B級(重点管理対象)関心兵士出身の予備軍が起こした銃乱射事件

キム・ヒョンジュンが入隊した翌13日午前、ソウル市内にある韓国陸軍の訓練施設で予備役の男(23)が銃を乱射し、2人が死亡、2人が負傷した。本人も自分で頭を撃って亡くなった。

この男はチェ兵長、約2年の現役勤務を終え、予備役に転役していた。韓国では、除隊後8年間、定期的に訓練に参加することが義務付けられている。チェ兵長は12日から3日間の予定で訓練を受けることになっていた。

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まず、14日午前、国会で開かれた国会国防委員会の緊急懸案報告から、軍関係者の説明による今回の銃乱射事件の状況をくわしく見てみよう。

●マネートゥデイ 2015-05-14 09:53
国防部「予備軍銃乱射事故を徹底的に調査」
http://news.naver.com/main/read.nhn?oid=008&sid1=100&aid=0003470848&mid=shm&mode=LSD&nh=20150514133101

ーー引用始まり

チェ・ドンチョル国防部動員企画官(陸軍少将)は事故が発生した52師団予備軍動員訓練内容を報告した。

チェ企画官は「5月13日10時37分頃、動員訓練射撃訓練中、予備軍がK2小銃を発射し、自分を含む3人が死亡、2人に怪我を負わせる事故が発生した。訓練は瑞草区内谷洞に位置した52師団訓練場で12~14日まで2泊3日間をの予定だった。 事故当日は2日目、戦術課題などの訓練を実施中だった」と話した。

チェ企画官は「予備役チェ兵長は現場で死亡し、国立科学捜査研究院の立会いのもとに剖検を実施した後、国軍ヤンジュ病院に、予備役パク兵長は後送治療中、頭部貫通傷で死亡し、三星ソウル病院に、予備役ユン兵長は、手術後、首貫通傷で死亡し、遺族の要請で、国軍首都病院に安置された」と説明した。

チェ企画官は「負傷者のうち予備役アン兵長は肺を損傷し、右側の肩に弾丸が残っている状態。経過を見て手術を行う方針だ。 予備役ファン兵長は左顔面部から弾丸を取り除く手術をした後、経過観察中」と報告した。

チェ企画官は「死亡者2人については、遺族と解剖検査問題を論議中」と明らかにした。

チェ企画官によると、加害者チェ兵長は12日、52師団210連隊に動員訓練で入所し、事故当日午前8時30分ごろ、射撃場で個人射撃を実施していた。この射撃訓練の中央統制は6中隊長が、左側統制は7中隊長と助教3人が、右側統制は5中隊長と助教3人が担っていた。

チェ企画官は「チェ兵長は、午前10時37分頃、左線1射路で伏せ撃ち姿勢 ( プローン・ポジション )で助教から10発の弾丸を支給され、中央統制官の射撃開始の指示で標的地に一発射撃した後、立ち上がって後ろにいた1射路副射手に一発、続いて、射撃中だった2、3、5射路の予備軍を射撃した後、自分の額に実弾を発射して現場で死亡した。残っていた実弾1発は回収した」と明らかにした。

チェ企画官は「チェ兵長は過去、烏山連隊に勤務し、当時の副小隊長の供述によると、チェ容疑者が服務不適応によりB等級重点管理対象として密着管理されていた。不適応によって1大隊隷下中隊から2大隊隷下中隊に所属を変更した」と説明した。

ーー引用終わり

「B等級重点管理対象」というのは、いわゆる「関心兵士」のこと。

正しくは「保護関心兵士」という。心理的に問題があるため、軍生活適応に困難があり、特別管理されている兵士を意味する。A級(特別管理対象)、B級(重点管理対象)、C級(基本管理対象)に区分される。

韓国の軍隊では、この「関心兵士」がよくいじめの対象になり、さまざまな悲惨な事件を起こし、大きな問題となっている。

今回、事件を起こしたチェ兵長も「関心兵士」だったのだ。

実兄の話では、精神科の治療を受けており、町内の人たちもその異常さにはみんな気づいていたという。

●京郷新聞 2015-05-14 06:00
銃乱射チェ兵長の実兄インタビュー「軍隊で苛酷行為・いじめ…除隊後、精神科の治療を受けていた」
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=100&cid=1017747&iid=48955312&oid=032&aid=0002598015&ptype=052

ーー引用始まり

ソウル瑞草区内谷洞にある陸軍首都防衛司令部隷下の52師団松坡・江東動員予備軍射撃訓練場で13日、射撃訓練中銃を乱射したチェ兵長(23)の兄は、「弟は軍隊でいじめられて関心兵士になっていた。除隊後、精神科の治療を受け、苦しんでいた」と話した。

チェ兵長の実兄、チェさんは同日、京郷新聞との通話で「軍隊行く前はうつ病がはまったくなかった」と話した。チェさんは「弟は軍隊から休暇で出てきた時、そういう話(自分はいじめめられている)をしていた。軍にいる時、家族たちはとても心配していた。それで、たぶん部隊も移ったはず」と話した。

チェさんは「弟は、極端にひどいストレスで除隊し、2年経ってもずっと苦しんでいた。病んでいた弟に実弾を与え、十分にチェックしなかったことが、このような偶発的な事故につながったのではないか…。被害を受けたご家族には心から申し訳なく思うが、弟も軍隊で被害者だったと話した。

チェさんは「軍に関心兵士の記録があるのではないのか。もう取り返しがつかないが、(予備軍訓練で)もっと安全に注意してほしかった。そこが残念だ。 軍ではいじめられる事件が多いと聞いていたが、いじめの被害を受けて心を病んだ人のための安全関連対策がなされなかったというのは…」と涙声で話した。

チェさんは「弟が入所する前日の夜10時頃、電話をしてきて甥(この兄の息子)と話したいと言った。甥がとても好きだった。しかし、眠っていたので電話に出られなかった。それが最後の通話だった」と話した。

銃を乱射したチェ兵長の隣人たちも「彼はふだんからよく異常な行動をするなど、精神的に不安定な様子だった」話した。ソウル松坡区にあるチェ兵長の自宅近所の住民、Kさんは同日、京郷新聞の記者と会い「軍隊で病気になって帰ってきたようだ。軍隊から帰ってから、おかしくなった」と話した。Nさんは「チェさんはいつも、歩きながら、ぶつぶつ独り言をつぶやいたり、雨の日に自転車に乗るなど、異常な行動をよくしていた。統合失調症か躁うつ病だったようだ」と話した。Nさんはチェさんが大声をあげて警察が出動したこともあった」と話した。

Tさんは「チェさんを何回か見たが、変だと思った。この町の人はみんな知っている。私だけが見たのではない。上着を脱いで家の前の通りを歩き回ったり、時々、切れたように叫んでいた」と話した。

また、「この前、石村湖のベンチに座っているのを見たが、携帯電話に向かって怒っていた。ただ歩いているのを見ただけで精神を病んでいる人と分かったと話した。

Tさんは「チェさんは銃乱射をしたとしても不思議はない人」と話した。Lさんは「チェさんは上着を脱いで歩き回り、大声を上げていた」と話した。

ーー引用終わり

これほどの状態で、予備軍の動員訓練に参加し、実弾射撃をした。
これはやはり、軍の管理体制がずさんだったということになるのではないだろか?

現役兵の場合、安全上の理由から関心兵士には、実弾を与えないこともあるのだが、予備役ということで、どうしても管理が甘くなってしまうものなのか…。

おそらく、人権の問題もあるんだろう。特定の人に対して、実弾射撃はさせない、予備軍の動員訓練に参加させない、ということにするとなると、きちんとした理由が必要になるだろうし。

しかし町の人が「ただ歩いているのを見ただけで精神を病んでいる人と分かった」と証言するレベルだったのだから…。

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