イ・ジヨンらへの懲役３年の求刑を、ネチズンではなく、専門家というか、取材している人などは、どう見ているのか、そっちも気になって、調べていたら、この記事を見つけた。
チョ・グァンヒョンさんというニューデイリーの芸能部記者が、「直言直説」という芸能番組で、女性キャスターの質問に答える形式で、説明している。
とてもわかりやすい内容だったので、紹介しよう。文字原稿はなかったので、映像を再生しながら、私が文字に起こし、要約した。
●チャネルA 2014-12-17 16:58
検察「イ・ジヨンには、イ・ビョンホンではない別の恋人がいた」
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=115&oid=449&aid=0000042460
――引用始まり
検察がイ・ジヨンらに求刑した懲役３年というのは、非常に厳しいといえる。
ふつうは初犯の場合、かなり減免される。また、年齢も20代の初めと半ばの若い女性。実刑３年を求刑するのは異例のことだ。
厳しい求刑の理由として考えられるのは、まず脅迫して要求した金額がすごく高かったこと。50億ウォンというのは、ほとんど前例がない。
次に反省していないこと。反省文はたくさん出したが、検察は、内容に事実と異なる部分がたくさんあり、イ・ビョンホンに不利なことを記していて、反省文とは認められない、と判断した。
そして、計画性。イ・ビョンホンは最後にイ・ジヨンの家に行った時にも映像を撮られた。（実際に脅迫に使われたのは、もっと前に撮られたものだったが）この時、イ・ジヨンら２人は、SNSなどで、前もって話し合っている。
また、イ・ビョンホンは彼女たちと会った回数が少ない。３、４回しか会っていない。それで内縁関係というのは認めにくい。
イ・ジヨンらがイ・ビョンホンを誘引して計画的に行った犯行であり、減免の余地はないと検察は判断した。
さらに、第３回公判で検察は、イ・ジヨンはイ・ビョンホンと内縁関係にあったと主張していたが、じつは別に恋人がいたと、明らかにして、衝撃を与えた。検察はこのカードを隠し持っていたのだった。
この点について、イ・ジヨンの弁護士は「１週間ほど、前の恋人とイ・ビョンホンの交際期間が重なっていたことはあり得る。しかし、この１週間は、イ・ビョンホンと交際していたというのではなく、イ・ビョンホンがイ・ジヨンを追いかけていた期間。その後、前の恋人との関係は終わりにして、イ・ビョンホンと交際するようになった」と反論した。
それに対し、検察は「イ・ジヨンには別の恋人がいたし、イ・ビョンホンとイ・ジヨンは会った回数も少ないので、内縁関係とは認められない」とした。
それから、イ・ジヨンの弁護士は「検察は最初からイ・ジヨンを花蛇（男性に意図的に接近して身体を委ね金品をせびろうとする女性）と決めつけて捜査した。先に接近してきたのは、イ・ビョンホンだった。計画的な犯罪ではない。イ・ジヨンとイ・ビョンホンが交わしたSNSのメッセージの中から、検察はイ・ビョンホンに不利なものは除外して、イ・ビョンホンに有利なものだけを証拠として提出したことも、偏ったやり方だ」
判事は最後に、イ・ジヨンに「犯行の動機」を尋ねた。イ・ジヨンは泣きながら「侮蔑されたと感じたから」と答えた。すると、判事はさらに問うた。「裏切られたと感じたのか？ 侮蔑されたと感じたのか？ ３、４回しか会っていないのに、侮蔑されたと感じたのか？ おかしいと思うが…」 と。すると、イ・ジヨンは「申し訳ありません」とだけ答えた。
イ・ビョンホンとイ・ミンジョンは今、米国で仲良く暮らしている。来年１月15日にイ・ジヨンらへの宣告がある。２人はその後、帰国すると聞いている。
――引用終わり
検察は、被害者の側に立って被告を攻める立場だから、こんなものかとも思うけど、やはり、イ・ジヨンがイ・ビョンホンと内縁関係にあって、イ・ジヨンはイ・ビョンホンに一方的に関係を絶たれた、とは認められず、「花蛇」的なやり方で、イ・ジヨンらはイ・ビョンホンから大金を脅し取ろうとした、ということは事実だろう。
しかし、イ・ビョンホンだって、妻のある身でありながら、イ・ジヨンに目をつけ、その身体を目的に、プレゼントなどをもって、せっせとイ・ジヨンの家に通った、という事実は消せないし、まったくの被害者というにはちょっと…、ということは、みんなが感じている通り。
さて、どんな判決が出るか？
求刑が３年だと、執行猶予はやや厳しいかなあ。
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