前回(3話)の最後のほうに、こう記した。
全鎔喆(チョン・ヨンチョル)は収監された後、一部の政治家や報道機関に対し、「真実を明らかにする」とする手紙を送り、一部メディアなどは刑務所内でのインタビューまで行った。94年12月以来8年間、多くのメディアに「無念なことがある」という曖昧な表現を記した手紙だけを送ってきた。2002年11月頃、記者に実名を挙げてその「残念なこと」の中身を刑務所内のインタビューを通じて話し始めた。02年11月18日に、春川地方検察庁原州支庁で、この点について取り調べを受けたこともある。