何を言われたのかは知らないけど、前に向かって突き進むしかないと思うんですよ。復帰とか考えないで。

留学、事業、結婚。ニューヨークに行って勉強もして、結婚もして、事業も拡大する…

これも、同じ。地道にいかないと。

「もし不満があるなら、書面で通知してほしい」
弁護士の入れ知恵なのかもしれないけど、こういう対決姿勢はよくなかったと思いますよ。
「あなたたちさえよければ、結婚後も少女時代を続けたい」と態度を180度変えたのは、ジェシカさんのほうなんだから。

他のメンバーも事務所も、すごく理解があるじゃないですか。

とにかく事務所の言い分をよく聞いて、ちょっと損かな、とか思ってもいきり立たないで、
みんなと仲良くやっていく、今、それがすごく大事な時期だと思うんですがねえ。

老婆心ながら。(おっさんだけど…)

(3)ティアラか、東方神起か。少女時代はどうなるのか
2014.10.02
私はくわしくは知らないのですが、時々MVなどを見ていた記憶からすると、ジェシカさんは9人のメンバーの中でも中心的なほうの存在だったように思うんですよ。彼女が歌う部分も多かったような。

だから、ジェシカさんの脱退は、小さくない影響を、少女時代に与えるおそれもあるかもしれませんね。

過去のケースを見ると、女性グループのほうが、男性グループより、メンバー構成の変化のような大きな問題を経た後、ちょっと力が落ちるというか、なんか、後を引きずる傾向があるようにも感じられます。

そのへんのところをこの記事が書いています。
●スポーツソウル 2014.09.30 17:55
少女時代、ジェシカの脱退、似ているのはティアラ? 東方神起?
http://www.sportsseoul.com/?c=v&m=n&i=115145

ジェシカの脱退理由について、ジェシカ側と所属事務所SM、8人の少女時代の他のメンバーの間に「異見」がある中、少女時代がこれからもガールズグループのトップの位置を維持できるか注目されている。

ファヨンの脱退で内紛を経験したティアラ、あるいは一部メンバーの事業問題でチームの分裂を招いた東方神起ーJYJの事態と似た面が見える。ティアラは内紛後、人気が下落したが、東方神起ーJYJはチームが分離した後も国内外で依然として人気を維持している。

ティアラは2012年、メンバー間の不和からファヨンを脱退させた。しかし、その理由をめぐって所属事務所と他のメンバーたち、そしてファヨンの主張が異なり、ファヨンの脱退は「真実ゲーム」(訳者注:みんなで真実を突きとめる騒動)の様相になった。ファヨンの脱退後、ティアラとティアラの所属事務所コアコンテンツメディアは世論の非難を受けた。

ジェシカとクリスタルの姉妹がSM所属のように、当時、双子のファヨンとヒョヨン姉妹も同じ所属事務所で同じ釜の飯を食べていたが、当時、妹のファヨンが退場した後も姉のヒョヨンは事務所に残ってファイブ・ドールズとして活動した。メンバーを再編したティアラは現在まで活発に活動しているが、かつてほどの人気は得られていない。ファヨンは最近、女優に専念している。

当代最高のアイドルグループだった5人組の東方神起は、2009年、3人のメンバー(キム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンス)がチームを離れ、大きな波紋が広がった。

当時、3人は所属事務所SMを相手に専属契約に対する効力停止仮処分申請をソウル中央地裁に提起した。SMはこの訴訟は3人が化粧品事業をめぐり金銭的な誘惑を受けたため、と発表した。その後、不公正契約(いわゆる「奴隷契約書」)などが話題になりながら、両者は3年4カ月間、法廷で攻防を繰り広げた。

SMに残ったユノ・ユンホ、チェガン・チャンミンは現在も東方神起として活動しており、チームを離れた3人はJYJを結成してアジア全域で人気を得ている。

ジェシカが、最近訪問して相談したとされる法律事務所「世宗」のイム・サンヒョク弁護士が、東方神起を脱退したキム・ジュンス、パク・ユチョン、キム・ジェジュンの弁護人として、専属契約をめぐる争いで、勝訴に導いた人物という点も興味深い。

ーー引用終わり

ということは、イム弁護士の指示で、自分から「出ていく」のではなく、みんなから「追い出される」形にするために、「あなたたちさえよければ結婚後も少女時代を続けたい」と態度を180度変え、「もし不満があるなら、書面で通知してほしい」「正当ではない理由によりこのような通報(あなたは「もう少女時代のメンバーではない」ということ)を受け」などという「らしくない」言葉を使ったのかな。

ジェシカさん側からみると、いじめはなかったし(もちろん、彼女が脱退を口にして以降、そして最近、関係がこじれてからは、多少ぎくしゃくした、ということはあったかもしれないが)、事業などがからんでいるので、ティアラよりは東方神起のケースに近いかもしれない。

しかし今後の少女時代のほうを考えると、ティアラのような道をたどるおそれも、けっこうあるかもしれないなあ…。

いずれにせよ、感情的な対立になると、両方とも傷つくような気がするよ。


(4)テヨン「少女時代を守りたいという考えしかない」

2014.10.03
ジェシカさんの脱退に対するメンバーの反応は、それぞれのよう。

●スポーツ朝鮮 2014-10-03 06:12
ジェシカ「少女時代を出て行ってほしい」という要求は大きな心の傷
サニーは沈黙、テヨンは涙の訴え
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=076&aid=0002598617

ジェシカが少女時代の活動を中止した中、メンバーのサニーは固く口を閉ざし、テヨンは涙で訴えた。

サニーは1日午後、生放送で進行されたMBCラジオFM4U「サニーのFMデート」をいつも通り行った。

先月30日、ジェシカの少女時代からの脱退が公表された後、初めて行われた生放送だったので、サニーがジェシカについて言及するか、多くの人々の関心が集中した。

サニーは、いつものはつらつとした姿ではなく、淡々とした口調で落ち着いて番組を進め、最後まで、ジェシカの脱退については言及しなかった。

一方、同日、テヨンはソウル清凉里のあるデパートで行われた少女時代のユニット、テティソ(テヨン・ティファニー・ソヒョン)のファンサイン会で、こらえていた涙を流した。

同日、ファンのサイン会の後、テヨンは「最初から少女時代を守りたいという考えしかありませんでした。ごめんなさい。もう一度だけ信じてください」とファンに心の内を打ち明けて、涙を流したことが明らかになった。また、テヨンの訴えにファンも一緒に涙を流したと伝えられた。

一方、ジェシカは報道資料を通じて、少女時代の活動の中断について公式的な立場を発表し、「15年以上一緒に活動してきた他のメンバーと事務所から、私が事業をするという理由で『少女時代から出て行ってほしい』と要求され、とても深く傷つき、無念な思いを抑えることができない」と明らかにした。

ーー引用終わり

テヨンさんの言葉。
「少女時代を守りたいという考えしかない」
というのは、リーダー格のこの人らしい、っていうか。
「もう一度だけ信じてください」ねえ…。
なんかちょっと政治家みたい。
実際、そういう面も出てくるんだろうね、このクラスになると。

この記事についたネットユーザーのコメントは、支持の多いのから、こんな感じです。

テヨンよりサニーのようにふるまうほうが良いだろう。
2014.10.03 午前 6:26 共感 109 非共感 18

H.O.T.の時と変わらないね。SMのグループは奴隷契約のせいか最後はみんな同じ。
2014.10.03 午前 6:50 共感 81 非共感 2

ジェシカの過ちだとしてもね。メンバーの誰かが結婚しても理解してあげると言ってきた。結婚したら当然、少女時代に集中できないはずなのに。理想だけでそんなこと言っていた。実際にそういうことは起きないと思って、言っていただけ。それが問題。
2014.10.03 午前 8:34 共感 51 非共感 4

うん。かつては少女時代、今は?
2014.10.03 午前 6:32 共感 61 非共感 14

(5)過去、他のメンバーたち「ジェシカ、頑張ろうね」
2014.10.03
ジェシカさんと他のメンバーの間では、やはり、だいぶ前から、微妙な空気が流れていたみたいですね。

●ソウル新聞 2014-10-03 15:07
過去、少女時代のメンバーたち「ジェシカ、頑張ろうね」と発言。意味深長。http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=081&aid=0002468480

少女時代の前メンバー、ジェシカが個人ブランドを立ち上げた後、メンバーたちが急に立場を変えたと主張する中、テヨンがファンサイン会で「もう一度だけ信じてほしい」と涙を流したという。

(略)

ジェシカはファッションブランドブラン事業について「所属事務所のSMと他のメンバーたちに、事業の準備段階から最近まで数回にわたって事業に関して十分に話し合い、理解を求めてきた。SM所属会社(事実上SMと同意)から(少女時代の活動と)事業を並行して行うことについて、同意と許可が下りて、メンバーらからも祝福されて事業を開始した」と説明している。

そして、「ブランドを立ち上げてから、わずか1カ月しかたっていない9月初めにメンバーたちは突然の立場を変えて会議を招集し、その後、正当な理由なしに、「事業をやめるか少女時代から出ていくか2つに1つを選べ」と要求してきた」と明かした。

一方、今回の事態と関連し、今年初め、少女時代のメンバーらが出演したMBC「ラジオスター」の中での発言が注目されている。

当時MCのキム・グラが「少女時代のメンバーの間で(お金を意味する手の形をしながら)『稼いでるんじゃないの』『頑張ろうね』みたいなこと言ってるの?」と聞いたところ、メンバーたちは一斉に「ジェシカ、頑張ろうね」とジェシカに向かって言った。

ーー引用終わり

これは、やはり…、う~ん、ジェシカさんの言う「メンバーからも祝福されて」というのとは、やや違う情緒的な面が他のメンバーたちにはあったのかもしれない。

まぁ、むずかしいよね。

他のメンバーはみんな少女時代の活動に専念しているのに、ひとりだけ自分の事業をする、っていうのは。

よくわかんないけど、10人近い同じ年頃の女子の間で、こういう雰囲気になると、けっこう精神的につらいんじゃないかな、ふつう。

でも、「メンバーからも祝福されて」と堂々と言ってのけるあたり、ジェシカさんはかなり強いと思う。いい意味で。

事業家に向いているかもしれない。


(6)韓国アイドルグループの「7年目の峠」

2014.10.06
少女時代のジェシカさんの問題を考えながら、韓国のいろいろな報道を見ていたら、ジェシカさんの個別的なケースを超えて、韓国のアイドルグループみんなが直面する共通の難しさいうものを、素人にもわかりやすく、ポイントをうまく整理して説明してくれている記事を見つけた。

記事によると、アイドルグループはデビューから6~7年で、長く続くか終わるか、大きな分かれ道にさしかかるという。

●ソウル新聞 2014-10-06 05:12
少女時代もKARAも…7年で転機を迎える理由は?
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=081&aid=0002468985

アイドルグループは、デビューから6~7年後にロングランするかどうかが決まる岐路に立つ。トップクラスであっても、そのころに、大小の試練が迫ってくる。芸能事務所がアイドルグループの契約期間を通常7年としており、再契約を迎えるのも、これと無縁ではない。実際、今年デビュー7年目の人気ガールズグループの少女時代、KARA、ワンダーガールズも、この「7年目の峠」を越えることができず、メンバーの脱退や入れ替えなどの危機を迎えた。

では、何がアイドルグループのロングランを妨害するのだろうか。過去は、男性グループは軍隊、アイドルは年齢がそれぞれ最も大きな障害として挙げられていた。しかし、最近は経済的な問題がチーム存続の最も大きな問題となっている。

アイドルグループは年を重ね、国内外で韓流スターとして人気を得ほど、名声を利用して金を稼ぐ機会が多くなる。人気アイドルグループの親が運営するカフェや飲食店には、四六時中、国内外のファンが殺到し、大賑わいだ。したがって、人気の高いスターになるほど事務所の介入が少なくなり、事業をして付随的な収入を求めるメンバーが生まれるものだ。

今回の少女時代のジェシカの脱退事件も、彼女が自分の名前を使ったサングラス事業を立ち上げたことから発生した。もちろん、ジェシカは他のメンバーや事務所の同意を得て事業を始めたと主張している。しかし、8人のメンバーと事務所が7年の間に、一緒に成し遂げた少女時代というブランドを事業に直接・間接的に利用することをめぐっては、内部対立は避けられなかっただろう。ある芸能関係者は「メンバーの親戚が経営する店に、他のメンバーたちがサインを提供するなど、経済的なサポートをすることは、ある程度目をつぶっても、その事業がチームのイメージに良くない影響を及ぼす感じになれば所属事務所や他のメンバーと対立が生じるのはどうしようもない」と話す。

最近、アイドルスターの親のチマパラム(直訳すると「スカートの風」、母親がスカートの裾を翻しながら奔走する姿から。子供のために頑張ること。「でしゃばる」というやや否定的なニュアンスもある)が活発になっているのもグループ内で葛藤が頻発する主な背景となっている。外部からの事業提案が所属事務所を通さずメンバーの親に直接来ることも多く、このような場合、内部葛藤を生みやすく、チーム解体につながることさえある。

収益の分配に不満を吐露するのも、主にメンバーの親たちだ。アイドルグループが所属する大手芸能事務所の関係者は「収益の分配の計算をする日、メンバーの親たちが集まり、互いに分配金額を比較して事務所に不満を吐いたりもする。どんなにメンバー間の仲が良くても、親が否定的な見方を持てば、葛藤の火種が生じる」と話した。特に、最近は、アイドルグループの個人活動が多くなり、収入の格差が生じており、それにともなう問題も大きくなっている。

ある中堅歌手のマネージャーは「メンバーたちが演技などの個人活動をあまりさせてくれないと不満を表示する一方、親たちはうちの子のチーム寄与度に比べて待遇がよくないと抗議をしたりもする。本人たちの人気を当然視している(当然、人気が高いと思っている)ことから大半の問題は発生する」と耳打ちした。5人から4人の体制に変化したKARAの場合もメンバーの脱退の過程で、親が直接他の芸能事務所に接触し、マスコミにも全面的に出て、注目を集めた。

しかし、何よりも、アイドルのロングランを妨げているのは、本人の意志だ。芸能事務所サイダスのキム広報チーム長は「アイドルは6~7年間活動して人気を得ると、音楽に関心のある「アーティスト型」と華やかさを追求する「芸能人型」に分かれる。結局、個人の選択だが、グループの人気は、所属事務所社やファンとともに作りあげたものであるだけに、それを守ろうとする責任感も必要だ」と指摘した。

――引用終わり

なるほど…。

非常に、よく分かる気がする。

日本のアイドルグループの場合も似た事情はあるのだろうが、韓国の場合は、特に親の干渉が大きいのではないだろうか。

日本人と韓国人の暮らしを見ていて、違うなあ、と思うことのひとつに親子関係がある。韓国のほうが結びつきが強い、というのか…、日本人なら「お母さんは黙ってて」ということになりそうな子供の社会的な領分に、親がどんどん入ってきて、子供を支援し、子供も(親も)それを当然と考える、というふうに見える。

日本の場合は、子供の立場からすると、親子関係というのは私的なことで、自分の属する社会的集団という公の世界では各自裏にしまっておく、という感覚がふつうだと思うのだが、そのへんの感覚がちょっと違うのだ。

これは、マネージメントをする芸能事務所としては、けっこう頭の痛い問題だと思う。
どうしても、親はわが子がかわいいあまり、ちょっと(または、相当に)現実とずれた主張をしてくるケースが間々あるんじゃないか。

親が「うちの子の寄与度に比べて待遇がよくない」と抗議する。

う~む。その光景が目に浮かぶようだ。

まぁ、親としてはですね、アイドルの寿命は短いものだし、稼げるときにしっかり稼げるようにしてやりたい、という、その気持ちはよくわかるんですがね、グループでやってるわけですから。

子供だちは仲良くやっているのに、それを親がぶち壊すレベルにまでなると…。
でも、抑えられないんでしょうねえ、熱い思いを。


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