パク・シフ事件再考(5) 父親の怒りと悲しみ、しかし大衆は「花蛇じゃないのか?」

2013年2月18日の警察発表によって明らかになったパク・シフの事件による大騒動は、同年5月9日に彼を告訴した女性Aさんが突然、告訴を取り下げたことで急速に収束していった。

パク・シフは不起訴となり、性犯罪者の汚名を免れた。

しかし、Aさんは突然、どうして、告訴を取り下げたのか?

人々の関心はこの点に集中したのだったが、パク・シフ側もAさん側も、明確な理由を明かすことはなかった。

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大衆の憶測の中で、最も有力だったのは「パク・シフ側がAさん側に巨額の示談金を払ったのだろう」という見方だった。

実際、パク・シフ側は警察捜査の段階から、Aさん側に示談を持ちかけていた。

まず示談に動いたのは前所属事務所代表だった。彼は2月18日以降、Aさんの父親の説得に取りかかった。そして20日、SホテルのコーヒーショップでAさんの父親と面会した。そこにはパク・シフの母親と(パク・ウホ 182cm86kg 現在、パク・シフの個人事務所「フ・ファクトリー」代表。元プロ野球選手で、2002年から2007年まで、現代ユニコンズで外野手として活躍)も同席し、示談について話し合った。

パク・シフ氏側は、告訴を取り下げる条件として1億ウォン(約1000万円)を提示した。 しかし、この時、Aさんの父親は頑強に拒否したという。
●ディスパッチ 2013-03-08 午前09:04
強姦、花蛇、背後、合意…パク・シフ事件 事実から見た顛末

当時、「Aさんの父親は、1億ウォンでは納得せず、10億ウォン(1億円)を要求してきた」という噂がささやかれた。

しかし、これはデマだった。10億ウォン云々は、この事件の初期に中心的な役割を果たし、Aさんを煽って告訴させたBさん(Aさんの先輩(女))が、口にしたことで、それが混線して、Aさんの父親の発言と誤解されたのだった。

■パク・シフ事件再考(2) 「パク・シフに致命傷を負わせて、和解金をたくさんいただこう」

実は、Aさんの父親は一度も金を要求したことはなかった。彼は金ではなく、パク・シフの刑事処罰のほうを望んでいた。

ディスパッチのこの記事によると、事情を知る関係者が「K君を追加で告訴したことからも、処罰の意思が強かったと推定できる」と話したという。

父親のこの気持ちは理解できる。「嫁入り前の大事な娘をキズ物にしやがって!」という怒りは、韓国の一般的な父親なら当然持つことだろう。(娘さんの日ごろの素行はともかくとして)

「パク・シフもパク・シフだが、娘をたぶらかして『お膳立て』をしたKも許せん!」

父親の気持ちはよく理解できる。が、事実が明らかになるにつれ、大衆はAさんの話を疑い始めた。

「本当に、ず~っと、まったく意識がない状態だったのだろうか…」

やがて、いわゆるチラシ(主に証券街で飛び交うデマの多い情報)に、Aさんの素性に関するものが出回りだした。

「Aさんは、いわゆる花蛇(男性に意図的に接近して身体を委ね金品をせびろうとする女性)で、過去にも同様のことをしていた」

これは、根拠の弱い噂だったようだが、Aさんの父親にとっては大変な衝撃で、娘の将来に対し、深刻な危惧の念を抱かずにはいられなかった。

というわけで、Aさん側としても、この騒動はできるだけ早く終わらせたほうが良いと考えるに至ったようだ。

もし検察がパク・シフを起訴したとすると、次は裁判になる。まず一審。そこで有罪になったら、まちがいなくパク・シフは控訴する…。

大事な娘が、この過程で延々と世間から悪しざまに言われることは、父親として耐えがたかった。

すでに、パク・シフは警察から起訴意見で送検されており、(Aさん側の主張する)事実は一定程度、認められたし、パク・シフはもう十分に社会的制裁を受けた。

Aさん側は、もう争いを続けるべきではない、これ以上、続けると、自分のほうが深く傷ついてしまう、そう判断したと考えられる。

パク・シフ側はとにかく、どんな理由であれ、Aさんが告訴を取り下げてくれれば、まさに「恩の字」なわけで、Aさんに対する誣告(虚偽告訴)罪での逆告訴など、Aさんが告訴を取り下げてくれさえすれば、すぐに取り下げるつもりだった。

示談金が払われたのかどうかは不明だ。

ただ、ある程度は、払われたと見るべきだろうなぁ、というのが、ぼくの印象、推測だ。

一説では、示談をめぐる交渉で、Aさん側はパク・シフ側に「もう外国で暮らさなければならない。80歳まで責任を負え」などと、到底、受け入れがたい要求をしてきて、それで合意できなかったということだ。
●ニューシス 2013.03.13 午前 6:19
[単独]パク・シフ側「避妊した Aさん、80歳まで責任を負うよう要求」

しかし、これはAさんの父親と会ったパク・シフの弁護士の話で、パク・シフの関係者が明かしたこと。

したがって、信ぴょう性は高くなく、また、もしかりにこういうことをAさん側が言ったとしても、それは言葉通りの意味ではなく、要するに「和解には応じない」という強い意思表示だったと見る余地がある、いや、そう見るのが妥当だろう。

この関係者は「マスコミは、パク・シフ側はすべて金で解決しようとしており、Aさん側は一罰百戒を望んでいるという見方をしていて、それが残念でならない」と訴えた。

さて、Aさん側が告訴を取り下げた理由、事情についての考察は、このくらいにしておこうと思うのだが、ここで、もうひとつ、根本的な疑問が脳裏に浮かんだ。

そもそもAさんは、どうしてパク・シフを告訴したのだろうか、という点。

ここが、なんとも、不可解きわまりないのだ。

(続く)

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