巨額民事訴訟の一審勝訴後、キム・ヒョンジュンの父が明かした「一家の地獄の日々」

東亜日報が、一審判決から6日後の今月(8月)16日、キム・ヒョンジュンの父キム・フンソンさんに会って話を聞いた。

●東亜日報 2016.08.29 午後4:44
キム・ヒョンジュンの父、一審判決後のインタビュー


以下、そのインタビュー内容である。文中の「Aさん」は、元恋人のチェさん。

▼裁判の結果を聞いて、どんな思いでしたか?
とても心配していたのですが、ひとまず、安堵しました。

▼ヒョンジュンさんはどんな反応でしたか?
Aさんの賠償要求がすべて棄却されたことで、何よりも妊婦を暴行したことはないと明らかになったことを喜んでいました。2014年8月、暴行容疑で最初に告訴された直後、ヒョンジュンは私に電話で泣きながら言いました。「お父さん、ぼくは本当に殴っていません。暴行していません。ぼくが女性に暴力をふるう人間でしょうか?信じてください」と言って嗚咽しました。

それで「お父さんはおまえを信じている。私の息子は女性を殴るような男ではない!」と言って慰めました。しかし、どこに行っても女性に暴力をふるったやつと見られるため、トラウマが生じました。米国にいる叔母さんが報道を見て私に「(女は少々、殴られても)子供は産める。でも女を殴ったらダメだ!」と言いました。親戚でもそう言うくらいだから、他人の視線に耐えるのがとてもつらかったです。今回、「妊婦に暴力をふるった」という濡れ衣が晴れ、すごく心が楽になりました。しかし、心の傷は一生、治らないこともあると言いますので。

▼ヒョンジュンさんの軍隊生活は順調ですか?
今、上等兵です。来年、除隊します。軍隊では忙しく過ごしています。それが、かえってよかったと思います。軍隊に入る前は、毎日、真っ暗な部屋にこもっていました。一日中です。当初、昨年5月に入隊する前にコンサートをして、韓国のファンに恩返ししようと思っていました。会場も仮契約していました。ところが、その前にAさんが「ヒョンジュンに暴力をふるわれて流産した」と主張して、損害賠償請求訴訟を起こしました。

世論により「妊婦に暴力をふるった犯人」と決めつけられ、ファンに合わせる顔がないと、明るいところに出ることもできなくなりました。外出することもできず、食事もせず、お酒を飲んで眠るのがやっとでした。精神的ストレスと恐怖感が極限に達し、パニック障害の症状を見せ、帯状疱疹にも悩まされました。

▼そんな息子さんを見守るご家族もつらかったでしょう?
あの苦しみは、言葉で表現できません。本当に大変でした。一日一日、家族も生死を行き来する思いでした。世間の人々が息子を破廉恥犯だと言うので、母である妻は耐えきれず、3度も遺書を書きました。ヒョンジュンも苦しんでいました。あの当時は本当に2人とも死んでしまうのではないかと思いました。私たち夫婦は毎日、涙を流していました。どこへ行って顔をあげられず、息を殺していました。人々が集まって話すのを見ただけで、ヒョンジュンと私たち家族の悪口を言っているのだと感じられました。周りの人の「ヒョンジュンのお父さんは、どうしたら良いのでしょう」と心配してくれる言葉が「子どもの教育を、どうしてあのように間違えたのか?」と悪く言う言葉に聞こえました。

▼2014年9月、Aさんが暴行致傷の告訴を取り下げる前、6億ウォン(約6000万円)を渡した理由は何でしょうか?「暴力はふるっていない」と主張していたのに。
ヒョンジュンは当時、警察の取調べでも、5月30日「Aさんとの間で争いはあったが、暴力をふるっていない」と供述しました。しかし問題は、ヒョンジュンが、「2014年5月15日に妊娠が明らかになったが、6月1日に流産した」というAさんの話を何の疑いもなく、すべて信じてしまったため、当時の小さな争いを根拠に「ヒョンジュンの暴力によって流産した」と主張するAさんに対し、抵抗できなかったのです。

そして8月22日、マスコミによって「暴行事件」が報道され、10日で1万以上の関連記事が出ました。9月12日にはAさん側の弁護士が「まだ提出していない資料がある」とマスコミを通じて語りました。Aさんの告訴で窮地に追い込まれたヒョンジュンは、そのようなマスコミ報道を自分の息の根をとめる脅威と受けとめるしかありませんでした。

当時、ヒョンジュンはワールドツアー中だったので、国内で起きていることに対処し、解決するのが難しい状態でした。ヒョンジュンは真実かどうかはともかく、自分が妊婦に暴力をふるった破廉恥犯と決めつけられること自体がとてもいやで怖かったのです。それで6億ウォンを渡しました。私もお金を渡したこを昨年2月になって知りました。ヒョンジュンは家族を心配させないようにと思い、話さなかったのでしょう。

▼ヒョンジュンさんは、この示談金を渡した後も、どうしてAさんに会い続けたのか、不思議に思う人が多いです。
Aさんは「また妊娠した」と言って、ヒョンジュンを訪ねて来ました。周辺から「またAさんが『暴力によって流産した』と主張すると、芸能人として、もう活動できなくなる。だから、Aさんに背を向けるな」という助言もあり、そして何よりもAさんが「妊娠した」と言うものだから、ヒョンジュンとしてはまた会うしかなかったのです。

当時、ヒョンジュンはいっしょに産婦人科に行こうとしましたが、Aさんは産婦人科に一人で行き、「産婦人科の診察の結果、子袋が見えた」という内容の文字メッセージをヒョンジュンに送って来ました。Aさんはその後「2014年12月8日にキム・ヒョンジュンの強要により産婦人科で妊娠中絶手術をした」と主張したのですが、産婦人科への事実照会の結果、妊娠の事実そのものがありませんでした。したがって妊娠中絶もあり得ないことでした。しかし、それを知らなかったヒョンジュンはAさんに会い続け、本当の子供を持つことになったのです。

Aさんは2015年1月3日、ヒョンジュンにまた妊娠したことを知らせ、2日後、子供と住む住宅を購入する資金を要求してきました。ヒョンジュンがまず実子かどうかを確認しようと言うと、2015年4月7日、最近、判決が出た16億ウォン(約1億6000万円)の損害賠償請求訴訟を起こしたのです。

▼Aさんに渡した6億ウォンは返してもらうつもりですか?
そうしたいです。ありもしないことでお金を受け取ったんですから。お金を返してもらうのが目的というよりは、そうしてこそ完全に名誉が回復されると思うので。

▼今回の判決によりヒョンジュンさんも、自分の思いを明かせるようになったと思われるのですが。
私もそういうふうに期待しているのですが、本人は慎重です。裁判がまだ残っているからです。子供(Aさんが2015年9月に出産。後にキム・ヒョンジュンの実子と確認された)の問題も解決しなければならないのですが、その話をするのは怖いです。私たちは一貫して法に従って、判決に従って責任を負うと言っているのですが、芸能人ですので、(私が今、子供の問題について話すと、その内容が)歪曲されて、世間に広まるのではと思い、とても怖いのです。子供の家の近くにも行っていません。

▼赤ちゃんに会いたいですか。
会いたいです。ヒョンジュンにどれほど似ているかも気になっています。一度も見ていません。私たちが子供に会わせるよう要求したら、また何か問題が生じるのではないかと思います。家庭裁判所の手続きを経て、面接できるようになったなら、その時、子供の顔を見ることができるでしょう。

▼今、願いがあるとすれば…。
ヒョンジュン関連の裁判が、一日も早く終わってほしいです。そして、すべての真実が明らかになることを願っています。ヒョンジュンを愛してくださるファンの皆様に真心で応えるには、それしかないと思っています。

(終わり)

そうか…。お父さんは、2014年9月にヒョンジュンがチェさんに6億ウォンを渡したのを、2015年2月になって知ったのか…。

「ヒョンジュンは家族を心配させないようにと思い、話さなかった」とお父さんは話しているが、ここがこの事件の大きな分岐点だった。

思うに、ヒョンジュン本人と家族がここまで苦しめられることになったのは、チェさん母娘の巧妙な策略と執念深い性格にもよるが、この時、表ざたにしたくないと、ヒョンジュンがひとりで考え、簡単に6億ウォンという大金をチェさん側に渡してしまったから、これが決定的な間違いだった。

それまでも現金や高額なプレゼントをヒョンジュンにちょとずつせびっていたチェさん母娘だったが、これで完全に味をしめ、本格的にヒョンジュンを金づるにすると決めた。

そしてヒョンジュンの子をはらみ、先日、判決の出た1億6000万ウォンの巨額民事訴訟を起こすことになった。

お父さんとすれば、2014年9月に6億ウォンを渡す前に、なんで相談してくれなかったんだ、という無念な思いだあるだろう。

この時に、きちんと対応し、びた一文、やらない、と断固たる態度で臨んでいたならば、これほどまで大きな騒動にはならなかった、一時的には騒動になっただろうが、この時、「妊娠、流産」の証拠を出せ、とチェさんを問い詰めていたなら、そこで終わったはずだ。

…いや、終わらなかったか…。ヒョンジュンは、その後も、チェさんと会い続け、結局、2014年末に、チェさんは本当にヒョンジュンの子をおなかに宿したわけだから…。

このへんのヒョンジュンの心理が分からない。ふつうは2014年9月で関係が終わると思うのだが。

この点は、このインタビューでのお父さんの説明を聞いてもさっぱり分からない。

不思議だ。奇妙な男女関係だと言うしかない。

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巨額民事訴訟の一審勝訴後、キム・ヒョンジュンの父が明かした「一家の地獄の日々」」への5件のフィードバック

  1. ピンバック: 〔考察〕ヒョンジュンはなぜ示談金を渡した後もチェさんに会い続け本当の子供を持つに至ったのだろうか? | ソウル人生劇場

  2. 6億wの合意書の中に、年末まで恋人関係を継続するとチェ氏からの条件があったからです。逃げても執拗に追いかけ、とにかく最終的な目的の妊娠をするまで。有り得ない事にそこまで合意書も渡してもらえず。合意書を渡す条件が最後に関係を持て!と言う事がだったのでしょう。暴露を恐れて言いなりになっていた事が悔やまれてなりません。

    • >6億wの合意書の中に、年末まで恋人関係を継続するとチェ氏からの条件があった

      ほんとかなあ?

      根拠となるソース(メディアの記事など)があったら、教えてください。

        • 追加

          http://m.ilyoseoul.co.kr/news/articleView.html?idxno=114748

          こちらは弁護士さんの言葉もはいってます。何故6億払ったのか。3000万wの提示を6億と向こうが言った経緯もかいてあります。
          それから済州島も旅行に連れていったように思われてますが、ヒョンジュンの身内の旅行に情報得たチェが押しかけたのが実情です。同意書を渡すと言って。

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