韓国2015/0927(日)の映画興行成績ベスト10 「思悼」◎「探偵」○「西部戦線」△

秋夕(中秋節)だったきのうの韓国でのロードショー公開映画の興行成績ベスト10。

▼韓国2015/0927(日)の映画興行成績ベスト10
(公開日)当日売上シェア(%)、累計観客数(人)

1位 思悼(0916) 38.6% 359万0563人
2位 探偵 ザ・ビギニング(0924) 18.4% 62万9061人
2位 メイズ・ランナー The Scorch Trials(0916) 12.7% 189万6754人
4位 インターン(0924) 9.4% 39万1713人
5位 西部戦線(0924) 7.6% 29万4479人
6位 ベテラン(0805) 5.1% 1301万6233人
7位 エベレスト(0924) 3.9% 15万4187人
8位 ミューン(0924) 1.5% 6万1789人
9位 アントマン(0903) 0.9% 278万9445人
10位 トム・リトル・アンド・ザ・マジックミラー(0924) 0.6% 2万6236人

 

秋夕連休(9月26日から29日までの4連休)に向けて、9月24日にたくさんの映画が公開されたのだが、「探偵 ザ・ビギニング」だけが及第点。「思悼」「探偵」と共にビッグ3とされた「西部戦線」は厳しいスタートとなった。

「思悼」は損益分岐点の300万人を超え、これからどこまで大きな収益を上げられるか、という興行側としてはバラ色の状態。

「ベテレン」も凄い。1300万超えだから。「ベテラン」の損益分岐点は300万なので、じつに1000万人分は収益である。投資配給会社CJ E&Mは笑いが止まらないだろう。

「探偵」と「西部戦線」を見てみよう。

「探偵 ザ・ビギニング」は、純制作費38億ウォン、損益分岐点180万人。
http://entertain.naver.com/read?oid=020&aid=0002862955

「西部戦線」は制作費73億ウォン、損益分岐点280万人。
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=103&oid=020&aid=0002865515
これに対し、累計観客数は、「探偵」が62万9061人、「西部戦線」は29万4479人。

「探偵」はあまりハードルが高くないので、損益分岐点にはなんとか届くか…。
「西部戦線」は苦戦が見込まれる。ソル・ギョングは、好きな俳優なので残念。

それから、今年の秋夕の映画街から「女優が消えた」というのが、ちょっとした話題になっている。
●OSEN 2015.09.26 午前 8:17
秋夕(中秋節)の映画街、女優失そう事件
http://entertain.naver.com/topic/999195/999195/read?oid=109&aid=0003165025
ーー引用始まり

キムヘス、チョン・ドヨン、チョン・ジヒョンなど、女優たちの活躍が目立った上半期の映画街とは異なり、秋夕の映画街からは女優たちが消えた。

映画「思悼」から「西部戦線」、「探偵 ザ・ビギニング」(以下「探偵」)まで男性の俳優たちが秋夕の映画街を掌握したのだ。

秋夕の映画の戦いで、先陣を切った「思悼」は、英祖と思悼世子の悲劇を扱った作品。父である前に王でなければならなかった英祖は、ソン・ガンホが、父親の温かい情を求めた思悼世子はユ・アインが演じた。

公開から連日、興行成績1位を続け、「秋夕=時代劇」という公式を守った「思悼」は、ソン・ガンホとユ・アインの夢の演技対決と息の合った共演で秋夕映画街を一手に掌握しそうだ。

「西部戦線」はソル・ギョングとヨ・ジングの共演。韓国軍の歩兵ナムボクと北朝鮮軍の歩兵ヨングァンの話を扱った「西部戦線」で、ソル・ギョングが軍事機密文書を失った韓国軍の歩兵ナムボクを、ヨ・ジングが軍事機密文書を偶然に持つことになった北朝鮮軍の歩兵ヨングァンを演じた。

「海賊 海に行った山賊」の制作陣に、作家のチョン・ソンイルが脚本、演出を務めた「西部戦線」はチョン・ソンイルらしい愉快なコメディーはもちろん、ソル・ギョング/ヨ・ジングという「ググ・カップル」(ギョンとジンだから)の絶妙のコンビで秋夕映画街を訪れる家族客を誘惑している。

最後のビック3「探偵」もまた男どうしの調和が目を引く映画。 韓国のシャーロック・ホームズを夢見る漫画喫茶のオーナー、カンデマンと、レジェンド刑事ノ・テスの非公式の合同捜査作戦を描いている。シャーロック・ホームズを夢見る平凡な一家の主、カンデマンをクォン・サンウが熱演し、レジェンド刑事ノ・テスはソン・ドンイルが演じた。

右往左往する2人の男の合同捜査のもようは笑いを提供する一方、クォン・サンウとソンドンイルの男どうしで密着した調和も「探偵」の面白さのポイントのひとつだ。

このように、今年の秋夕映画街には女優がいない。「思悼」で恵慶宮を演じたムン・グニョン、暎嬪を演じたチョン・ヒェジンなどの女優も出演するが、前面に出ているわけではない。「西部戦線」には女優が出てこない。「探偵」もソ・ヨンヒがクォン・サンウの妻の役で出ているが、やはり前面に出ていると見るのは難しい。

今年(2015年)上半期は、「チャイナタウン」のキム・ヘスとキム・ゴウン、「侠女 刀の記憶」のチョン・ドヨン、「暗殺」のチョン・ジヒョンなど、女優の活躍が目立ち、韓国映画界の「女優渇望」問題を解決したかに見えた。 これまで韓国映画界は女優を前面に押し出したシナリオが不足しており、女優たちも「女優中心のシナリオ」の不足を訴えてきた。

しかし、チョン・ジヒョンが「暗殺」で観客動員1000万人を突破、キム・ヘスとチョン・ドヨンも特別な活躍を見せ、韓国映画界で女性の勢いが増したかに思われたが、すぐにまた、その勢いは弱まってしまった。

そのため、秋夕の映画の戦いを眺める大衆の視線には、韓国映画の活躍への喜びもあるが、「女優失そう事件」を残念に思う気持ちも混ざっているのが事実だ。

ーー引用終わり

そういえば、イ・ビョンホンさんの追試となる「内部者たち」も、ビョンホンとチョ・スンウの男どうしの2トップだ。

これだけ、男女ではなく、男男で主役をキャスティングすることがブームのようになっているのも、なんとも、韓国的というか…。

そんな中、ハン・ヒョジュはやっぱり大したもの。興行に成功した「ビューティーインサイド」に続き、「解語花」でも女優として、1トップの主役を張っているわけだから。

「西部戦線」、なんとか上向いてほしいね。

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