大韓航空ナッツリターン事件 「罵倒に暴行、虚偽陳述の強要まで」

大韓航空ナッツリターン事件で飛行機を降ろされた事務長(乗務員責任者)が、当時の状況を克明に説明し、チョ・ヒョンア元副社長(12日に副社長を辞任)の「甲の横暴な行い」に、韓国の大衆が憤っている。

●聯合ニュース 2014-12-13 00:17
大韓航空事務長(乗務員責任者)「チョ・ヒョンア、罵倒に暴行まで」
事件後、会社は虚偽陳述を強要 チョ・ヒョンア「初めて聞く」
http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=001&aid=0007299146&date
=20141213&type=1&rankingSeq=1&rankingSectionId=101

 

 

――引用始まり

大韓航空のチョ・ヒョンア元副社長の「ナッツリターン事件」で飛行機を降ろされたパク・チャンジン事務長は12日、当時、チョ元副社長から罵倒され、暴行まで受けたと主張した。

また、会社側からこの事件に関して虚偽の陳述をするように強要され続けたと、パク事務長は明らかにした。

しかし、チョ元副社長は同日、国土部(日本の国土交通省に当たる)の調査を受けた後、事務長を罵倒し暴行したのかと問われ、「初めて聞く。知らない」と否定した。そのため、今回の事件は真相追究ゲームの様相を呈してきた。

しかし、国土部の調査や検察の捜査で、事務長の主張どおりに、チョ元副社長の罵倒・暴行の事実はもちろん、事件後、会社側が事実の隠蔽や虚偽陳述の強要をしたことが客観的な事実と確認された場合、大韓航空のオーナー一家はもちろん、会社全体が道徳的に致命傷を負うとみられる。

パク事務長は同日、KBSとのインタビューで、チョ前副社長が機内でナッツを提供しようとした女性乗務員を叱責した際、機内サービス責任者として許しを請うたが、チョ元副社長が自分をひどく罵倒し、サービスマニュアルのケースの角で手の甲を数回刺したため、負傷したと話した。

彼は「この侮辱感と人間的恥辱は経験してみないとわからない」とした。そして彼は、「チョ元副社長は、女性乗務員と私をひざまずかせたまま、侮辱し、私の顔に拳を突きつけて、操縦室の入り口まで後ずさりさせた、と話した。

パク事務長は、女性乗務員も、チョ元副社長から暴行されたと主張した。
彼は、チョ元副社長が「すぐに連絡して飛行機を止めろ。私が飛行機をいったん止める」と言ったので「オーナーの令嬢の指示に逆らうことはできなかった」と話した。

また、事件以後は、大韓航空の職員5~6人がほぼ毎日家に訪ねてきて、「事務長がマニュアルを熟知していなかった。チョ元副社長は怒ったが、汚い言葉は使わなかった。自ら飛行機から降りた」虚偽の供述をするよう強要したと話した。パク事務長が8日に国土部の調査を受ける前には「国土部の調査担当者らは大韓航空出身だ。会社と組んでシナリオはできている」と言い聞かせ、心理的に萎縮させたりもしたと話した。

しかし、チョ元副社長は、暴行や罵倒、虚偽陳述の強要などがあったのかどうかを問われた際、首を横に振って「知らない」「初めて聞くことなので、何も言えない」と答えた。チョ元副社長は同日、誠実に調べを受けたとし、「検察調査にも誠実に臨む」と付け加えた。

国土部の事実調査でも、事務長はチョ元副社長の暴言と暴行を主張したが、チョ元副社長はこれを否定したという。

――引用終わり

パク・チャンジン事務長は、事件当日、飛行機を降ろされた後、ひとり遅れて他の便に乗って帰国する途上、これからどうすべきか、考え抜いたのだと思う。

韓国の財閥企業で、会社の指示に逆らったりしたら、もう辞めるしかない。踏ん張ってみようとも、あの手この手で退職に追い込まれるだろう。

しかし、会社の指示に従って虚偽の陳述をしたとしても、当面は生き残れるかもしれないが、将来的には、やはり厳しい立場に追い込まれるだろう。虚偽の陳述をしてチョ元副社長は擁護したと場合、不手際の責任は自分に来る。

非常にやっかいなことになった。

が、もうさんざん屈辱を味あわされてきたことだし、腹をくくろう。事実をありのままに話して、あとは運命に任せよう。もしかしたら、会社が良い方向に変わって、民主化されるかもしれない。

だいたい、このように考えて、事務長は調査に臨んだのだと思う。

直接接客した女性乗務員や他の乗務員、機長がどういうことを話すのか次第でもあるが、今後の展開は予断を許さない。

チョ・ヒョンア副社長の父、大韓航空のオーナー、チョ・ヤンホ韓進グループ会長は12日「娘の愚かな行動で物議を醸したことに対し、心から謝罪する。大韓航空の会長として、父親として国民に許しを請う」と国民に正式に謝罪した。

が、ヒョンア氏が経営に復帰する可能性については「まだ何も考えていない」とし、 2018年平昌冬季五輪の大会組織委員長のポストについても、「公的な役職であり、一人では決められない状況だ。五輪に役立つ方向で(決定)したい」と述べ、留任する意向を示唆した、という。

●聯合ニュース 2014/12/12 15:51
娘の教育誤った」 旅客機遅延で大韓航空トップが謝罪
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2014/12/12/0800000000
AJP20141212002500882.HTML

パク・チャンジン事務長が、今の仕事を続けられるかどうか、非常に心配である。

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