韓国の大衆を感動させた黒田投手(39)の「ダウン決心」

26日、ヤンキースからFAとなり、去就が注目されていた黒田博樹投手(39)が8年ぶりに古巣・広島への復帰を決めたことが分かった。

年俸は総額4億円ほど。黒田には、再契約を望むヤンキース意外にも、パドレスが最大で年俸1800万ドル(約21億6000万円)、ドジャース年俸1600万ドル(約19億2000万円)プラス出来高払いと、メジャーの複数の球団から高額のオファーが寄せられていた。それらの好条件を蹴って、広島への復帰を決めたのだった。

スポーツニッポンによると、黒田は、決断の理由をこう語ったという。
「今の僕があるのはカープのおかげ。いずれは帰り、恩返ししたい気持ちはある。日本に帰るならカープしかない。帰るなら、バリバリやっている時に帰りたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141227-00000006-spnannex-base

このニュースは、日本で発表されると同時に、韓国にも伝わり、大きな関心を集めた。

 

 

●OSEN  2014-12-27 07:03
ML200億ウォンを放棄して日本に復帰 金より夢を選んだ黒田
http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=109&aid=0002960355&date=
20141227&type=1&rankingSeq=1&rankingSectionId=107

この記事の内容は、上のスポーツニッポンの記事をほぼそのまま引用したもの。黒田のこの決断は「ダウン決心」と表現されている。上がるほうではなく、下がる(ダウンする)ほうに決めた、という意味。

さて、黒田のこの「ダウン決心」を、ネチズン(韓国ネットユーザー)はどう受け止めたか。 この記事に付いたコメントをずらっと10本、紹介しよう。

黒田がドジャースに入った時、泣きながら話したこと。「高校の時、敗戦処理専門だった私を先発投手として育ててくれた広島。将来は、広島に帰ってファンの前で引退したい」
2014.12.27 午前 7:43 共感 4162 非共感 83

カン・ミンホ:おれには信じられない。
2014.12.27 午前 7:39 共感 3378 非共感 141

2013年11月、FA選手だったカン・ミンホ(29 捕手)は契約金35億ウォン、年俸10億ウォン(4年)など総額75億ウォン(約7億円)という当時歴代最高額でロッテと契約を結んだ。が、2014年は、打率2割2分9厘・71安打・16本塁打・40打点と低調な成績に終わった。

わ~、日本は嫌いだけど、これはすばらしい。韓国の選手も見習わないと。
2014.12.27 午前 7:32 共感 3251 非共感 155

日本の選手だが、こういう信念と価値観には十分拍手を送るだけのことはある。日本のスポーツ選手にも、ダルビッシュ、黒田、本田、岡崎といった優れたメンタルの持ち主がいる。
2014.12.27 午前 7:39 共感 2653 非共感 98

黒田は、まだメジャーでも通用するのに。
2014.12.27 午前 7:31 共感 2124 非共感 122

実力は外国人に見せるにはみすぼらしく、取るに足りないのに、プライドだの誠意だのうんぬんして報酬をつりあげることに血眼になっている韓国の3流FA選手たちにはこれを見て、何かを感じてほしい。
2014.12.27 午前 8:04 共感 211 非共感 6

黒田は良い球を投げるが、長期契約を結ばず、1年ごとに成績によって検証されてきた。すばらしいメンタル。スポーツスタートして認められるべきだ。
2014.12.27 午前 7:42 共感 197 非共感 8

こんな漫画みたいなことがあるなんて。正直、すごい。
2014.12.27 午前 8:29 共感 165 非共感 2

金よりもっと大事なものがあるということを身をもって示してくれた。日本人だけど、こういう点は見習わないと。
2014.12.27 午前 7:37 共感 150 非共感 9

チャン・ウォンジュンの契約金が黒田の年棒の2倍だなんて!!
2014.12.27 午前 8:06 共感 131 非共感 10

2013年のシーズン終了後、斗山はFA市場で、チャン・ウォンジュン(29 投手)と4年総額84億ウォン(約8億円)で契約した。これは当時、投手FA歴代最高年俸だった。

チャン・ウォンジュンは斗山と4年で8億円だから、広島と1年で4億円の契約をした黒田と、総額ではなく、1年分で比べると半分にしかならないが…。

とにかく、黒田の決断を絶賛する声ばかりだ。

もちろん、黒田のような義理がたく男気のある選手というのは、日本でも多くはない。だからこそ、大きな話題になったわけだ。しかし、こういう選手を高く評価する精神的な風土というのは、日韓はよく似ている、ということは確かだね。

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