「何、このモザイク…」 なぜ、隠す必要のないものまで隠すのか?

この頃は、日本でも、TV放送の映像に一部、モザイク、というかボカシを入れて隠すのをよく目にする。

これが時に、視聴者のもどかしい思いを募らせるものだが、それは韓国も同じのようだ。

●文化日報 2016.07.25 午前 11:21
「モザイクがいっそうイライラさせる」怒ったTV視聴者たち
※まずは、これをクリックして、ソース記事の写真をご覧ください。この女性は何を手にしているのでしょう?

週末にTVを楽しく見ている会社員、キム・ソリさん(女22)は、映画専門ケーブルチャンネルで映画を見ている途中、思わず顔をしかめたりする。
「15歳以上観覧可」の判定を受けて上映を終えた映画なのに、主人公がタバコを吸うシーンをモザイク処理することが多いからだ。キムさんは「モザイク処理してもタバコを吸うシーンということは分かっている。タバコを持つ手だけモザイク処理すれば有害性が低下するとでも言うのか」と疑問を投げかけた。

まぁ、確かにモザイク処理することによって、逆におかしな連想をしてしまうという皮肉な結果になることもあるようだ。

ソース記事の写真を見たぼくなども、この女性はタバコではなく、別の物をいじっているのではないかと錯覚してしまった。

これでは、せっかくの映画の雰囲気も壊れてしまうだろう。

喫煙シーン以外でも、最近、ヒップホップ歌手の体に刻まれた入れ墨、街頭撮影での看板なども、不自然に隠されている。

視聴者たちは不満のだが、テレビ局としては「放送通信審議委員会から指摘されないようにするためには仕方がない」とのこと。

一方、放送通信審議委員会は、「放送審議規定に『タバコ、入れ墨、看板などが露出されてはならない』と具体的に明示されているわけではない。ただ、28条に『放送は、健全な市民精神と生活気風の造成に努めなければならず、わいせつ、退廃、麻薬、飲酒、喫煙、迷信、射幸行為、虚礼虚飾、贅沢、浪費などの内容を扱う時は、慎重を期さなければならない』という包括的な条項があり、これを土台に個別の事案について審議を経て、判断を下す」としている。

放送通信審議委員会は「必要性」と「意図」に注目する。放送通信審議委員会芸能娯楽チャンネルのキム・ヒチョル/チーム長は「自然な流れの中で、タバコ、入れ墨、看板などが登場するのは、指摘の対象ではない。『見て不快だった』という視聴者の苦情が受け付けられれば、規定上、審議をしなければならない。しかし無条件に処罰するのではなく、最大限、表現の自由を尊重するようにしている」とコメントしたとのこと。

つまり、不適切かどうかの判断には、けっこう幅があるということ。

そして多くは、テレビ局のやや過度の自主規制によるのだろうけれども、「乱発されるモザイクは、また別の『放送公害』と指摘されている」という。

事情は日本も似ているが、映像を一部、人為的に隠すという行為は、視聴者の不満を生むだけでなく、制作に関わった人たちにとっても、一生懸命作った作品を傷つけることになるので、ぜひ、最小限にとどめてほしいものだ。

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