きのう(月)掲載する予定でしたが、ちょっとバタバタしまして、きょうアップします。
おととい(2015/0920(日))の韓国でのロードショー公開映画の興行成績ベスト10。
ランキングは、おとといが終わった時点での1日の売上シェア順です。
▼韓国2015/0920(日)の映画興行成績ベスト10
※(公開日)、当日売上シェア(%)、累計観客数(人)
1位 思悼(0916) 50.8% 181万0554人
2位 メイズ・ランナー The Scorch Trials(0916) 31.0% 107万8287人
3位 アントマン(0903) 6.6% 269万8109人
4位 ベテラン(0805) 6.0% 1278万6864人
5位 ドラえもん 劇場版 のび太の宇宙開拓史(0917) 2.1% 4万9952人
6位 ラブライブ!The School Idol Movie(0903) 0.5% 6万8747人
7位 ビューティーインサイド(0820) 0.5% 203万9673人
8位 暗殺(0722) 0.4% 1267万9393人
9位 陥穽(Deep Trap)(0910) 0.3% 25万2435人
10位 ストレイト・アウタ・コンプトン(0910) 0.2% 4万0911人
おおむね制作費が100億ウォン(10億円)以上の大作映画の場合、成功かどうかを判断するひとつの目安として、最初の週末が終わったときに、100万のラインを突破しているかどうか、というのがあるわけですが、「思悼」は180万超で楽々クリア、「メイズ・ランナー」も確実に超えてきましたね。
ショーボックスは、1200万を突破してまだ伸びている「暗殺」の投資・配給会社。「暗殺」に続いて「思悼」も大きな収益をもたらしそうです。
「思悼」の純制作費95億ウォン、損益分岐点は300万人。
証券会社は「思悼」が500万から600万を動員したなら、ショーボックスは25億から30億ウォンの投資利益を上げると推定しており、もし700万まで行けば、利益は46億ウォンに達するとみているそうです。
それで、ショーボックスの目標株価(証券アナリストが銘柄ごとに算出している予想株価)も上昇調整される見込みとのこと。
●マネートゥデイ 2015-09-21 15:04
ショーボックス、秋夕(中秋節)以後、目標株価上昇を予告?
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=008&aid=0003547315
CJも「ベテラン」で大成功。「ベテラン」は、「暗殺」の1267万を上回って、1278万人に達しており、さらに、「暗殺」はもう足が止まりかけているのに対し、まだまだ行けそうだ。
悲惨なのはロッテ。
損益分岐点の350万に対し、43万と大惨敗した大作「侠女」以外でも、今年6月に公開した「京城学校」も観客動員35万人と振るわず、興行に失敗。「京城学校」の制作費は27億ウォンで110万から120万人の動員で損益分岐点を超えられたのだが、果たせなかった。5月に公開した「奸臣」も損益分岐点の200万人にはるかに足りない110万人に終わった。もちろん大ヒットといえる1000万超えの作品などない。
その結果、韓国映画振興委員会が集計した今年(2015年)上半期の韓国映画配給会社別観客シェアによると、ロッテは、売上が197億ウォン(売上シェアは6.2%)で、5位にまで低下した。
ちなみに1位は売上1314億ウォン(41.5%)を記録したCJ、2位は678億ウォン(21.4%)の売上成績を出したショーボックス。
●ニュース1 2015.09.03 午前 7:10
ロッテ、1000万動員映画がなくても、売店・低賃金でがっちり稼ぐ
http://entertain.naver.com/read?oid=421&aid=0001607821
この記事は嫌みたらしく、ロッテエンターテインメントの興行は失敗続きだが、ロッテシネマの営業利益はCGV(CJ系 つまりサムスン系)を上回っており、アルバイトの時給は逆に20%も低く最低水準。(5580ウォン(550円)、CGVは6700ウォン(670円))
興行は洋画に頼り、7月公開の「ミッション・インポッシブル5」が609万人を動員、「ターミネーター5」は320万人だった、ということなどを細かいデータを示しながら記している。
ぼくとしては、「侠女」は、真夏ではなく秋夕連休(今年は9月26日から29日までの4連休)前に公開したほうが良かったのではないか、そうすればあれほどの惨敗はしなくて済んだのはないか、と思っていたのだけど、「思悼」のこの勢いを見ると、やはり秋夕前は避けるしかなかったかと…。
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