映画「軍艦島」は赤字確定 「タクシー運転士」が反射利益でウハウハ

何かと話題になった超大作映画「軍艦島」(7月26日公開)も、いよいよ興行の最終盤を迎え、興行成績がほぼ確定した。

きのう(19日)は公開後初めて興行成績ベスト10から外れ、11位。きのう一日の観客動員は(きのうは土曜日だったにもかかわらず)6849人。累計での総観客動員数は654万3353人と集計されている。(韓国映画振興委員会KOFIC調べ)

この勢いでは、もう総観客動員数700万人超えは絶望的だ。

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興行的には、どの程度の失敗となるのか、毎日経済で、専門家(チェ・ビョンチョル会計士 ファインツリーコンサルティング代表)が分析している。(●毎日経済

この記事で専門家は、「軍艦島は純制作費にマーケティング費用を含めて260億ウォン程度(約26億円)の制作費を使用した。制作費を回収するためには、少なくとも800万人程度の観客が映画を見なければならない」と、採算ラインを800万とする。

韓国のロードショー公開映画のチケット料金は時間帯や週末か平日かなどによって6000ウォンから1万ウォン(600円から1000円ほど)と幅があるのだが、だいたい8000ウォン程度、上映館の取り分などを引いて、映画会社に残るのは、チケット1枚当たり3333ウォン(333円)と、この専門家は設定する。

これで計算すると、観客動員数が700万であった場合、
3333ウォン(観客1当たりの利益)×700万人(観客数)-260億ウォン(制作費)=-27億ウォン

つまり約27億ウォン(2億7000万円)の赤字となる。

ただし、「軍艦島」は韓国最大手の映画会社CJエンターテインメントの製作・配給作品で、同社系列で韓国最大のシネマコンプレックスCGVを中心に公開されたので、映画会社と上映館をセットで考えたなら、トータルでの赤字はこれよりは小さくて済むだろう。(もっとも当初、たくさんのスクリーンを確保しておいたのに、すぐにガラガラになったので、慌てて上映規模を縮小したものの、対応が遅れたことにより、赤字はこれより大きくなってしまった、という可能性もある。このへんをはっきり知るには、1回の上映当たりの座席占有率などを調べる必要がある。この点は詳細なデータは公開されていないが、もちろんCGVは正確に把握していることだろう)

ちなみに江南、明洞などCGVのソウルの大型店ではもう「軍艦島」を上映していない。

当初、1000万は確実、史上初の2000万も可能でなのでは、と大いに期待され、大々的なPRの下に公開され、初日に1日だけで97万を動員したことからすると、最終的に700万に届かない、という結果から、この映画がいかに不評で期待外れだったか、ということが分かる。

一方、「軍艦島」の不振によって、いわゆる「反射利益」を得たのが「タクシー運転士」(8月2日公開)だ。

こちらは、興行成績1位を続けており、きのうの観客動員数が37万1617人と、「軍艦島(6849人)の55倍、累計の総観客動員数も996万3611人、きょう1000万を突破したのは確実だ。

「軍艦島」の興行成績を分析した専門家は、「タクシー運転士」についても言及している。

それによると「タクシー運転士の制作費は約150億ウォン(15億円)、損益分岐点(BEP・Break even point)は450万人程度」だという。

ということは、
3333ウォン(観客1当たりの利益)×1000万人(観客数)-150億ウォン(制作費)=約318億ウォン

つまり31億8000万円ほどの黒字だ。

もちろん、まだまだ勢いがあるので、1000万でとどまることはなく、これから、どんどん利益を積み上げていくだろう。

「軍艦島」の上映は止めてしまったCGVの江南店と明洞店も、「タクシー運転士」のほうは、きょうも、それぞれ3スクリーンで上映5回、1スクリーンで上映3回、と興行を続けている。

それから、CGVの中できょう「軍艦島」を上映した上岩店では、「軍艦島」1スクリーン1回に対して「タクシー運転手」3スクリーン8回という状態。

「軍艦島」と「タクシー運転士」。
今夏の2本の大作韓国映画の興行対決は、くっきりと明暗が分かれる結果となった。

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