イ・ジヨン1年2月、ダヒ1年の実刑は、重いのか軽いのか?

イ・ジヨンと懲役1年、ダヒ懲役1年という一審判決は、妥当なものなのか、韓国の専門家の意見をぜひ聞いてみたいと思っていたところ、この記事を見つけた。

韓国の現役弁護士のブログだ。ナム・チュングさんという弁護士さんの見解。

●法と価値
イ・ビョンホン脅迫事件の被告人たち、実刑だが、善処とみられる(量刑基準関連)
http://blog.naver.com/namzip333/220240882166

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ーー引用始まり

イ・ビョンホンに50億ウォンの脅迫をした容疑で起訴された2人に対して「恐喝罪」を認め、懲役1年2月と懲役1年の実刑が下されましたね。

恐喝罪は「財物を交付されたり(受け取ったり)、財産上の利益を取得するために暴行または脅迫に畏怖心(恐怖心)を引き起こすこと」です。 一言でいうと、暴行、脅迫によって、お金を得ようとする行為です。

被害者と加害者の関係など、ややこしい内容については考えません。
しかし、50億ウォンの恐喝に対して、懲役1年2月と懲役1年が下されたのは、かなりの善処とみられます。

最高裁の量刑基準表では「50億ウォン恐喝」は軽減されても懲役3~7年の重刑が下される犯罪なのです。

●量刑委員会量刑基準表
http://www.scourt.go.kr/sc/krsc/criterion/criterion_23/threat_01.jsp

しかし、実刑にしたということは、両被告の要求が単なるいたずらまたは向う見ずな気持ちからなされたのではないと(裁判所が判断したと)推測されます。

裁判所は「被告人たちの間でやり取りされたSNSメッセージの内容を見ると、イ・ジヨン被告が恋人から一方的に別れを告げられ、裏切られたという思いから、偶発的に犯行を決心したと見ることはできない」「金銭的動機による計画的犯行」としたとのこと。

50億ウォンの恐喝の処罰基準が懲役1年くらいと​誤解している人はいないでしょうね?

2人の女性のことを思うと、残念です。

ーー引用終わり

私も量刑委員会量刑基準表を見てみたのであるが、要求した金額によって、だいぶ量刑に差がある。

そして、50億ウォンというのは、基本が5~9年、軽減されて3~7年、加重されて7~11年となっている。もちろん、イ・ジヨンもダヒも、こういう基準があることなど知らず、イ・ビョンホンなら50億くらい出せるだろう、と思いつきで金額を決めたのだろうが…。

軽減されるための要素は、こうある。

恐喝の程度が弱い場合
犯行への加担に特に酌量すべき事由がある場合
権利行使の手段として恐喝した場合聾啞者
心神耗弱者
自首、または内部の不正告発
処罰不願または相当部分、被害回復された場合
基本的な生計・治療費などが目的の場合
犯罪収益の大半を消費せず、保有することもできなかった場合
消極参加
真剣な反省
刑事処罰の前歴がないこと
被害の回復に向けた真摯な努力

ついでに、加重される要素も見ておこう。

犯行を主導的に実行したり指揮した場合
不特定または多数の被害者を対象にしたり、相当な期間にわたって反復的に犯行をした場合
犯行の手口が非常に不良の場合
被害者に深刻な被害を引き起こした場合
犯行に脆弱な被害者
被指揮者への教唆
同種累犯
2人以上が共同して犯行を行なった場合
計画的な犯行
非難されるべき犯行動機
犯罪収益を意図的に隠匿した場合
犯行後、証拠資料の隠ぺい、または隠ぺいの試み
異種累犯、累犯に該当しない同種実刑前科(執行終了後10年未満)

これらの条件を総合的に考えると、イ・ジヨンとダヒは、かなり善処してもらった、とみることができるだろう。

ここで、思い出すのは、ハン・ヒョジュの脅迫事件。
これは、ここに記事にしてあります。

■イ・ビョンホン脅迫事件(3)
4)なんとハン・ヒョジュも、プライベート写真で強請(ゆす)られていた
http://seouljinseigekijo.com/?page_id=216

この事件では2014年1月14日にソウル中央地裁が下した判決。

ハン・ヒョジュの父に「娘のプライベート写真を流布する」と4億ウォン(約4000万円)を要求して脅迫した疑い(恐喝)で起訴された元マネージャーのイ容疑者(30)氏と在宅起訴されたファン容疑者(30)、ユン容疑者(37)に対して、それぞれ懲役6カ月執行猶予2年、懲役8カ月執行猶予2年、懲役10カ月執行猶予2年の判決を下した。

裁判所は「疑いはすべて認められるが、写真原本がすべて回収され、被害者の父親のハンさんと容疑者が和解した点を考慮し、このような判決を下した」と明らかにした。

この事件と比較してみると、どうだろうか?
まず、50億と4億、要求金額にかなりの差がある。

4億の場合、上の量刑委員会量刑基準表によると、量刑は基本が1年6月 ~ 4年、軽減されると10月~3年、加重されたら3~7年となっており、量刑にも大きな差がある。

それから、ハン・ヒョジュの事件のときは、被害者だった彼女の父親が、加害者たちと和解したことが大きい。軽減要素の「処罰不願または相当部分、被害回復された場合」に当たる。

今回のイ・ビョンホンの事件では、両者の対立が激しく、和解などできる状態ではなかった。

それから、これは、ぼくの推察だが、あの5日のディスパッチのスクープで、イ・ビョンホンがイ・ジヨンと交わしたSNSメッセージの内容を、イ・ジヨン側が一方的に公開したことが影響したのではないかと思う。

判決でも「特に判決を前にSNSメッセージの内容までマスコミに公開し、被害者は非難に苦しむなどの被害を受けた」とされた。加重要素の被害者に深刻な被害を引き起こした場合」に当たるだろう。

実際、これによりイ・ビョンホンは大変なダメージを受けた。「ロマンチック」は流行語になり、あっちこっちで揶揄されている。

ぼくは思うんだが、これ(SNSメッセージの内容をマスコミに公開)をやっていなければ、執行猶予が付いたのではないか、それくらい影響したのではないだろうか。

イ・ビョンホン側は、強硬な態度を貫いた場合、相手側から、こういうこともやられる可能性がある、とは想定していなかったのだろうか? それとも、それも覚悟のうえで「絶対に和解しない」「許さない」と決心していたのだろうか?

いずれにせよ、これ(SNSメッセージの内容をマスコミに公開)によって両者ともに痛手を負った(これをしたことによって被告らに執行猶予が付かなかったとすればの話。執行猶予うんぬんが関係なければ、被告らには特に被害はない)もちろん、比較をすれば、イ・ビョンホンの受けたダメージがはるかに大きい。

得したのは芸能メディアのディスパッチのみ。

イ・ビョンホンはディスパッチを「公言通り」訴えるのだろうか?

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