韓国版「深夜食堂」(SBS)放送終了。これ、日本版は日本で大人気だったが、韓国版は韓国で微妙…

同名の漫画(原作:安倍夜郎)を基に小林薫主演でテレビドラマ化され、2009年10月からTBSで放送されている「深夜食堂」。シーズン3まで続き、今年(2015年)1月には劇場版も公開された。

この人気ぶりを見て、韓国でも韓国版の「深夜食堂」が作られて放送され、とりあえずシーズン1が終了したのだが、さて、その評価は…。

●OSEN 2015.09.06 午前 7:06
韓国版「深夜食堂」、なぜ視聴者にそっぽ向かれたのか?
http://entertain.naver.com/read?oid=109&aid=0003151437

 

ーー引用始まり

SBSドラマ「深夜食堂」が今月(9月)5日「秋の錢魚(コノシロ)パーティー」を最後に終了した。

人に対するやさしい視線をベースに温もりを伝えようとした「深夜食堂」の最後は、懸念と期待を一身に受けてスタートした第1話と比べて、かなり寂しいものだった。大人気でファンに愛された日本とは違い、韓国版「深夜食堂」は視聴者たちからそっぽを向かれてしまった。なぜだろうか?

同名の日本の原作漫画に基く「深夜食堂」は、夜12時から朝7時まで店を開く独特なコンセプトの食堂と、ここを訪れるお客様の普遍的かつ特別な話を描いたドラマだ。

キム・スンウが食堂を営むマスター役を演じ、素朴だが温かさが感じられる食べ物を作って出し、客と視聴者の空腹を満たす。パク・ジュンミョン、チェ・ジェソン、バン・ミンチョン、チョン・ハンホン、チュ・ウォンソンなど助演の俳優たちが味わいのあるキャラクターをよく演じ、ドラマを興味深くしていた。

さらに2話のシム・ヘジンを皮切りに、カン・ドゥ、チ・ジニ、オ・ジホ、ナム・ジヒョン、イ・ヨンハ、イ・ヨンボム、チョ・ドンヒョク、ソ・ウ、キム・ジョンフン、チョン・ソミン、キム・ジョンテ、ナム・ボラ、ナム・ギュリ、アン・ジェウク、イ・ギウ、ユンハ、ジェイ、キム・ジュンホ、ホン・ソクチョンと、超豪華ゲストが「特急客」として参加し、ドラマを豊かにした。

しかし、日本的な色彩が強い「深夜食堂」を韓国ドラマにしてみたころ、視聴者が感じる異質感が大きかった。まずドラマ全般にかかるキム・スンウのナレーションがぎこちなく、「マスター」という呼称も視聴者にはなじみにくかった。「庶民感情を描きたい」という企画意図からするとそぐわない食堂の内部や小品も批判の対象になった。小さな町の路地でよく見かける庶民の食堂と言うには「深夜食堂」はあまりにも清潔で、傷一つない食器は高級でさえあった。

料理を作る過程を描かずにお客さんたちの前にさっと出される料理も残念だった。 思い出がこもった料理を食べながら過去を回想し、その中で胸の打たれるという感動的なシーンもあったが、一部の回では、間接広告のための材料としてのみ扱われ、苦々しさを残した。そして早過ぎるトーリー展開が視聴者のドラマへの没入を難しくした。

食堂を訪れた人物たちが何の縁も利害関係もなく重要な秘密を打ち明ける姿は首をかしげさせた。そして短い時間内に一つの事件を解決しなければならないという圧力のせいか、すべて言葉で説明される。これは視聴者たちが感じたり考えたりする余地を遮断し、感動を半減させた。

土曜日の夜12時15分から2話連続で放送という時間的な制約も「深夜食堂」の興行を妨害する要素になった。時間帯的にもドラマを見るのが容易ではなく、放送されていることを知らない視聴者もかなりいた。

それでも制作陣と出演俳優たちはドラマに対する自信を示し、シーズン2を強く望んでいる。 「深夜食堂」が温かい気持ちを表現し、善良なドラマを制作する可能性を垣間見せたのは明らかだが、再びドアを開くことができるか(シーズン2に進めるか)どうかは、もう少し見守らなければならないようだ。

ーー引用終わり

韓国版「深夜食堂」は、今年(2015年)07月04日から09月05日まで、全20話で放送された。記事にもあるように放送時間帯が、土曜日の夜12時15分から2話連続(1話30分)放送という変則的なスタイルだったためか、視聴率は2%をやや切る程度で推移した。

しかし、6日のニールセンコリアの調べでは、5日の19話「チャンジョリム(牛肉の煮つけ)石焼きビビンパ」と20話「秋の錢魚(コノシロ)パーティー」視聴率は2.4%この時間帯としては、なかなかの好成績と言えるのではないかと思う。

ただ、どうなんだろ…。

主役がキム・スンウだったのだが、適役だったかどうか…。

もちろん、キム・スンウは個人的には大好きだし、人間的にも信頼している。

前に「イ・ビョンホン脅迫事件(4)」でも書いたが、2009年12月にKBS2TVドラマ「アイリス」の撮影現場で起きたカン・ビョンギュと制作会社スタッフとの乱闘事件の裁判で、キム・スンウは、このように真実を証言した。

カン・ビョンギュからケンカを起こしたのではない。チョン代表がカン・ビョンギュに会って謝罪できる場を設けてほしいと私に頼み、それを伝え聞いたカン・ビョンギュが現場にやって来た。ところが、チョン代表が『自分には過ちはない』と言ったため、カン・ビョンギュはチョン代表の後輩たちと大きな声で言い争うようになった。そしてカン・ビョンギュはチョン代表の後輩たちによってリンチを受けた。カン・ビョンギュは後ろからバットでなぐられ、以後、身を守るために拳で殴り合った
●ニューシス 2011-08-20 12:01
キム・スンウ「カン・ビョンギュは被害者」…暴行事件の裁判で
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=003&aid=0004031834

この証言は、裁判ではほとんど無視されたが、この証言により、ネチズンはトラブルの真相を知り、当時、いろんな不祥事などでぼろぼろになっていたカン・ビョンギュを助けたところで自分には何の利もないのに、真実をきちんと証言したキム・スンウの誠実さを讃えたのだった。

それで、ぼくも、多くのネチズンと一緒にキム・スンウを信頼するようになったし、このキム・スンウの男気が大衆の間に浸透し、今回の韓国版「深夜食堂」のマスター役に「適役」として起用される背景になったのかもしれない。

んが、ちょっと違うんじゃないか、って気もするんだよね。

小林薫(1951年9月4日生まれ、64歳)とキム・スンウ(1969年2月24日生まれ、46歳)では、相当にキャラが異なる。

「深夜食堂」は小林薫の場合は、はまり役と言える。一見すると武骨で強面(こわもて)な風貌。大きくはないが、がっちりした体格。世の酸いも甘いもかみわけた内面の安定感。職人気質の料理人っぽい雰囲気…。

しかし、キム・スンウは正義感の強いまっすぐなイメージ、スマートなエリート、背が高くハンサム、きれいな顔立ち…。

もうひと癖ふた癖ほしいよなあ。年齢的にも、もう40後半だから、こういう役をするのに若すぎるということはないけど、やっぱ55くらい(か、60くらい)がベストかな、って気もするし…。

キム・スンウ本人は、これやってみて、どう思っているんだろう?

そのへん興味がわいてきたので、調べて、また後で書きます。

(で、調べた結果↓)
■韓国版「深夜食堂」キム・スンウ やる気満々「今後も、マスターは私以外にない」
http://seouljinseigekijo.com/?p=3588

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韓国版「深夜食堂」(SBS)放送終了。これ、日本版は日本で大人気だったが、韓国版は韓国で微妙…」への2件のフィードバック

  1. 韓国版も観たケド
    何と言うか
    独特の人情押し付けられてる感じの圧を感じた
    これはハリウッド演出にもよく見られる
    多分民族的な違い
    深夜食道は戦後の貧しかった頃の
    失われつつある
    日本の日本人的な郷愁と自然体が魅力
    韓国版はどうもその辺を
    貧しさ暗さと受け止めてる感じ
    日本版は全体に明るさが灯る感じだが
    韓国版は暗く後味が悪い

  2. まぁ、文化と人種の違いがもの凄いから、同じモノが流行る訳が無いけど。
    日本版は、ものすご良い役者さんが演じてるんだよ。
    「人間交差点」みたいな内容なんだから、国・人種の違いは大きく影響するよ。
    三等国には無理w

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