bearさんという方から、この記事の「検証」をしてほしい、というリクエストがありました。
●meditator 2016/07/08 14:46
容疑無し、これからパク・ユチョンはどのように補償されるべきでしょう? どうか、これ以上、石を投げないようにしましょう
これ、けっこう長い文章なので、ぼくのほうで要約すると、こういう内容です。
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今回の騒動で、ユチョンは、よく似た状況での性的暴行容疑で4人の女性から告訴されたものの、どうやら、容疑無しという結果で終わりそうだ。
しかし、マスコミは、結果が出るまで見守っていてほしいという本人や所属事務所、ファンの哀願にもかかわらず、人民裁判のような大騒動を繰り広げ、ユチョンはマスコミと大衆の餌食にされ、人格をひどく侵害された。
告訴した女性たちの主張を、そのまま「事実」として報じた。
ほぼ同じ時期に起きた米メジャーリーグの韓国人選手、カン・ジョンホの事件に対する米国のマスコミの態度は、これとはまったく対照的だった。カン・ジョンホが性的暴行の容疑で告訴されたということ以外、関係者の話や憶測などによる報道は一切なされなかった。彼が活躍した試合後のインタビューでも、マスコミは、事件については一切、彼に問わなかった。
米国のマスコミだけはなく、韓国のマスコミも、ユチョンとカン・ジョンホでは対応が大きく違った。韓国のマスコミは、カン・ジョンホについては「まだ容疑は明らかになっていない」として慎重な姿勢を取っている。
この違いは、米メジャーリーグに進出した韓国のヒーローと、叩きやすい芸能人の違いによるものなのか?
そんな中、あるイギリス人弁護士が、この事態を見兼ねて、「韓国のニュース放送人協会と韓国記者協会が作る『ニュース倫理道徳規範の就業標準』に違反している」というコメントをユチョン・ギャラリーに送った。容疑無しで終わった場合、ユチョンは、このイギリス人弁護士が指摘した韓国マスコミによる名誉や権利の侵害に対して、被害補償を受けることができるのだろうか?
7月7日にSBSが、警察の捜査結果は「4件すべて容疑無し」と報じ、翌8日、警察が「最初の告発人Aさんの事件は容疑無し」と発表した。(事実は少し違う。警察はまだ公式には何も発表していない。これまでの報道は、すべて各マスコミの記者が警察の関係者から取材した情報を元としている)
「容疑無し」の結果を受けると、マスコミは淡々とそのことを報じた。マスコミはひと言も謝罪せず、「それでも、公益の(兵役に代わり公共の仕事をしている)身分で、ルームサロン(日本のキャバクラに似た個室形式の高級飲食店)に出入りし、そこで女性たちと性的関係を持ったのは事実だから、イメージの失墜は仕方がない」と断言さえする。
ネチズンの書き込みも同じだ。まるでユチョンが「犯罪者」にならなかったことが残念だとでも言うかのように、彼の「過ち」をあげつらい、「(容疑無しに終わったが(終わりそうな見通しだが))でも、おまえはもう終わりだ」と言って責めている。
マスコミも大衆も「過ち」と「犯罪」の境界を認識していない。ふつうの会社員でも出入りしているルームサロンに、まるでユチョンだけが出入りしていたかのように、彼を依然として「犠牲の羊」にして咀嚼(そしゃく)するのに夢中だ。この道徳的「潔癖主義」は、真の「道徳」なのか、「魔女狩り」なのか?
この間のユチョン事件の騒動で隠れてしまった社会的、政治的事件に目を向けるべきではないのか?
どうか、これまでにあなたが投げた石ですでに十分に血を流しているユチョンに対し、ユチョンが反省と謝罪はプライドが傷つくからどうしてもできないとしたとしても、もう石を投げない最低限の良識を望む。これまで3週間のあなたたちの怒りと罵倒によって、ユチョンのはすでに十分「処罰」を受けたのではないだろうか?
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これを読んで、どう思うか、ってことなんだけど、まず、この人の主張について考える前に、ぼくは、もし本当に、今回の事件が4件すべて「容疑無し」で終わったとするならば、まっさきに思い浮かぶのは、告訴した女性たちに対する深刻な人権侵害。ユチョンじゃなくて、こっちのほう。
特に、2番目に告訴したBさんは、ユチョン側から誣告(虚偽告訴)罪で逆告訴されているので、そっちは起訴されて、踏んだり蹴ったりの結果になるおそれがある。これを、ぼくは、大変、心配している。(このケースについては、警察が正式に結果を発表した後で、そすうる必要がある結果だったなら、記したいと思っている)
前にも書いたけど、ユチョンがやったことは、本来、お酒を飲みながらホステスさんと会話を楽しんだり、歌をうたったりする場所(テンカフェというルームサロン、日本のキャバクラみたいなところ)のトイレで、ホステスさんと性交をして射精までした、ということ。それも、何回も「習慣」になるほどやっていた。
これは、もうダメでしょう。
この事件が、もし仮に、ユチョンは、ただルームサロンでホステスさんと楽しく会話をしていただけなのに、ホステスさんから「トイレに連れ込まれて暴行された」という荒唐無稽な話で訴えられた、ということだったなら、それは、ユチョンに同情すべき。そうだったなら、みんなで、ユチョンを叩くなんてことは、あり得ないし、もしそんなことが起きたなら、ユチョンはそんなことをした女性と報道したマスコミを相手に補償を求めて裁判をすべきだろう。
ファンは、切実に、もしそうだったならどんなに良いか、と願っているだろうが、もうその可能性はない。
次に、性行為はあったが、それは「ホステスさんのほうから誘われた結果」ということであったとしたなら、そうだったなら、少なくとも、ぼくはユチョンを責めない。
しかし、この可能性も99%ない。
トイレに誘ったのはユチョンで、女性たちはみな、戸惑っていたのだ。
7月7日のSBSの報道では、警察が「容疑無し」と判断した理由として、女性たちは「驚いたり当惑することはあったものの、暴行や脅迫は無かった」という趣旨で供述した。そのため、強制性の立証は難しかった、としている。
これは、非常に微妙なところ。女性ならみんな、この時のホステスさんの立場に自分を置いて考えてみればわかると思う。
ユチョンのやり方について、よく知らない人は、この記事を読んでみてください。
■見えてきたユチョン性的暴行事件の本質 それは「習慣」だった
この文章を書いた人は、こう記している。
ふつうの会社員でも出入りしているルームサロンに、まるでユチョンだけが出入りしていたかのように、彼を依然として「犠牲の羊」にして咀嚼(そしゃく)するのに夢中だ。
ルームサロンは、ふつうの会社員が気軽に出入りできる料金ではないのだが、それはとかく、もちろん、ルームサロンに出入りしている人はたくさんいる。
しかし、ですよ。みんな、そこでは、お酒を飲みながらホステスさんと会話を楽しんだり、歌をうたったりして過ごすのであって、性交などしない。当たり前のことだ!
戸惑うホステスさんをトイレに連れ込んで、性交して射精する、なんてことは聞いたことがないのだ!
これが、衝撃の事実で、また、ユチョンの健全な青年というイメージとあまりにもかけ離れていたので、大騒ぎになった、というわけ。(カン・ジョンホの場合は、舞台がアメリカ、野球選手と性的暴行という点で、さほど(?)イメージの落差はないこと、女性に嵌められた可能性があること、などの理由であまり騒ぎになっていない)
これで、マスコミに補償を求めようとしても無理がある。「事実じゃんか!?」って言われるだけ。
よく言われることけど、韓国では、法律の上に「国民情緒法」というものがあって、こっちで裁かれるのが本当の裁判だ、という国民の共通認識がある。
つまり、みんな、人民裁判や魔女狩りを、まったく不当とは思わない、こういう韓国の風土で、「もう石を投げるのはやめましょう」と呼びかけたところで、どうにもならない。
韓国の大衆は、「容疑無し」だの「不起訴」だの、そんなことは問題にしていない。これまでに明らかになった事実だけで、十分なのである。
それで、ひとりしきり石を投げまくって、飽きたら、また別の対象に向かう。
この繰り返しなのだ。
こういう風土の中で、いちばん良い方法は、ただ黙って、じっと身を屈(かが)めて、嵐が過ぎ去るのを待つこと。
イ・ビョンホンさんは賢かったよ。
あの騒動の最後のほう、一審判決が出る直前に、ディスパッチが、イ・ジヨンの母親から、ビョンホンさんとイ・ジョヨンがSNSでやりとしたメッセージの内容を入手して、暴露した。
この時、ビョンホンさんが「ロマンチック」とか「成功的」とか「夕食で食べたいのはおまえ」とか、いろいろおもしろい発言をしていたことが分かって、これが、すごく、大衆に受けた、っていうかな、みんなまねして「ロマンチック! ロマンチック!」って騒ぎだしたんだ。
ビョンホンさんは恥辱に震えながら「強硬に法的に対応する」と言ったんだけど、「いちいち対応する価値もない」とも言って、結局、何もしなかった。
ただひたすら忍の一字で耐えたんだ。
■ディスパッチが爆弾スクープ!! イ・ビョンホン側の反応は…
ユチョンも、この例にならって、何もしないのが一番。
へたに大衆(マスコミとかネチズン)に盾突くと、もっと石を投げられるよ。
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日本人にはこれだけ厳しいのに
2016.5.20 ↓↓
韓国で三井住友銀元行員に実刑、同僚女性に強制わいせつ「ショックで入院、傷害負った」
http://www.sankei.com/world/news/160520/wor1605200048-n1.html
30代の日本人男性の元行員=懲戒解雇=に、懲役2年6月の実刑判決を言い渡した。
酒に酔ってタクシーに同乗した同僚女性の体を触ったとして在宅起訴された。
地裁は、女性がショックで精神科に入院したことで、傷害を負ったと判断した。
どうも、ありがとうございました。
とても、よくわかりました。
私もユチョン君の行動は間違っていたと思います。
判決とは別に。
しかし、あまりのたたきように、韓国で芸能人の自殺が多いのがわかるような気がして~~。
それと、ファンの方の信じたいという気持ちもわかり…。
どうしたら、立ち直れるのか(自分の行動を反省して)日々、考えていました。
先ずは、耐える~~~。そして、良いお仕事をする。
私は、長い目で見守ります。