イ・ジヨンとダヒが、また、裁判所に反省文を提出した。イ・ジヨンは10回目、ダヒは17回目の反省文提出となる。
最後まで、やれるだけのことはやろう、ということのようだが、効果のほどは果たして…。
ところで、ぼくは、この事件の報道をずーっと見てきて、たくさん記事を書いてきたのであるが、この事件の動機にかかわる重要な事実を書き忘れていたことに気づいた。
それで、ここで、それについて書いておこう。ソースはこの報道。
●ヘラルドPOP 2014-10-17 11:23
イ・ジヨンとダヒの「イ・ビョンホンが先に家を探してみろと言った」との主張に、イ・ビョンホンは「名誉毀損」
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=112&aid=0002630449
昨年(2014年)10月16日に行われた最初の公判で、イ・ジヨンの弁護士はこう主張した。
イ・ビョンホンは性的関係を要求した。断ったら、別れを告げられた。それで、心が傷ついて脅迫したのであって、計画的ではなかった。別れる過程で口論があり、その流れで事件が起きた。家を買ってほしいと言ったことはない。イ・ビョンホンが先に「不動産屋へ行って、家を探してみろ」と言った。
このことは当時、私も記事で紹介したが、この次の部分は、ここで初めて紹介する。
イ・ジヨン側は、こうも主張していたのだ。
ダヒは、イ・ビョンホンの「わい談」動画を芸能メディアのディスパッチに持って行けば、10億ウォン(1億円)もらえると言っていた。(同じように、イ・ビョンホンに)動画を売るのは違法ではないと誤解していた。幼い頃から芸能界で暮らしてきたために不法性に対する認識がなかった。
さらに、ダヒの弁護士も、こう述べている。
動画を流布したり、それをネタに脅迫するのは犯罪だが、経済的取引きをするのは違法ではないと(ダヒは)思っていた。親しいお姉さんのイ・ジヨンから話を聞いて(イ・ジヨンがイ・ビョンホンに)もてあそばれたと感じ、善意から行ったことだった。
ちなみに、この元記事のイ・ビョンホンの写真はネスカフェの広告。ちょうど、この日に、ネスカフェは広告モデルをイ・ビョンホンからチョン・ウソンに交代したと発表した。
それはともかく、イ・ジヨン側とダヒ側のこの主張から考えると、イ・ジヨンとダヒでは、この事件を起こした動機が異なると考えられる。
イ・ジヨンは、イ・ビョンホンに対する腹立ちまぎれの感情から、一方、ダヒは(義憤もあるにはあったかもしれないが)金銭目的だった、と見るべきではないだろうか。
イ・ジヨンは、動画をネタにイ・ビョンホンから大金を脅し取ろうとした事件自体では、むしろ年下のダヒに主導されている。5日のディスパッチのスクープでも「イ・ジヨンがダヒの計画(原文は「設計」)に従った」と記されている。
また、イ・ビョンホンがイ・ジヨンの家を訪れた際も、イ・ビョンホンの到着から少し遅れてダヒも来ている。つまり、2人きりの時間を少しだけ作るようにして、長くは2人きりにしないように意図的に動いていた。
また、ダヒは、イ・ビョンホンと会った2日目(7月3日)にすでに脅迫のネタとなった「わい談」動画をこっそり撮影した。これはイ・ジヨンとの謀議の上ではなく、ダヒ独自の判断でやったことではないかと思う。イ・ビョンホンと一昨日(7月1日)に会ったばかり。まだ「イ・ジヨンがもてあそばれた」など思われるような事実は何もないこの段階で、ダヒはすでにネタを押さえたのである
5日のディスパッチのスクープによると、イ・ビョンホンとイ・ジヨンとダヒの3人が初めて会った7月1日、レストランの個室で、イ・ビョンホンは、イ・ジヨンとダヒに、入れ替わって座るように指示して、イ・ジヨンを近くに招いた。
つまり、最初からイ・ビョンホンの目的はイ・ジヨンで、ダヒではなかった。
が、ダヒにとってはそんなことはどうでもよく、イ・ビョンホンに対して最初から「あるよこしまな意図」が芽生えていた可能性が高い。イ・ジヨンにはそんな「意図」はなかったのではないか。
また、イ・ジヨンの実家はかなり裕福なようだ。彼女の母方の叔父がこう証言している。
兄さん(イ・ジヨンの父親)には十分な財力がある。商店街に建物を2つ持っており、大きな果樹園も営んでいる。それらは、私が不動産屋と通して直接購入したのだから、事実と断言できる。
●ソウル経済 2015-01-09 03:27
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=011&aid=0002624533
一方、ダヒのほうは、検察が公訴事実として、事務所に3億ウォン(約3000万円)もの借金をしていたと記した(公判で、ダヒの弁護人はこれを否定)こと、またイ・ジヨンは私選弁護士を選任しているが、ダヒの弁護人は国選ということからすると、少なくともイ・ジヨンよりは(かなり)経済的に困っていた、と考えられる。
まだ20歳(1994年 3月 30日生まれ)のダヒ。おそらく中学在学中か卒業後にはすぐ芸能界に入ったダヒは、本人が認めているように社会常識が欠如していた。
が、芸能界を取り巻くさまざまな人間模様から学んだのか、イ・ビョンホンの「わい談」動画が金になる、ディスパッチなら10億出す(だろう)ということは、ちゃんと知っていた。
その動画を売る相手は、ディスパッチでもイ・ビョンホンでも同じ。それは単なる「経済的取引き」と考えていた。
もちろん、本当にそう単純に考えていたのかは別として、その程度の浅い知恵、甘い認識しかなかったことは、この事件で、イ・ビョンホンと最後に会い、動画をネタに強請ったあと、イ・ビョンホン側からの「(お金を渡す)方法を聞いていません。口座に振り込みますか?」とのメッセージに「はい」と、まったく無警戒に、素直に返信したことによく表れている。
冒頭に記したように、ダヒは、実に17回目の反省文を提出したとのことだが、本当に分かっているのだろうかと、疑わしく、心配に、感じるのは私だけだろうか…。
そして本来、イ・ビョンホンのような大スターは、こういう未熟な若者のお手本になるようにふるまうべきはずなのだが。
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