立派な父親 チャ・スンウォン

(1)息子の実の父という男から訴えられる
2014.10.06
俳優チャ・スンウォン(44)が、息子をめぐり、実の父親だという男性からを訴えられて、苦しんでいる。

チャ・スンウォンは20年以上前に、20歳で結婚した。夫人は4歳年上。そして前夫との間にもうけた3歳の息子がいた。夫婦はこの子を我が子として育てることにし、後に生まれた娘とともに家族として暮らしてきた。

今年7月、この子の実父という男性が出てきて「チャ・スンウォンは、まるで実の父親であるかのようにふるまい、自分の名誉が傷つけられた」と主張し、1億ウォン(約1000万円)の損害賠償訴訟を起こした。
(なんで、これが訴訟になるのか? むしろ「ここまで育ててくれて、ありがとう」となるのがふつうじゃないかと思うのだが。名誉毀損ねえ…)

所属事務所のYGエンターテインメンは6日午後、この件に関する公式立場を発表した。

チャ・スンウォンは、その子は「心で生んだ」とし、「今回の記事で家族が受ける傷を心配している。 今後どんな苦難が降りかかっても、最後まで家族を守っていく」と明らかにした。

世間は今、チャ・スンウォンの男として父親として立派な態度を称賛しつつ、一方で、この夫婦のなれそめに興味を向けている。

●ソウル新聞 2014-10-06 16:11
チャ・スンウォン実父訴訟、イ・スジン夫人「初めての出会ったのはナイトクラブ、私のどこが良くて… ※ソース記事はリンク切れ

 

この記事によると、夫人のイ・スジンさんは1999年にエッセイ「年下の男ともみあいながら生きていくということ」(韓国語原題は「연하남자 데리고 아옹다옹 살아가기」)を出しており、それによると、イ・スジンさんはチャ・スンウォンより4歳年上で、大学生と高校生としてダンスパーティーで初めて会ったという。

ーー引用始まり

イ・スジンさんは「よく聞かれるんです。チャ・スンウォン、つまり夫が、どうして私に惚れたのか。特別な理由はありません。でも、はっきりしています。私の輝かしい『知性と美貌』に惚れた、なんて冗談です。私自身、それがすごく知りたかったんです。あんな男性がなぜ、私のどこが好きで私といるの? それで夫に聞いてみました」と話を始める。

彼女は「夫が私に惚れた理由は、何事にも自信満々な私の度胸がいい、とても賢そうに見え、きれいだったと言いました。それが惚れた理由だと。そんなわけで、これまで夫と仲良くよく暮らしてきました」と話した。また、彼女は「梨花女子大学2年生の時、チャ・スンウォンに出会って、不幸な学生時代をハッピーエンドで終えることができた。ハンサムな脚の長い王子様(チャ・スンウォンは188㎝)との結婚を人生の第一の目標としていた」と洒落っ気のある言葉で語っている。 2人はチャ・スンウォンが20歳になった年に結婚した。

ーー引用終わり

たしかに。イ・スジンさんは才気があり、活発な女性のようですね。
私の輝かしい「知性と美貌」に惚れた、なんて冗談です。って言ってるけど、冗談と言いつつ、わりと本音が入っているじゃないかな。

しかし、大学2年生で、チャ・スンウォンに出会い、チャ・スンウォンが20歳になるのを待って結婚した時には、前夫との間に3歳の子がいた、というのは…。

ちょっとよくわからんが、たしかに「度胸」はあるんだろうなあ、何事にも。

ま、それはともかく、チャ・スンウォンのメッセージは胸を打つ。

男気があるよね。


(2)チャ・スンウォンが結婚したのは89年ではなく92年

2014.10.06
さきほど引用させていただいたイ・スジン夫人のエッセイには、事実関係において、少し誤りがあったようだ。

●ソウル新聞 2014-10-06 21:47
チャ・スンウォン公式立場、イ・スジン夫人のエッセイでは? 実の父親による訴訟の行方は?
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=081&aid=0002469396

この記事によると、彼女のエッセイでは、2人のなれそめについて、当時、18歳の高校生だったチャ・スンウォンとダンスパーティーで初めて会って、チャ・スンウォンが20歳になった1989年に結婚式を挙げたと書かれているらしいのですが、今回の訴訟を通じて明らかになったところでは、チャ・スンウォンと結婚式を挙げたのは1992年でした。

3年違っていたんですね。
これはつまり、息子さんのために「つじつま」を合わせたということだろう。

息子さんの実父という人は、イ・スジンさんと1988年3月に婚姻申告(結婚届けを提出)をして、同年5月に息子が生まれ、その後1992年5月に離婚したと主張しているとのこと。

この息子はチャ・ノアさん(26)で、元プロのゲーマー。人気のオンラインゲーム、ロール(LOL)で活躍していたが、昨年、大麻喫煙の疑いで起訴され、執行猶予判決(懲役6か月、執行猶予2年)を受けたり(これによりゲーマーチームを追われる)、それから女子高性への性的暴行で訴えられたり(和解し不起訴処分)と、素行の面では、あまり芳しくない噂もある人物だ。


(3)チャ・スンウォン一家の歩み

2014.10.07
今回の騒動で、韓国では、あらためてチャ・スンウォンとその家族が注目されている。 ほとんどはチャ・スンウォンに好意的なものだ。 この家族について、少し具体的に知りたいと思って、いろいろ見ていたら、こういう記事を見つけた。

●OhmyNews 2014-10-06 16:06 キム・デオ記者
チャ・ノア「親子騒動」、それでも、チャ・スンウォンが「本当のお父さん」だ
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=047&aid=0002070086

※以下、引用部分(青)と私の字の部分(黒)と、文字の色を変えて示す。

(筆者・キム・デオ記者が)モデル出身の新人俳優のチャ・スンウォンに初めて会ったのは1997年だった。チェ・ジンシル、キム・ミンジョン、チャン・ドンゴンなどと共に出演した映画「ホリデー・イン・ソウル」(キム・ウィソク監督)でだ。だから彼との縁も15年ほどになる。

無名に近かったチャ・スンウォンはこの映画を足がかりに1998年に出演したMBCドラマ「はにかむ恋人」などドラマでも注目され始めた。アジュマ(おばさん、中年女性)たちの人気がすごかった。また、当時は、妻のイ・スジンさんがPC通信で連載したコメントが大きな関心を集めていた。

あの頃は、素敵な男、チャ・スンウォンを獲得した年上の女性とはどんな人なのかという関心が高まり、テレビ番組はもちろん、スポーツ新聞や女性雑誌などのインタビュー要請が殺到していたのだが、チャ・スンウォンは妻の顔だけは公開しなかった。私は映画デビュー前のモデル時代からチャ・スンウォンのことを知っており、彼が妻とどのようにして出会い、その若さ息子ノアをどのように育てていたのかもよく知っていた。

チャ・スンウォンは1988年、18歳でモデルデビュー(モデルライン18期)した。MBCドラマ「はにかむ恋人」に出演した98年というと、その10年後、28歳の時だ。さぞかしアジュマたちに大人気となったことだろう。また、この頃は昔とは違ってきているとはいえ、年上の女性と結婚するケースはまださほど多くはなかったころだ。「この美男が年上の女性と…。その女性はどんな人なのだろう」とアジュマたちのあいだで興味が沸騰しただろうことは想像に難くない。

1990年(事実は1992年)、わりと若い時(チャ・スンウォン22歳、妻26歳)に結婚生活を始めたのだが、彼らの新婚生活は涙ぐましいものだった。お金はなく、親の支援も受けることができなかった。夫婦は赤ん坊のノアと地下の1部屋を借りてスタートした。梅雨の時期は雨水が流れ込んで、部屋が水浸しになるほど劣悪だった。ファッションショーに出演してもらう金はノアの粉ミルク代にも足りなかった。

キッチンといえるほどのものもなかった。夫婦は携帯ガスコンロとやかんを使ってミルクを作ってノアに飲ませていた。雨が入ってきて床が濡れる半地下の部屋で、赤ちゃんを抱いて粉ミルクを作っていたということを周りの人たちから聞いた時は、「まさか」と思ったものだ。

1998年の秋、私が携わっていた女性月刊誌「女性中央21」の再創刊号には、彼ら夫婦の暮らしについての話を紆余曲折の末、スクープとして掲載できた。ノアをどのように育ててきたのかということについて夫婦の口から聞くことができ、夫婦はもちろん、取材記者の私だけでなく、カメラマンも涙で一杯になった記憶がある。

そのインタビューを機に、妻イ・スジンさんは「年下の男ともみあいながら生きていくこと(韓国語原題は「연하 남자 데리고 아옹다옹 살아가기」)という本を出すことになり、SBS「ハン・ソンギョとチョン・ウンアの良い朝」に出演し、視聴者から熱い拍手を送られたりもした。

●チャ・スンウォンとイ・スジンさん、家族、本の表紙などの写真

●若き日のチャ・スンウォン一家の幸せな家族写真

その後、一般の人々や芸能関係者から、あるいはテレビ番組で「誰が一番素敵な俳優だと思うか」という質問を受ける度に、私は一瞬のためらいもなく、「チャ・スンウォン」を挙げた。年上の一人の女性を愛し、厳しい無名モデル時代、乳飲み子ノアのためにファッションショーの舞台に立っていたチャ・スンウォンが最も素敵に見えたのは当然のことだった。

つまり、チャ・スンウォンは年上の女性とその連れ子といっしょに貧乏な下積み生活を長く続け、98年に大きく飛躍した。そのときに妻のイ・スジンさんも本を出したり、PC通信にコメントを載せたりして積極的に活動した。当然、家族も注目されるようになる。

そして月日は流れ、幼年期には子供服モデルとして活躍し、父に劣らぬ羨望の的になったりもしたチャ・ノアだったが、よく問題を起こす青年になった。母イ・スジンさんは、ノアを厳しくしつけて育てた。一方、父チャ・スンウォンはかばい続けた。父親があまりにも甘やかすから、ノアは問題を起こし続けるということで、夫婦げんかになったという話もよく聞こえてきた。

チャ・ノアは幼年期に子供服モデルをしていた。そして後にプロのゲーマーになる。この成長過程は、やはりマスコミや芸能界に近いところにあったわけだ。チャ・スンウォンの意思だったのか、妻イ・スジンさんの意思だったのか、両方の意思だったのか…、その辺は不明だが、私の推測では、いわゆる姉さん女房のイ・スジンさんがリードしたのではないかと思う。

「よく問題を起こす」息子に対する姿勢も対照的だったようだ。ふつうは息子に対して父が厳しく母が優しくとなるものだが、年上の妻、実子ではないことからくる遠慮、若さ(スンウォンとノアは18歳差)、夫婦の性格の違いなどから、こういう形になったのだろう。

チャ・ノアは、大麻事件に巻き込まれたり、性的暴行の疑いで訴えられたりした。当時、チャ・スンウォンは「俳優」と「父」の間で葛藤をしなければならなかった。周りは、(性的暴行を訴えている相手に)いくらかのお金を払って和解すれば、CF出演や映画出演に大きな影響はないだろうと助言した。

しかし、「父チャ・スンウォン」は徐々に進んでいた日本進出と中国進出を後に回して、「息子の真実」のために正面突破を図った。裁判は長引き、彼のCF契約は延長されず、新しいCFや(映画やドラマへの)出演オファーも来なくなった。それでもチャ・ノアの真実を固く信じ、父としての姿勢を貫いた。

若いチャ・スンウォンにとって、息子ノアはかなり負担になっただろう。性的暴行の件では被害者と和解して(それなりの慰謝料を払ったはず)不起訴処分になったというから、少し事実関係が錯綜している。この裁判は大麻事件のほうのようだ。それはともかく、チャ・スンウォンはノアのためによく頑張ってきたとはいえそうだ。

チャ・ノアの実の父親による騒動が伝えられた後、少なくとも私にとってはこの世で一番素敵な「父」チャ・スンウォンと電話で話をした。不本意ながら再びこのような騒動に巻き込まれたノアのことを心配していると伝えると、チャ・スンウォンは「ノアはアッパ(父。親しみを込めた言い方。チャ・スンウォンを指す)がお父さんだ、と毅然として言いました。どれほど頼もしかったか。すべては私の有名税なのでしょう」と話した。

2人の子供を育てながら、やや行き過ぎるほど渾身の力を尽くしてきた妻に対しても、チャ・スンウォンは「もっとたくさん愛して、もっと抱いてあげなければならないです。こんなことで動揺する私の家族ではありません」と、あらためて熱くて素晴らしい家族愛を示した。

この家族を身近で見てきたキム記者が、イ・スジンさんのことを「やや行き過ぎるほど渾身の力を尽くしてきた妻」と表現しているのに注目。そんなふうに見えたんだろうねえ。

「チャ・スンウォンが父のようにふるまって」名誉毀損をしたと主張する実父という人と、苦労して2人の子供を愛し育ててきたチャ・スンウォン。比類ないほど荒唐無稽な今回の訴訟がどのような結末を迎えるのかは分からない。しかし、このような騒動の中でも妻をかばい、子供を守るチャ・スンウォンこそ「本当の父親」だ。

比類ないほど荒唐無稽な今回の訴訟。
まったく、その通りだ。

今回の件は、チャ・スンウォンにとっては「有名税」ともいえるが、皮肉な見方をすれば、いいPRのチャンスにもなっている。

しかし、息子ノアにとっては、いい迷惑だろう。
この人が(親の生き方、方針、判断の)犠牲になってしまった面がある。

今、世間の目は自分に注がれている。
過去の問題行動も報道されるし、実父という人物の存在と言動もうとましいだろう。

(4)チャ・スンウォンと「息子」

2014.10.08
チャ・スンウォチャ・スンウォンは70年6月生まれなので、現在、44歳。
息子のノアは88年5月生まれとのことなので、現在、26歳。
2人の年齢差は、18歳。

チャ・スンウォンは92年(正確な月日は不明だが、妻の前夫がこの年の5月に離婚したと主張していることからすると、5月以降になるはず)に結婚したということなので、当時、22歳。その時、ノアは3~4歳。

ここから、2人の父子関係は始まった。

若いチャ・スンウォンが、息子ノアのことを考え、ノアに深い愛情を注ぎ、大事にしてきたこと。そして、まっすぐな心やさしい男性だということは、次のエピソードからもよく分かる。

チャ・スンウォンは7年前、映画「息子」(2007.5)に出演した。
2007年5月というと、スンウォンが37歳になったばかり、ノアがまだ18歳の時だ。
OSENのソン記者が、2007年の4月中旬、映画の公開直前にチャ・スンウォンにインタビューしている。

●OSEN ソン・ナムウォン記者 2014.10.07
チャ・スンウォンとノア、そして7年前の映画「息子」秘話
http://osen.mt.co.kr/article/G1109975244

ーー引用始まり

当時、チャ・スンウォンは「国境の南側」(2006.5)の興行失敗後、コメディー「里長 と郡守」(2007.3)で興行俳優(お客さんを呼んで興行を成功させることのできる俳優)としてプライドを回復した直後だった。チャン・ジン監督の「息子」でふたたび真面目な正劇(普通の正統な劇、ここでは前作のコメディーと対比)での演技に挑戦した、俳優として非常に重要な岐路を迎えた時期だった。

シネマサービスが投資した「息子」は純制作費20億ウォン(約2億円)の小さな作品で、不運に「スパイダーマン3」の公開と重なったため好評にもかかわらず多くの観客を動員することはできなかった。

「息子」は殺人罪で服役していた無期懲役囚の数である模範囚カンシクがたった一日の休日を得て思春期の息子チュンソクに会い、父情を回復するようになるというストーリーのヒューマンドラマ。

(略)

当時、チャ・スンウォンは「ノアが劇中の息子と同じくらいの年齢だったのでシナリオを読みながら本当にたくさん泣いたことを覚えている。無条件で参加したかった作品」と言い、「ノアと一緒に見たい映画」と強調したりもした。実際に、この映画のパンフレットには「チャ・スンウォン、息子ノアに必ず見せたい映画」と表記されていた。

(略)

実のところ、チャン・ジン監督はこのシナリオを、チェ・ミンシク、ハン・ソクキュ、ソン・ガンホに先に渡しており、彼らがいずれも固辞した後に、「拍手する時に去れ」(2005.8)以降、気兼ねなく付き合ってきたチャ・スンウォンに出演を依頼した。俳優としてプライドが傷つくような状況であるにもかかわらず、チャ・スンウォンは何も言わずに「やります」と答え、監督は急いで主人公の年齢を下げるシナリオ修正作業に入った。

その日、チャ・スンウォンは「『いわんや草鞋にも、もう片方がある』(「誰にでも合う相手がいる」という意味)と言うが、映画にもそんな運命的な何かがあるようだ。誰かに先に持って行って断られたという理由で、そのシナリオに先入観を持つなどというのは、俳優としては職務放棄であり、創作者に対しても無礼だと思う。この映画にはひきつけられ、出演するしかない特別な磁場のようなものがあった」とも明らかにした。

ただのコメディー俳優としてのみ消費されることを警戒した発言程度で思ったのだが、振り返ってみると、このヒューマンドラマを通じてノアと思い出を一つでも積み重ねたかったと思っていた彼の父情が深く込められた言葉だった。

――引用終わり

チャ・スンウォンのこの映画にかける思いが、ひしひしと伝わってくる。映画のパンフレットに本人の言葉として「ノアに見せたい映画」と記されていた、ということは、後から作った話ではない。当時は、まだ外部は誰もノアが「心で生んだ息子」ということは知らなかったのだ。

しかし…、「親の心子知らず」というのは、チャ・スンウォンとノアの間にもあったのか。 少年時代のノアの父スンウォンに対する態度をイメージさせるこういう記事があった。

●マネートゥデイ 2014-10-06 19:21
チャ・スンウォンの過去の発言「ノアが抱き寄せてキス…どっと涙が」
http://stylem.mt.co.kr/styview.php?no=2014100615150260970&type=1

ーー引用始まり

2005年SBS芸能番組「楽しく探そう」に出演し、息子について話したチャ・スンウォンの発言が再び注目されている。 当時、チャ・スンウォン(この番組出演時35歳)は「先日、息子ノア(同16歳)のために泣いた」という事情を公開した。

チャ・スンウォンは「ノアは普段とても無愛想だ。ところがその日、家に帰ったところ、私を抱きしめてキスをしてくれた。その瞬間、どっと涙が出た。そんな気持ちになったのは初めてだった」とノアへの愛情を示した。

――引用終わり

ノアは「普段とても無愛想だ」。もちろん、それは、日本でも韓国でも、このくらいの年齢の少年の場合、父親に対してそうなるのはよくあることだ。しかし、ノアはいろいろと問題を起こすようになるわけで、父親としては、非常に心配していたのではないか。もちろん大なり小なり、この頃から葛藤もあったはず。

そういうことも、チャ・スンウォンが映画「息子」に強くひかれて出演するきっかけになったのだと思う。

この記事には、こういう記述もある。

また、チャ・スンウォンは「妻に普段、ありがとうと言わないほうだが、ある日、2番目の子供を寝かせている妻の後ろ姿を見て思わず感動の涙を流した」と父親としての優しい面を見せた。

おそらく、妻のイ・スジンさんは、かつて高校生のチャ・スンウォンに出会ったとき、こういう人柄を、持って生まれた鋭い洞察力ですぐに見抜いたのではないかと思う。

本人は、「ハンサムな脚の長い王子様(チャ・スンウォンは188㎝)との結婚を人生の第一の目標としていた」と洒落っ気のある言葉で語ったそうだが、そういう外見以上に、この人柄、そして、もしかしたら大成功するかもしれないという予感、そういうことのほうが大きな判断材料になったのではないだろうか。

そして、「度胸のいい」彼女は「鞍替え」を決断した。前夫と別れ、ノアを連れてスンウォンと新しい生活を始めると。

彼女の判断は正しかったのだろう。

スンウォンは韓国の映画愛優としてトップスターのひとりにまでなり、息子ノアも大切に育ててくれた。一方、前夫は…。

残酷なまでに明暗くっきりの22年後(「鞍替え」から)の2人の男。

ただ唯一惜しむらくは、スジンさんという、この聡明で鋭い女性の持つ、なんというか業の深さ、魔力みたいなものが、家族の人生に微妙な影を落としているようにも見える。

特にノアに。

「ノア」…。ちなみに妹さんは「ジェニー」です。


(5)実の父による損害賠償訴訟、取り下げられる

2014.10.08
チャ・ノアの実父という人が、チャ・スンウォン夫婦への損害賠償訴訟を取り下げましたね。

●スターニュース 2014-10-08 10:15
[単独]チャ・ノアの父親、チャ・スンウォン夫婦への損害賠償訴訟取り下げ
http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=108&aid=
0002346290&date=20141008&type=1&rankingSeq=1&rankingSectionId=106

ーー引用始まり

俳優チャ・スンウォンの息子チャ・ノアの実父だとして、損害賠償訴訟を提起したチョ某氏が、訴訟を取り下げた。 8日、法曹界によると、チョ氏は今年7日、法律代理人を通じて、ソウル中央地裁に告訴の取り下げ書を提出した。

ーー引用終わり

とのこと。

よかったですね。

この記事に対する韓国ネットユーザーの声で、今、一番支持されているのが、これ。

世論にビビって引っ込んだな。子供を捨てたばかりか金までせびるなんて。
2014.10.08 午前 10:21 共感4891 非共感 42

その通りでしょう。

(付記)チャ・スンウォンは、テレビのバラエティ番組でもいい味出しています。

■〔三食ごはん/漁村編〕 チャ・スンウォンの熱い涙
http://seouljinseigekijo.com/?p=1413

聡明で鋭い女性の持つ、なんというか業の深さ、魔力みたいなものが、家族の人生に微妙な影を落としているようにも見える。特にノアに。?????

ただの遊び女、品のないおばさんだ、運が良過ぎて良い男に出会えただけ

リサ

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立派な父親 チャ・スンウォン」への1件のフィードバック

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