2強1弱「侠女」は格下の「ミス・ワイフ」にもリードされ、ビョンホンはスンホンの後塵を拝す

光復節(8月15日の解放記念日)と重なった今年(2015年8月)14日∼16日の連休期間、韓国映画界では、いわゆる「ビッグ3」(「暗殺」「ベテラン」「侠女」)の覇権争いが関心を集めていた。

しかし、結果は、あまりにも無惨。
「侠女」のひとり負けに終わったのだった。

●スポーツ東亜 2015.08.17 午前 7:09
絶好調の「ベテラン」「暗殺」、惨敗の100億映画「侠女」
http://entertain.naver.com/read?oid=382&aid=0000392351

 

ーー引用始まり

「ベテラン」は全力疾走、「暗殺」もすばらしい成果を出した。一方、13日に公開された「侠女 刀の記憶」は惨敗に近い結果だった。

「2強1弱」となった今夏の「ビッグ3」韓国映画の明暗。 光復節と重なった14日∼16日の連休期間、結果はくっきりと表れた。

「ベテラン」と「暗殺」の好成績よりも目立った結果は「侠女」の不振。イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ゴウンとスター級俳優の出演、制作費100億ウォン台の大作、希少な本格的武侠時代劇だったにもかかわらず、公開最初の週に50万人の観客動員もできなかった。損益分岐点の300万人どころか100万人の動員もおぼつかない状態だ。

「侠女」は最初の試写会後、反応を参考に内容を一部、修正するなど、公開前まで万全の準備をしてきたが、それでも観客にはうまく受け入れられなかったようだ。 高麗末の大義(権力)を追い求める武人の生涯というものへの共感が少ないうえ、武侠アクションの完成度が観客を満足させられるレベルにないという指摘が多い。

一方、「ベテラン」は興行に加速がついた。5日に公開され、最初の週に続き、第2週以降も興行成績1位を維持し、観客はさらに増えた。15日に82万7893人を動員し、光復節に最高の成績を出した韓国映画としても記録された。累積観客数650万人、前売り率40%台など、大人気で「1000万人興行」の実現へ視界良好だ。

「暗殺」も「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」を超え、今年の最高興行記録を打ち立てた。光復節に観客1000万人を突破し、16日には1050万人まで伸ばした。「光復70年」にぴったりの題材ということもあって関心を集め、その破壊力がどこまで続くか、注目されている。

ーー引用終わり

KOFIC(韓国映画振興会)の「日別興行成績」
http://www.kobis.or.kr/kobis/business/stat/boxs/findDailyBoxOfficeList.do?loadEnd=0&searchType=search&sSearchFrom=20120523&sSearchTo=
20120530&sMultiMovieYn=&sRepNationCd=&sWideAreaCd=

この統計によると、
2015年 08月16日(日)の売り上げシェアは、この順

1、ベテラン(48.1%
2、暗殺(20.9%
3、ミッションインポッシブル(9.3%
4、ミニオンズ(5.5%
5、ミス・ワイフ(5.2%
  80,757(当日観客数) 328,559(累計観客数)
6、侠女(4.2%
  61,999(当日観客数) 333,373(累計観客数)

「ベテラン」と「暗殺」はもう何度目かの日曜日なのに対して、「侠女」は初めて迎える日曜日、それでこの数字なんだから、「2強1弱」と、3つで括るのも無理があると言うしかないだろう。

「侠女」は、「ミス・ワイフ」(ソン・スンホン、オム・ジョンファ主演)にもリードされてしまった。

●OSEN 2015.08.17
茫然自失の「侠女」監督、「冷蔵庫をお願い」を見ましたか?
http://entertain.naver.com/read?oid=109&aid=0003136993

イ・ビョンホン主演「侠女」が大きな関心を集めて公開されたが、予想を下回るみすぼらしい成績に留まった。13日に公開された「侠女」の最初の週末の興行成績は6位。規模の面でずっと下の「ミス・ワイフ」にもリードされ、 事実上、大衆から見放されてしまった。3日間の観客動員はたったの 33万人。イ・ビョンホンはソン・スンホンの後塵を拝したのだった。

「侠女」の純制作費は90億ウォン(9億円)、損益分岐点(採算ライン)は観客300万人。

一方、「ミス・ワイフ」の純制作費は50億ウォン(5億円)、損益分岐点は観客130万人。

2強(「ベテラン」と「暗殺」)があまりにも強いため、「ミス・ワイフ」も苦戦はするだろうが、130なら、なんとか採算分岐点は越えるのではないかと思う。

「侠女」は、もう採算が取れるかどうかを考えるレベルではない。

この状況で、3日後の20日、ハン・ヒョジュの「ビューティーインサイド」が公開される。

■20日公開のハン・ヒョジュ「ビューティーインサイド」、これまた極めて厳しい見通し
http://seouljinseigekijo.com/?p=3386

あ、それから、今、撮影が進んでいる「解語花」。
これの配給も、「侠女」と同じくロッテ・エンターテインメント。
監督も、「侠女」を撮ったパク・フンシク監督。

監督もつらいだろうね。しかし、「茫然自失」している余裕はない。

あと…、いちおう触れておいても良いかと思うんだけど、ロッテ(韓国では5位の大財閥)は今、お家騒動で揺れていて、韓国で、庶民から大きな反感を買っていて、非常に風当たりが強い。不買運動も起きている。

運悪く、そういう時期にぶつかってしまったということも、「侠女」の不振に、いくばくか、影響があったかもしれない。もちろん、この影響はわずかではあるだろうけど、そういう声もネット上でたまに見られる。

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