超問題作「鬼郷」、きょう公開。ネチズン「必ず見なければならない映画だ!」

日本人としては不快極まりない問題作、「鬼郷」がきょう韓国で公開された。元慰安婦だったという高齢女性の話をもとに制作された「実話」だというのだが…。

●マイデイリー 2016.02.24 午前 6:54
〔シン・ソウォンのプリズム〕「鬼郷」公開される、2時間の不快から得るもの
http://entertain.naver.com/ranking/read?oid=117&aid=0002728762

 

ーー引用始まり

「何が少女たちを地獄に送ったのか」(「鬼郷」ポスターのコピーから)

映画「鬼郷」は脚本、演出、制作を担当したチョ・ジョンレ監督が2002年、ナヌムの家(日本軍慰安婦だったとされる高齢女性たちの支援施設。「ナヌム」とは「分かち合い」のこと)での奉仕活動を通じて出会った日本軍慰安婦被害者のカン・イルチュルさんの実話をもとに描いた話だ。

実に14年にも及ぶ制作期間中に、作ってはやり直すことを繰り返しながら、チョ・ジョンレ監督が望んでいたことはただ一つだった。ナヌムの家のおばあさんたちの「必ず世界に知らせてほしい」という丁重な頼みだった。1943年、強制連行された20万人の少女たちは地獄のような体験をしたのだが、今はもう45人のおばあさんしか残っていない。最近、開かれた韓国でのVIP試写会の日にも、また一人のおばあさんがこの世を去り、慰安婦生存者は46人から45人になったのだった。

チョ・ジョンレ監督は(この映画の制作を)放棄しなかった。放棄することはできなかった。 「どうして慰安婦の映画なんだ」「これが映等委(映像物等級委員会、日本の映倫、映画倫理委員会のようなもの)の審査を通ることができるのか」など、チョ・ジョンレ監督の「鬼郷」に対する周囲の視線は応援よりは冷ややかな反応だった。チョ・ジョンレ監督は(このことを)インタビューで「私を最も悩ませたこと」と表現したりもした。

しかし、彼を奮い立たせたのは子供のように純粋なおばあさんたちの姿7万5000人余りの国内外の後援者たちからの12億ウォン(1億2000万円)の寄付金だった。 「鬼郷」は、このように泥の中に真珠のように、14年かけてようやく日の目を見ることになった。

公開日の24日、「鬼郷」の前売り率は27.6%で、現在上映中の映画では、大作も含めて1位になっている。これも奇跡だ。 巨大資本が投入された映画でもなく、トップスターが出演しているわけでもなく、スター監督が演出した映画でもないのにもかかわらず、観客たちは「必ず見なければならない映画」として「鬼郷」を待っていたのだ。

しかし、一部は「鬼郷」の素材である日本軍慰安婦に対して「不快で見られないと思う」「見ていると胸が痛むので見たくない」という反応を見せている。2時間の上映時間の間、不快を感じ、胸が詰まるのは当たり前のこと。少女たちの絶叫と涙が随所に組み込まれており、映画が終わった後も、彼女たちの凄惨な痛みが耳に残る。

それでも「鬼郷」はつらくとも背を向けてはならない映画だ。チョ・ジョンレ監督には「鬼郷」を通じて政治的に社会を変えようとか、刺激的な素材でお金を稼ごうという意図はない。インタビューで、チョ・ジョンレ監督は「もしこの映画が過って描かれ、おばあさんたちがとがめられるようなことでもあったなら、すべて私の過ちなので、その時は、私の命を収めてほしいと毎晩、祈っている」とのこと。

VIPの試写会にナヌムの家の関係者らに支えられて出席した慰安婦被害者イ・オクソンさん(90歳)は「私は長生きできたのでこのような映画も見て、こういう話もできるけど、先に逝ったおばあさんたちはどれほどの恨みを抱いて亡くなったことか分からない。私たちのためにたくさん苦労し、こうやってみんなで見守ってくださって本当にありがとう」と言い、自分たちの話を映画で表現してくれたことに感謝の気持ちを表した。

「鬼郷」を必ず見ろと薦めることは、これから映画館に向かう人たちの反感を生む恐れがある。しかし、素材だけでなく、「鬼郷」は出来栄えもすばらしい。1943年当時の痛みを描写したことで終わるのではなく、現在を生きる、その時代の少女たちと同じ年頃の巫女を立体的に配置、彼女たちの魂を慰める治癒のメッセージを伝えている。

「鬼郷」が伝えようとするのは説教や政治的な話ではない。映画館で2時間、胸の痛みに耐えて観客が得ていくものはそれ以上だろう。(痛みよりも得るもののほうが大きい。痛みに耐えてでも見る価値がある、ということ) (慰安婦の体験したことをことを)知らなかったため、これまで無視してきたことに対する申し訳ない気持ちを呼び起こすのはもちろん、映画としても重厚な響きを持つ。

チョ・ジョンレ監督は20万人の慰安婦少女たちの魂を慰め、20万人の観客たちが回答する(少女たちの思いに呼応する)ことを祈っているが、それ(20万人)以上にたくさんの観客が映画を見て、慰安婦被害者とその家族らしばし慰め、胸に抱いてくれることを願っている。

ーー引用終わり

映画の内容は、この予告編でもある程度、分かる。

言うまでもなく、当時の慰安婦に対して、日本軍がこういう虐待や虐殺を行った事実はない。もちろん、日本軍が、銃剣を持って韓国の少女を家族から引き離して「強制連行した」「性奴隷にした」という事実もない。

慰安婦というのは公娼制の時代に、応募によって集められた女性たちであり、当時としては比較的高額の報酬を得ていた。これが事実である。

しかし、もうめちゃめちゃ、荒唐無稽の、とんでもない残虐行為が「事実」として世界中に流布されている。

ネチズンの反応。

上映館の数を増やしてください。現在の状況はまったく理解できない。見たくても、なかなか見られない。
共感1983 非共感24

「鬼郷」のような映画こそ、全国民が見なければならない映画だと思います。皆さん、時間を作って必ず見ましょう。
共感1396 非共感10

ほんとう、この映画は時間を作って見なければ。
共感1131 非共感11

見たい!ㅜㅜㅠㅠ(涙)
共感771 非共感5

不快だからと目をそむけるのは無責任ではないか? まるで日本の総理のよいうに….
共感496 非共感5

観客が入り続ければ、映画館側は1カ月でも2カ月でも上映します。必ず見に行きましょうㅠㅠㅠ
共感128 非共感2

観客として泣くことも(慰安婦問題への)参加だと思います。 胸が痛くても、必ず見なければならない映画だと思います。
共感114 非共感2

我が国の映画館の問題だ。 「鬼郷」のような映画を積極的に上映せず、「検事外伝」やハリウッド映画がスクリーンを独占してしまっている。
共感92 非共感0

全国民が宿題と受け止め、必ず見なければならない映画です。
共感94 非共感1

必ず見ます。監督様、ご苦労様でした。
共感89 非共感0

ぼくは一切、取捨選択せず、「好感」順に列挙しただけ。それで、こういう状態。

韓国人なら、みんな、つらくても見なければならない事実を描いた映画、と、みんなで声をそろえて叫んでいる。

この映画が呼び起こす日本、および日本人への反感や敵意は、「ベテラン」系の映画を見て惹起される韓国社会の「甲」(横暴な強者)へのそれよりも、はるかに強くなるだろう。

怖ろしいことだ。

日本人は、この現実を正視しなければならないと思う。

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超問題作「鬼郷」、きょう公開。ネチズン「必ず見なければならない映画だ!」」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: チョ・ジョンレ監督「どうか『鬼郷』が戦争の道具ではなく、平和の道具に使われるようにと毎日、祈っている」 | ソウル人生劇場

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