韓国2015/1206(日)の映画興行成績ベスト10 「桃李花歌」惨敗 スジを絶望させる、むごい記事も 

12月第1日曜日、きのうの韓国のロードショー公開映画の興行成績ベスト10。

▼韓国2015/1206(日)の映画興行成績ベスト10
(公開日)当日売上シェア(%)、累計観客数(人)

1位 内部者たち(1119) 45.2% 495万0880人
2位 白鯨との闘い(1203) 18.3% 33万8960人
3位 黒い司祭たち(1105)  8.3% 517万2753人
4位 劇的な一夜(1203)  8.1% 18万0133人
5位 情熱みたいなこと言ってるね(1125) 4.1% 54万7502人
6位 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー(1126)  2.1%  8万5376人
7位 ボーダーライン(1203)  2.3%  5万2083人
8位 バケモノの子(1125)  2.0% 17万3321人
9位 サウスポー(1203)  2.1%  6万4836人
10位 ハンガーゲーム ザ・ファイナル(1118)  2.0%  76万6630人

 

「内部者たち」が相変わらず他を圧倒している。きょう(月曜)500万を突破し、2、3日中に「黒い司祭たち」を抜くのは間違いないだろう。

一方、非常にかわいそうなのは、スジの主演した「桃李花歌」(1125)、10位圏から外れ、13位、累計観客数は30万0729人と、大惨敗というしかない結果に終わりそうだ。

「桃李花歌」の損益分岐点は観客数260万人ということなので、達成率は、現在、約11%。あの「侠女」(達成率12%)よりも少しひどい状況なのだ。

胸を痛めているスジ。

そんなスジの胸をえぐるような、むごい記事が出された。

●ニュース1 2015.12.04午後4:00
スジ、学んで学んだら俳優になるのだろうか
http://entertain.naver.com/read?oid=421&aid=0001771283

ーー引用始まり

ガールズグループのMiss Aのスジ主演の映画「桃李花歌」が苦戦を続けている。

(興行成績の説明なので、略)

「桃李花歌」についての観客の評価を見てみるとスジに対する酷評が大多数だ。映画の出来や完成度以前に、女流名唱チン・チェソンの役にふさわしくなかったという酷評が殺到している。

これは女優の資質の問題に置換される。「桃李花歌」で描かれた朝鮮最初の女流名唱チン・チェソンの話は、女優にとって魅力的な役でないはずがなかった。今の韓国映画界で女優が注目されるようなシナリオは多くないという点を勘案すれば、「桃李花歌」の仕事は非常に興味をそそるものだ。タブーを破る歴史的な女性の誕生は、観客にとって興味深い敍事でもあった。

20代の中心的な女優としてスジを挙げることに映画界にも放送界にも異論はなく、彼女は主演に抜擢された。興行俳優(興行を成功させた実績のある俳優)リュ・スンリョンと組むこともあり、(スジの)不安定な演技力というリスクにもかかわらず、投資が決まったようだ。演技力はともかく、スジという女優だけが持っている商品価値やオーラなどの要素が高く評価された。

そのような意味で、「桃李花歌」は映画「建築学概論」以降3年ぶりにスクリーンに復帰したスジにとって、一種の試験台だった。果たして映画をリードする十分な技量が発揮できるか、彼女の映画を鑑賞するために観客は財布を開くことができるか、見極める材料になることは明らかだった。依然として「国民の初恋」(トップレベルの人気アイドル)として見られるのか、潜在力がある女優として成長していくのか、この点も同じく見極められるはずだった。

また、スジが比較的最近の出演作、2013年に放送されたMBCドラマ「九家の書」以後、演技力をどれほど改善させたか、ということも関心事だった。「九家の書」では、彼女の演技力について大きく問題視されて語られることはなかったのだが、当時、大衆は、スジには演技歴がわずかしかなかったために成長する可能性に期待し、愛情のこもった視線で見てくれていた。

しかし、(「桃李花歌」の)マスコミ試写会後の客観性を喪失した評価(マスコミ関係者による強引にほめ讃えた評価)がかえって反感を強めたりする現象が起きた。観客は、もともとパンソリを1年学んだだけで名唱を真似することができるとは思っていなかったが、それ以前に、演技者らしくない不安定な発声にとまどってしまった。全羅道出身のスジが慶尚道方言を使うチン・チェソンを演じたことも、ぎこちなさにつながった。

このためにパンソリを披露するシーンでも没入度が著しく落ちざるを得なかった。マスコミ試写会当時、パンソリに弦楽OSTを挿入した理由についての質問があったのだが、理由は、編集過程で、生の声のパンソリを隠すしかなかったからと推測される。しかし、映画の中ではスジのパンソリに対し「心を動かされる」などと(マスコミ関係者が)言ったものだから、実態と乖離(かいり)しているという印象が強まった。

スジは最近、「桃李花歌」についてのインタビューで、自分の演技とこの作品に挑戦したことについて「後悔していない」と発言した。挑戦そのものに後悔する必要はないだろうが、演技についても「後悔はない」したのは多少、軽率だった。先輩の俳優たちでも、毎回、自分の演技について反省と省察の時間を持つ。一人の人生を演ずる行為を完全にこなすなどということはあり得ないからだ。

スジの先輩の俳優たちが自分の出演作を見で顔を赤らめたり、恥ずかしくて再び見ることはできないと、「謙虚」に告白するのは、プロの姿勢でもある。メディアや評論家たちで好評をしても、自分の目で演技力の至らなさを発見し、それを認めた瞬間から、俳優はさらに成長できる。「習って習って俳優になる」(韓国語では「習う」を「ペウダ」と言う。「俳優」は「ペウ」、「女優」は「ヨ(女)ペウ」、それで、このフレーズは「ペウ」を重ねるゴロ合わせになっている。「ペウゴ ペウォソ ペウガ テンダ」と)とは、そういうことだ。

それから、キャラクターの移入(役作り)方法でも疑問に感じたことがある。彼女はチン・チェソンを演ずるに当たり、あえてたくさんの資料を調べなかったと明らかにし、その理由を「感情のつかみ方が曖昧になるおそれがあった」とした。俳優は人それぞれ、キャラクターへのアプローチの方法が異なるのだろうが、実存の人物を演じるに当たって、自分の研修生時代の思い出だけで役作りしたのは、多少、安易だった。

その当時(スジ自身の研修生時代)、感じた挫折感、無力感などを思い出しながら演技に感情を込めることはできる。しかし、機能的に類似した感情を噴出するだけではチン・チェソンになれなかった。 「得音」(パンソリの唄者の音楽的な力量が絶対的な境地に達した状態。最高レベルに達すること)するため、極限の感情を引き上げて声をふりしぼって歌ったからと言って、チン・チェソンになるわけではない。演技の過程でどれほど真心を込め、それがどれだけ切実なものかは、映画の流れを通じて、観客にはよく感じられるものだ。

「作品を通じて学んで成長する」という未来志向的な目標を持つ演技者のマインド、そしてそれを当然のように露わにする演技者は、観客にそっぽを向かれやすい。観客には、本当の演技者になるまで待つ義務は、当然、ないからだ。多数の観客は費用と時間をかけて映画を鑑賞するので、演技力を評価する基準は厳しいということを知るべきだ。

良い女優になるためには自分に必要なものが何かを客観的によく考えてみなければならない時だ。どんな作品を作って行きたいかという質問に「ああ、こんな姿も見せるのね」という意外の面を見てほしいと答えるよりも、まず、どのような女優になるのか、という点で明らかな目標を想定し、自分が大衆にそれを示すことが急務だ。

それはすなわち、自分に与えられた作品と評価の機会に対する最小限の責任感の表れでもある。習って習って俳優になるのは事実だが、何を習って習って、どんな俳優になろうとするのかによって、人と違う俳優になる。10時間にわたって大雨に打たれながら大声を出した挑戦は殊勝なことだが、チン・チェソンの十分な姿を見せることはできなかったので、一人前の女優になったとするのは時期尚早のようだ。

「桃李花歌」は、KBS2の新しいドラマ「むやみに切なく」の撮影に入ったスジに、何を学ばせたのだろうか。努力だけで称賛するには結果があまりにも無惨だ。あまりにも高い授業料を払ったスジには、女優になるために解決すべき基本的な課題が多い。今は、俳優として内面を充実させ、実用的な演技のためのインプットをするよりも、資質について自らに問うてみることを優先すべきだと思う。

ーー引用終わり

最後の締めの文章は、ひどすぎるのではないだろうか?

要するに、女優としての「資質がない」ことに目覚めろ、ってことだよね。
事実上の引退勧告だ。

ぼくは映画を見ていないので、演技については、なんとも言えないが、う~む、メンタル的にあまり強くない若いスジのこれを読んだあとの心の状態が心配だ。

ネチズン的には、どうなんだろう?

興行には失敗したけど、スジの演技力はアップしたし、 1年間、がんばった俳優やスタッフのみなさんの苦労までけなすのはやめましょう。
2015.12.04 午後 4:07 共感 307 非共感 224

もう少し見てから、判断しても良いでしょう。むやみに悪く言うアンチの文章が多いね。
2015.12.04 午後 4:09 共感 279 非共感 202

映画を見た者として、誰一人演技がダメではなく、みんな上手でした。もちろん、スジが完璧に演じられたというわけではないけど、映画も見ずに、悪意をもって書かれた文章などだけを(この記事を書いた記者は)信じているようですね。残念です。これを機にもう一段階、成長したスジに期待しています。 お疲れ様です!!
2015.12.04午後4:18 共感159 非共感88

何なの、この記事。この映画はスジが制作し、スジだけが出演したて言うの? スジを責める反応には呆れる。映画見た人なら分かるけど、スジの演技も良くなったし、すごくきれいだったし、がっかりするような映画だとは思わない。何事も経験よ。
2015.12.04午後4:13 共感175 非共感104

まだ22歳なのに何を言ってるの? スジは今後がさらに期待される。ファイト!!! 映画見ないでむやみにけなす人なんて無視して。
2015.12.04午後4:10 共感267 非共感196

演技力が足りないなら足りないと書けば良いだけ。インタビュー記事での発言の揚げ足を取ってけなすのか。 芸能記者が記者ではないのは知っていたが、あまりにも稚拙ではないだろうか。
2015.12.04午後4:18 共感143 非共感73

本当にスジの演技と映画が良かったと思った観客を悲しませる記事。
2015.12.04午後4:17 共感149 非共感80

やっぱりスジはみんなに愛されているんだ、と感じられ、少し救われるような気がするね。

でも、これらのネチズンの反応には「非共感」の割合がけっこう高い。

特に2つ目のこれ。

もう少し見てから、判断しても良いでしょう。むやみに悪く言うアンチの文章が多いね。

これに対する「非共感」の割合がかなり高いのは…。

やっぱり、今の力量からして、難しすぎる役を受けてしまったのかもしれない。本人よりも、事務所のほうで、そのへん的確に判断して、辞退していればよかったのになあ。

俳優にとって、出演する作品、役の選択というのは、本当に大事だと痛感させられるケースになってしまったようだ。

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