見えてきたユチョン事件の本質 それは「習慣」だった

ユチョンのルームサロン(テンプロ、テンカフェなど、接待女性のいる個室形式の高級店)での接待女性への性的行為は、やはり常習的なものだったようだ。

ディスパッチは、被害を訴えた4人の女性、A(告訴を取り下げた)、B、C、Dさん以外に、ユチョンに暴行されそうになったEさんなど、複数の関係者を取材し、そう結論付けた。

●ディスパッチ 2016.06.28 午後5:39
「バンド、トイレ、そして習慣」…ユチョンの性スキャンダルの本質


この記事に最初に登場するのは、5人目の女性、Eさん。彼女はテンカフェで働いていた。そして、ユチョンを客として迎えた。この時、ユチョンから性的暴行を受けそうになった。しかし、なんとか逃げることができたという。

Eさんの説明によると、こういう流れでユチョンは行為に及んだという。

まず、バンドを入れる。バンドが音楽を演奏する。ユチョンがEさんトイレに呼ぶ。そして強制的に関係を持とうとした。

狭いトイレでユチョンともみ合ったが、Eさんは最後まで拒否し、何分かしてそこから抜け出すことができた。

この後、Eさんは警察に通報したりはしなかった。「そんなことは思いもよらなかった」という。その理由は「水商売の女の言葉など信じてもらえないと思った」から。

ディスパッチは、本当にEさんが話した暴行未遂はあったのかどうか確認するため、Eさんが事件のあった直後に親しい友人と交わしたカカオトークでのやりとりを見せてもらった。

「私、強姦されるところだったの。ユチョンXX」

Eさんは、その日未明、ユチョンが客として来店したことも、この友人に文字メッセージで告げていた。そして、トイレで起きたことも打ち明けた。

Eさんは、我慢できないほどの怒りを感じたが、しかし、我慢しなければならなかった。ユチョンを訴えることなど「天に唾する行為だ」と思ったのだった。

「訴えて解決するだろうか。みんな私の悪口を言うだろう。誰も信じないだろう。水商売の女が強姦だって? と…。そういう視線が怖かった」

Eさんは、今も告訴するつもりはないという。

ディスパッチはさらに取材を進め、4人以上の高級カフェの従事者に会った。全員、ユチョンを客として迎えた人たちだった。

彼女らはユチョンのことをよく覚えていた。音楽、特にヒップホップが好きで、チップを惜しみなくふりまき、料金もきれいに払う客だった。

それからもうひとつ彼女らが話した共通点は「バンド」と「トイレ」だった。

テンカフェで働く女性、FさんとGさんが自分が目撃したことを話した。
「バンドの演奏が始まると、ユチョンはトイレに行く。パートナーの接待女性を連れて。そこで何が起きているのかは分からない。バンドの音のせいで(トイレの中からは何も)聞こえない。ユチョンがトイレに入ると、仲間たちは笑った。彼らは(中で)何が起きているのか知っていたようだ。私たちは推測するだけで、分からなかった」

ディスパッチが2人にユチョンの事件についてたずねたところ、似たような答えが返ってきたという。ユチョンは、客だ。そして自分たちは水商売の女性だ。「いわゆる、身分(?)の限界」(原文ママ)があった。

FさんとGさんは、性的暴行があったのかどうかという点については言葉を濁した。ユチョンは暴力はふるっていなかったからだ。では、すべての関係は(接待女性の)自発的意思によるのか、とディスパッチがたずねると、首を横に振ってこう答えた。

「もちろん、喜んで応じたお姉さん(先輩の接待女性)もいたはず。しかし、確実にそうではなかったお姉さんもいた。それでも拒んで(トイレから)出てくるのは難しかったと思う。この仕事をしているので。いろいろなことを考えてしまう」

また別の接待女性、Hさんは「恐怖感」という言葉を使った。誰が助けてくれるのか、誰が信じてくれるのか、誰が理解してくれるのか…。

「トイレの外には、仲間たちが座っている。威圧感は確かに存在した。暴行に対する恐怖ではなく、保護を受けられないだろうという恐怖」と話した。

Hさんはこうも話した。
「告訴? 花蛇(男性に意図的に接近して身体を委ね金品をせびろうとする女性)扱いされるだろう。金を稼ぐために水商売をやっているくせに、どういうつもりなんだと。だから、通報など考えらない」

ディスパッチはHさんのこの話を聞いて「これはAさんが告訴を取り下げた理由と似ている」と記している。

ディスパッチはAさんの関係者が周辺の人物と交わしたカカオトークの一部を入手した。
「事件の証人といえば、ルームの中いた10人(ユチョンの仲間)だけ。争ったところで、自分の身元が暴かれるだけで、良いことなどないと思った」

ディスパッチは告訴した4人「A、B、C、Dさんは花蛇扱いされている」とし、「そう(花蛇)かもしれないし、そうでないかもしれない」と慎重に記している。

そのうえで「ただし、彼女たちが自分の主張を証明する方法は極めて制限されている。夜の仕事、水商売。だから、軽い女、という先入観を持たれている」としている。

ーー以下、結論部分、引用

今回の事件の法的基準は、性的暴行のがあったかどうかだ。しかし、隠れた本質は別にある。ユチョンの習慣、ユチョンの態度は当然のことなのだろうか。

最後に、Iさんの話。 彼はルームサロンで幹部として働いている。 Iさんは「習慣」という言葉を使った。もしかしたら、問題意識がないのかもしれない(ユチョンは自分の行為を問題とは思っていなかったのかもしれない)と分析する。

「テンプロやテンカフェは基本的に2次(売春)はありません。性売買は禁止です」

Eさんはルームサロンのトイレでやられそうになった。FさんとGさんはユチョンがトイレに行くのを目撃した。いずれも今回の事件(A、B、C、Dさんの事件)とは別の日に起きたことだ。

「ユチョンは運悪く花蛇にひっかかったのかですって? 一種の習慣ではないでしょうか。これまでに多くの試みがあり、結果もあったことでしょう。(ユチョンは常習的に接待女性をトイレに連れて行って性行為をしようとして、首尾よくできたこともあったし、うまくいかなかったこともあっただろう) その途中でA、B、C、Dとも会ったのです」

「花蛇」が出てきて、「組織暴力団」が現れ、「5憶説」が出回った。一方で、彼ら(ユチョン側)が先に(Aさん側に)「補償」について切り出し、「父」(ベク・ヨンドゥ元ヤンウンイ派(組織暴力団)幹部)を前面に出したことは隠している。

ユチョン騒動はいつのまにか番外ゲームに発展した。ユチョンは、新しいフレームの中で「被害者」に変身した。 (水商売の女に)「やられた」という同情論が起きている。

しかし、ユチョンから脅威を受けても通報していない女性もいる。

結局、口実を提供したのは、ユチョン自身だ。彼が高級遊興飲食店で、当然だと考えていた習慣…、それが今まで水面の上に出ていなかっただけだ。

ーー引用終わり

う~む、韓国の風土が、匂い立つように、濃厚に感じられる、非常に興味深い取材記事だ。だいぶ、実態が見えてきた。

前の記事でも書いたが、韓国社会の「水商売で働く女性」に対する見方、蔑視のこもった先入観というのは、日本とはまったく比べられない。

■ユチョン性的暴行事件 韓国社会の「水商売で働く女性」への否定的な見方

そのため、この記事で、ルームサロンの幹部、Iさんが話しているような「基本的に2次(売春)はないテンプロやテンカフェ」(高級な部類のルームサロン 日本のキャバクラなどとほぼ同じ)で働く接待女性でも、世間の自分に対する見方をよく知っている。

それで、多くの女性は「不快なこと」があっても我慢する。

ユチョンは、そこに、つけこんだ。

密室、バンドの音量、大勢の仲間の男たちの威圧感…、女性たちが抵抗を諦めてしまうような条件も巧妙に整えている。

「音楽、特にヒップホップが好きで、チップを惜しみなくふりまき、料金もきれいに払う客だった」

なるほど…、ユチョン御一行様は、この不景気の時代、店にとっては大変な上客だったわけだ。店の幹部は、見て見ぬふり…だったのだろうなぁ。( Iさん、あなたには女性たちを守る義務もあるのだから、「習慣」で片づけたらダメでしょう!)

しかし、こんなことができる莫大な金は、アジアを中心としたたくさんの女性ファンが出してくれたわけで…。その大部分の人は、そんなに高い給料をもらっているわけでもないだろうに。

中には豪傑もいたんだね。

「喜んで応じたお姉さん(先輩の接待女性)もいたはず」

ユチョンの熱烈なファンだったのかな? しかし、他の熱烈なファンたちは、この記事を読んで、悲鳴を上げていることだろう。

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見えてきたユチョン事件の本質 それは「習慣」だった” への2件のコメント

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  2. ピンバック: 「ユチョンにもう石を投げないで」っていう主張の込められた文章(韓国人作)の「検証」と私の見方 | ソウル人生劇場

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