芸能事務所ポラリスのイ・ギュテ会長とは何者か?

今月27日、ソウル中央地裁で、女優クララが所属事務所ポラリスを相手に起こした「専属契約効力の不存在確認」の民事訴訟の初公判が開かれた。

まず、クララとポラリスはどうしてもめているのか、この騒動については、これらの記事をどうぞ。

■クララと事務所ポラリスは どうして泥沼の争いとなったのか?
http://seouljinseigekijo.com/?p=1494
■崖っぷちクララに押された「鼻つまみ者の烙印」
http://seouljinseigekijo.com/?p=1509#more-1509

この件について、ぼくは深く追うつもりはなかったのだが、ポラリスのイ・ギュテ会長(66)が別件(本業?の防衛産業関連の不正事件)で逮捕され、裁判にかけられることになり、先行きが不透明になったこともあり、ちょっと興味が湧いてきた。

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ポラリスにはレディースコードのメンバーも所属しており、昨年9月、2人のメンバーが亡くなった悲惨な交通事故の記憶、心の傷もまだ癒えていない状態だ。

イ・ギュテ会長がどうなるかによって、ポラリスという事務所、クララ、レディスコードの残った3人、他の所属芸能人の今後も大きな影響を受けることになりそうだ。

そこで、きょうは、イ・ギュテ会長について、いったい何がどうなっているのか、少し見てみたい。まずはこの記事から。

千の顔を持つ武器商人 イ・ギュテ会長
刑事処罰は初めてではない、国防省の高官との黒いコネクション疑惑も
●日曜ソウル 2015.03.16 10:13:22
http://www.ilyoseoul.co.kr/news/articleView.html?idxno=109324

ーー引用始まり

警察幹部候補29期、次世代戦闘機・韓国型ヘリ事業などに参加
「兵器取引業界伝説」のジョ・プンオン氏が後援しているという噂

日光共栄のイ・ギュテ会長。昨年、タレントのクララとのセクハラメールで話題になった主人公だ。当時、イ会長に対して具体的に分かっておらず、芸能事務所の代表と思っている人が多かった。しかし、今月(3月)11日、国内のすべてのマスコミによってイ会長の名前と顔が公開される大事件が発生した。

防衛事業不正政府合同捜査団により、詐欺容疑で自宅で逮捕されたのだった。

芸能事務所ポラリス代表として知られていたイ・ギュテ会長逮捕事件は、その後、マスコミはもちろん、全国民の注目を集めた。イ会長はポラリスのほかに武器仲介会社の日光共栄、友村小学校を持っている学校法人日光学園そして日光福祉財団を運営していた。この他にもイ会長は2013年から大鐘賞映画祭組織委員長と梨花女子大学で経営学専攻の兼任教授を務めている。

国内兵器取引の第1世代
リベート疑惑

兵器仲介業とともに、教育・福祉・文化事業を手がけてきたイ会長は「千の顔を持つ」いう評価を受けてきた。それだけ顔が広く、多様な分野で多くの人たちと親交を持っている。

イ会長を逮捕した政府合同捜査団は日光共栄が、トルコ空軍電子戦訓練装備(EWTS)導入事業を仲介する過程で、装備の原価などを水増しし、リベートを取ったという疑惑を抱いている。また、EWTSが軍作戦要求性能基準に満たない事実を知りながら武器導入の取引を仲介したとみている。

同日、合同捜査団は犯行を共謀した空軍予備役准将出身であるクォン某(61・空軍士官学校4期)元SK C&C)常務も逮捕して調査している。

合同捜査団は、押収物の分析を通じてトルコ・ハベルサン(Havelsan)社と日光共栄間の武器導入事業推進過程で手続き上の瑕疵や問題点、資金の流れなどを重点的に確認している。イ会長やクォン前常務が、防衛事業庁を相手にトルコ側兵器原価を水増しして契約を仲介したことが詐欺に当たると判断して拘束令状を請求した。現在、イ会長は拘束されている。

EWTSは敵の迎撃機と地対空誘導弾、対空砲などからパイロットを守るための電子妨害訓練装備で、事業費の規模は約1300億ウォンに達する。

EWTS納品業者であるトルコ・ハベルサン社のエージェント社として参加した日光共栄は2009年4月、防衛事業庁がトルコ・ハベルサン社と随意契約を結ぶのに相当な役割を果たした。

これと関連、防衛産業業界ではハベルサン社が当初4000万ドル以下の原価を提案したが、日光共栄が装備の原価などを水増しする手口で最初の提案価格より3.5倍多い1億4000万ドルを防衛事業庁に提示、交渉過程で、原価を水増しした可能性が提起されている。

警察→武器商人 
兵器導入事業で800万ドルを横領

イ会長は1980年、警察幹部候補29期で警察学校を修了した。一部では自ら警察を辞めたと言っているが、任官後間もなく、賄賂事件に巻き込まれて退職したいう噂がある。

以降、武器商人に転身したイ会長は、次世代戦闘機(FX)事業にフランス・ラファール(Rafale)戦闘機のエージェントとして活動し、韓国型ヘリ事業(KHP)、潜水艦事業(KSS-Ⅱ)、対戦車誘導兵器事業(METIS-M)にも参加した。

急成長したイ会長と日光共栄の背景についてはジョ・プンオン氏がイ会長を後援しているという噂も出回った。ジョ氏は「兵器取引業界の伝説」と呼ばれる人物だ。

イ会長が本格的に知られるようになった事件は、2003年から2006年まで行われた第2次兵器導入事業だった。この兵器導入事業は、旧ソ連に提供した経済協力借款の元利金の一部の返済をロシア製兵器で代替する事業だった。当時、イ会長は、この事業過程で、数十億ウォンを横領して刑事処罰を受けた。

ロシア製兵器輸入の手数料約800万ドルを会社の収益金として処理せず、教会への寄付金と虚偽申告したことが明らかになり、2009年11月に拘束され、懲役3年執行猶予4年の判決を受けた。当時、家宅捜索の過程で、国軍機務司令部の機密文書が日光共栄の事務所から発見され、国防省の高官との「黒いコネクション」疑惑を受けたが、当時は十分に明らかにされなかった。しかし、これまでイ会長が「国内兵器取引の第1世代」として強大な影響力を行使したことに照らして見れば、国防省の高官等とのコネクションは事実である可能性が高い。

日光学院、不当な授業運営
会計不正により摘発されたことも

国内で兵器仲介業はありふれた事業分野ではない。また、この分野で成功した人も見当たらないのが事実だ。しかし、イ会長は、目立った事業的成功を成し遂げ、多様な分野で活発な活動を繰り広げている。

イ会長は敬虔なキリスト教信者として知られている。日光共栄も「キリストの光で社会に貢献する」という意味を持っている。彼は、ソウル城北区敦岩洞の日光グループ本社建物の他にも、近くの自分が長老として属する教会の建物に秘密事務所を設け、業務を行ってきたという。

一方、学校法人日光学園は、友村小学校と友村幼稚園を運営している。 友村小学校は、ソウル城北区城北路4街に位置し、4クラス6学年の計24クラスの規模。生徒数は541人の教職員は68人。

目を引くのは、昨年、この学園が違法英語教育を実施し、学校会計にも不正があり、ソウル特別市教育庁によって摘発されたことだ。当時、ソウル市教育庁は、英語教育の不当な実施、教科基準の授業時間数の未充足、教育課程内での宗教教育の不当な実施などに関わった学校関係者6人に対し、罷免などの重懲戒を要求した。

また、自然学習場の利用を口実に3億4000万ウォンを不当に支出するなど9件の不正会計を摘発し、2法人、学校関係5人、企業の代表者5人の計12を検察に告発し、捜査を依頼した。

このほか、友村小学校は、昨年、新政治連合パク・ホングン議員が教育部から入手した「2014学年度私立小学校の学校納入金現状」という資料を分析した結果、現在、全国で運営中の76校の私立小学校のうち、授業料が最も高い学校ということが分かった。当時発表された友村小学校の授業料は1102万ウォン(約121万円)だった。

ーー引用終わり

確かに「千の顔を持つ男」と言われるだけのことはあるが、相当に闇の深い、いかがわしい人物のようである。

ぼくが思い出したのは、セウォル号の沈没事故の時の、船を保有していた清海鎮海運の実質的オーナーで、宗教団体キリスト教福音浸礼会(別名救援派)の代表だったユ・ビョンオン(享年73 1941年2月11日 – 2014年2014年6月12日推定)だった。

さて、このイ・ギュテ日光共栄会長だが、27日、外国のプログラムを無断でコピーしようとして失敗していた事実が明らかになり、検察によって、著作権法と不正競争防止法違反の容疑で追加起訴された。

●TV朝鮮  2015-05-28 08:10
007も真っ青、イ・ギュテ兵器不正…外国のプログラムを不正コピー
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=023&aid=0002979386

この件を要約して説明しよう。

イ・ギュテ会長は、空軍電子戦訓練装備を国産化する事業に関連し、シンガポールIT企業ストラーテック社に40億ウォン払う約束で作らせた「戦闘機の射撃採点機」を、国内で開発したことにして70億ウォンで空軍に納品した。

この過程でイ会長は、ストラーテック社に払う中途金を踏み倒すため、この会社が「採点機」のソフトウエアにかけていたロック(ストラーテック社は中途金を受け取れなかった時に備えて、一定の時間が過ぎたら自然にプログラムが消えるタイムロックをかけていた)を解除するべく、系列社職員を使ってスートラテックの職員のノートパソコンからタイムロックのソースコードを盗み出した。この作戦は「プロジェクトX」とされた。

しかし、ソースコードを盗むことには成功したが、プログラムのバージョンが合わず、タイムロックは解けなかった。

それで、イ会長はどうしたか?

中途金を払わず、タイムロックがかかった状態で、つまり納品後一定の時間が過ぎたらプログラムが消えてしまう状態のまま、空軍に納品したのだった。

今回の主たる容疑、トルコ空軍電子戦訓練装備(EWTS)導入事業を仲介する過程で原価の水増しして巨額のリベートを取ったのではないかという疑惑以外にも、過去にもロシア製の兵器を導入した際も会計上の不正を働いて懲役3年執行猶予4年の判決を受けていた、つまり前科もあるわけだし、ほかにも、調べればいろいろ出てくるだろう。

疑いが事実とすれば、重罪であり、重刑に処せられるべきものだ。

クララの専属契約がどうとか、そんな「ちっぽけなこと」は吹っ飛んでしまう大事件の主犯として、ポラリスのイ・ギュテ会長…、いや武器商人イ・ギュテ氏は今、収監されて調べられている。

クララの民事訴訟の次の公判は7月1日午後4時に開かれる予定。

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