ハン・イェスル主演の「美女の誕生」の視聴率が、相変わらず、低迷している。
先週は、日曜日に特別番組「SBS歌謡大祭典」が放送された関係で、同じ時間に放送される予定だった16話は放送延期となり、今週の土曜日に放送されることになった。
そのため、最新の視聴率は20日(土)に放送された15話のものだが、やはり芳しくなく、前回とまったく同じく6.1%に留まった。
一方、ライバルのMBC「伝説の魔女」は、20日(17話)に25.1%と、初めて25%を超え、21日(18話)では、さらに伸ばして25.6%に達した。(数字はすべてニールセンコリアの集計による全国視聴率)
京畿新聞は、このように報じている。
●京畿新聞 2014.12.21
「伝説の魔女」視聴率がうなぎ上り
http://www.kgnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=403792
――引用始まり
今月10月25日14.5%でスタートした「伝説の魔女」は回を追うごとに視聴率が上昇し、 11月16日(8話)に20%の壁を超え、それから1カ月後に25%の壁も破った。
(略)
同日、同じ時間に放送されたSBS「美女の誕生」の視聴率は6.1%にとどまった。
「伝説の魔女」は、出生の秘密と陰謀、復讐など、ありふれた「切り場」の要素を盛り込んだ典型的な通俗劇だ。目新しいものはない構成だが、「美女の誕生」の競争力が著しく劣り、俳優たちの個性のある演技が光っていることもあって、視聴者から選ばれている。
――引用終わり
出生の秘密、陰謀、復讐など、ありふれた「切り場」の要素を盛り込んだ典型的な通俗劇のことを、韓国では「マクジャン(切り場)・ドラマ」(막장 드라마)という。
NAVERの辞書によると「マクジャン・ドラマ」(막장 드라마)とは「絡まり合った人物関係、無理な状況設定、刺激的なシーンなどで展開されるドラマの総称」となっている。
その意味では、「美女の誕生」も、やはり典型的な「マクジャン・ドラマ」だと思うのだが…。どこに差があるのだろうか。
ちなみに、「伝説の魔女」は、殺人、株価操作、詐欺、殺人未遂など罪で女子刑務所の同じ監房に収監された4人の女受刑者が刑務所で習った製パン技術でパン屋を設立し、「公共の敵」である神話グループ(財閥系の製菓会社)を相手に愉快・爽快・痛快な復讐戦を繰り広げる、というお話。
う~む、内容的には「美女の誕生」とかなり被っているみたいだが、この圧倒的な数字の差は、やはり記事で指摘されている「俳優たちの個性のある演技」によるのか、台本にあるのか、はたまた別の要因があるのか…。
あと、「美女の誕生」は、当初の予定の20話から1話増えて、来年1月11日に21回で終了することになったという。
●OSEN 2014.12.22 14:18
「美女の誕生」1話延長
http://osen.mt.co.kr/article/G1110036675
この記事によると、21日(日)に特別番組「SBS歌謡大祭典」が放送された関係で、1話ずれたため、予定通り20話で終わりにすると、日曜日ではなく土曜日に幕を下ろすことになってしまう。テレビ局としては、やはり日曜日に最後の放送をしたほうが収まりがいいので、1話増やして、日曜日に終わらせることにした、とのこと。
数字がよくて、視聴者からの強い要望があって、1話増えた、ということなら、良かったんだが…。
ハン・イェスルさんは、1話増えたことを、どのように受け止めているだろう。
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