覚せい剤を使った容疑で逮捕された俳優キム・ソンミン（1974年2月14日生まれ、41歳）の初公判が、10日に開かれるのを前に、彼の妻が「悪いのは私だったんです」と言いながら、人々に（夫ソンミンの善処を求める）嘆願書の作成に協力してほしいと訴えている。

●ヘラルド経済　2015.04.06午前7:13
キム・ソンミンの妻「すべて私の過ち…私が悪かったのです」嘆願書で助けを訴える
http://entertain.naver.com/read?oid=016&aid=0000686390

ーー引用始まり

俳優キム・ソンミンの家族が嘆願書を準備していることが分かった。

麻薬の購入および投薬の疑いで拘束起訴された俳優キム・ソンミンが今月10日、水原地裁城南支部で初公判を受ける。キム・ソンミン側は、周囲の人々に「過ちを犯したことは事実だが、これまでつらいことがあり、理性を失ってそのような行動をしてしまった」とし、助けを求めた。

警察によると、キム・ソンミンはインターネットサイトを通じて販売業者からヒロポン（覚せい剤）を購入し、昨年11月、ソウル江南区駅三洞の通りでクイックサービス（バイク便）により受け取った。その後、キム・ソンミンは自宅の近くの駅三洞のモーテルで覚せい剤を1回、投薬した容疑を受け、検挙された。

キム・ソンミンは、2008年にもフィリピンのセブ島で現地人から買った大麻などを密かに国内に持ち込んで吸った容疑で起訴されたことがある。2011年、控訴審で懲役２年６月、執行猶予4年、2年間の保護観察と社会奉仕120時間、薬物治療40時間という宣告を受けた。

キム・ソンミンはMBCドラマ「花の仙女様」（2004）でスターダムに上がり、KBS２のバラエティ「男の資格」（2009）などでも人気を得た。自粛後にはJTBCドラマ「私たち結婚できるかな」（2012）で活動を再開し、以後、JTBC「もうこれ以上我慢できない」（2013）、tvN「三銃士」（2014）などに出演していた。

2013年に4歳年上の歯科医、イ・ハンナさんと結婚して幸せな家庭を築いたが、執行猶予の状態で、再び覚せい剤投薬容疑で裁判を受けることになり、最大の危機を迎えている。

ーー引用終わり

この記事に付された２人の結婚当時の写真の隣りにある手書きの文章が、妻ハンナさんによる嘆願書への協力を求めるもの。

書体がやや内容にそぐわないような気もするが、もともと、こういう筆跡の方なのだろう。

これが、その文章の全訳。

キム・ソンミンの妻、イ・ハンナです。このようなご連絡をさしあげ、申し訳なく思います。ほかでもなく、今回のキム・ソンミンの裁判で、嘆願書が必要なのです。

ソンミンが今回のことを犯した原因は私にあり、とても胸を痛めています。昨年の10月末、激しい夫婦喧嘩をして、（ソンミンは）自殺しようとしました。そして、今回のことが11月に起きたのです。死ぬつもりだったので、理性を失った行動をしてしまったようです。

しかし、彼は気持ちを取り直し、私との関係を修復しようと努力していました。私が悪かったのです。だから、ぜひ嘆願書で彼を助けてくださいますようお願いいたします。

キム・ソンミンというと、個人的には、MBCドラマ「人魚姫」（2002）に出ていた時の姿が脳裏に焼き付いている。

このドラマは、いわゆるマクジャン・ドラマ（愛と憎しみをベースに、絡まり合った人物関係 、無理な状況設定、刺激的なシーンなどで展開されるドラマ。最近ではMBC「伝説の魔女」やSBS「美女の誕生」がこのジャンルの典型）の先駆けで、全247話と長大、最高視聴率47.9％の驚異的な記録を打ち立てた韓国のドラマ史上画期的な作品。

自慢ではないけど、ぼくは当時、これを全部、早送りとかしないで、きちっと鑑賞したんだ。おもしろかったなあ…。ソンミンの穏やかでやさしく知的なたたずまいが、どぎつい作品世界の中で、なんかこう安心感を与えてくれていたのだった。

もちろん、好きな俳優でした。だから、今回の件は悲しい知らせでした、ぼくにとって。

これで２回目でしょう。
今度は実刑は免れないね。

妻のハンナさんは捨て身で情状を訴えようということのようだが、こういう事件の裁判は前例がたくさんあり刑の「相場」は決まっていますから、どれだけ効果があるか…。

それにしても、昨年の10月に激しい夫婦喧嘩をして、ソンミンは自殺まで考えたって…、いったい何があったのだろう？

そのへんも裁判で情状証人として出廷した際、ハンナさんは具体的に説明しなければならなくなるかもしれない。

ソンミンのファンとしては、気になるところではあります。

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